ゴルフのラウンド中に足の捻挫をされた患者さん
2012/09/03
先日、ゴルフのラウンド中に足を捻って痛めた患者さんが来院されました。
足の捻挫は、意外と軽く見られがちですが、実はきちんと治しておかないとあとあとたいへんな症状だというのはしっていましたか?
なぜ大変かというと、足というのは常に動く時に接地します。
その接地する足の動きが悪くなると、歩き方が悪くなります。
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歩き方が悪くなると骨盤、股関節を含めたバランスが悪くなります。
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バランスが悪くなると筋肉の負担が大きくなります。
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すると、疲労が溜まりやすくなります。
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疲労が溜まりやすいと常にしんどい・だるいという症状が出ます。
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そして自分の限界を超えると痛みが出ます。
こういうサイクルでどんどん症状が悪化していきます。
ですので、身体のバランスを整えようとするなら骨盤の安定は必要ですが、立位になった際に接地している足の動きが悪ければいつまでたっても安定しません。
たいてい足の捻挫をすると、しばらくは腫れますが、その腫れもほっておいてもそのうち無くなります。
その時点で治ったと思う方が多いですが、実際は腫れが引いただけで治っていません。
一度ねじれた関節は、勝手に治ることはないのです。
ですので、足の捻挫を甘く見ないできちんと治しましょう。