【歳だから治らない!?】…というのは本当?
2017/11/04
よく病院で、「それは歳のせいだから良くなりません」とか言われた経験はありませんか?これはお医者さんがよく言うセリフです。しかし私は100歳でもよくなっている方を今までに何人も診てきました。
もちろん治るスピードは若い人に比べたら遅くなるのは事実です。それもそのはず。代謝が歳を重ねるにつれて悪くなっていくのですから。
しかし、歳をとって髪の毛は伸びるし爪も伸びます。きちんと成長しているのです。成長するということは代謝は起こっているのですから修復機能も当然備わっています。
ですので、歳だから良くならない…というのは嘘で、ただその方の実力不足だと思っています。
当院にも先日75歳オーバーの患者さんが来院されました。主訴は腰痛と膝痛。趣味のダンスやゴルフをしても傷まないようにしたいということで通院されています。現在4回目の治療が終了しましたが、起床時の腰痛は消失。運動痛も消失。膝痛は若干残存するも運動時の痛みは消失。
もし本当に歳が原因で治らないのであれば、この患者さんも治らないことになります。しかし、4回の治療だけでもここまでよくなっています。
人によっては治るスピードも痛みの程度も違いますが、治らないはずがありません。
治療しても治らないのであれば、原因は大きく2つ。
治療で原因をきちんと取り切れていないか、生活習慣に問題があって原因を作っているかです。
痛いから薬でごまかすのも方法の1つとしてはいいのかもしれませんが、少なくとも、今まで薬を常用している方でどんどん良くなっている方を見たことがありません。
薬は言い方を悪く言うと、その場しのぎのごまかしです。
本当によくなりたいのであれば、原因をきちんと取り除いて、正しい姿勢で動く訓練をし、反復する必要があります。
1回で魔法みたいによくなることはあり得ません。1回でよくなりたい!という方やその場だけよくなればいい!という方には当院は向いていないと思います。
私が、保険診療をやめて自由診療をなぜ始めたかというと、根本からあなた自身の状態を改善したいという思いがあるからです。
この思いで治療を行うには、毎回全力で治療に取り組む必要があります。こちらが全力で治療をしようと思っているのに、あなた自身がとりあえず治療を受けてみよう…といった甘い考えで来院されてはこちらのモチベーションも下がってしまいます。
治療を私だけ頑張ればいいというものではありません。あなたがこれから使っていく体です、ご自身でもきちんと手入れの方法も覚えて、きちんと大切に使っていく必要があります。
あなたが自分の体を大切に使っていきたいのであれば、私はその協力を惜しみません。ご自身の体です。最後まで大切に動かして使っていくためにもきちんと手入れされてみてはいかがでしょうか?