だんじり中に膝を痛められた患者さん
2012/10/04
今日の午後に、先日だんじりの最中に足を滑らせて膝を捻って痛くなったと言う患者さんが来院されました。
なんでも、だんじりの後ろのテコの部分を持っていて動かす際に足を滑らせて膝を痛めたそうです。
最初は痛くて次の日に整形外科に行ったそうですが 整形では、まずレントゲンをとりました。しかし、レントゲンには異常がなかったので膝の 半月板・内外側の側副靭帯・前十字靭帯の検査を行い内側半月板に少し損傷があるかもしれないと言われました。
言われたけど、とくに治療は無しで痛み止めの薬とシップを渡され終了でした。
どうにも痛みが引かないと悩んでいたら、たまたま遅くまで空いていた整骨院(当院)があったので入ってこられたそうです。
検査をして診てみると、半月板の損傷が検査上あまりでなくてそれよりも股関節と骨盤に問題がありました。
痛みがあってびっこを引いていると、その上の関節、すなわち股関節・骨盤の捻じれ・不安定が起こり、それが原因で下腿部(ふくらはぎ)に異常なハリ感が出ていました。
さらにびっこを引いていたので、膝関節の裏の膝窩筋・足底筋という筋肉の異常緊張がありました。この膝窩筋という筋肉の異常緊張があると、膝の曲げ伸ばしの際にスムーズに動かなくなり痛みやツッパリの原因になってしまいます。
ですので、今日の施術は、まず歪んだ骨盤をもとに戻してから股関節を正しい位置に戻し、そして、膝関節の裏の膝窩・足底筋の
緊張をとっていきました。
そして最後に今日の状態を維持するためのテーピングを貼りました。
施術後は、屈伸もスムーズにできるようになりましたが今週末にだんじりの本番があるとのことなので再発するかもしれないので、冷却と施術をきちんと受けに来てくださいと言って終了しました。
でも、だんじりがある人に、動くのは悪いから安静にしなさいというのは無理ですよねー。
ですので逆に僕は、動いてもきちんとまた戻してあげるから腫れないように冷却だけはしっかりやってくださいねと指示しました。
関節のゆがみやずれはなんとかできますが、腫れているものをとってくれというのは魔法でも使わない限り無理です。
ですので、痛みを抑えたい・症状を悪化させたくないとお考えの方はまず運動後の冷却を心掛けてください。そのあとの関節のゆがみは任せてください。
僕が戻していきますので。
痛みでお悩みの方・お困りの方は一度当院までご相談ください。