野球の練習でスネの痛み(シンスプリント)が発症した小学6年生
2017/04/21
新学期を向かえ最上級生になったので試合に出ることも増え、練習もがんばりすぎたため痛みがでて入れない…という訴えで来院されました。
あまりにも痛みが強いので、当院に来院される前にまず整形外科を受診したそうです。レントゲンの結果、「練習のしすぎによる疲労骨折」と診断されました。
当然練習は中止するよう言われ、2週間練習をしないでひたすらシップ(モーラステープ)を張っていたそうです。(治るわけないですよね…)
この2週間の間に1週間ごとにレントゲンを撮り変化がないため痛み止めを処方されたので知り合いに紹介してもらい来院されました。(レントゲンの撮りすぎ)
まず現状の確認をしたところ、歩行痛はあまりないものの、少し小走りしたりジャンプすると痛みが強く、とてもじゃないけど練習ができない。2週間後に大会があり試合に出たいので何とかして欲しいということでした。
まず検査をしたところ、腰と股関節・膝関節・足関節に両側とも異常がありました。
ちなみに患部は右でしたが、左も疼痛や圧痛がありました。
まず痛みの原因となる関節の歪みを整えたところ、これだけで痛みが軽減していました。軽くジャンプするぐらいでは疼痛は消失していました。
当然、押さえたりすると痛みはまだ残っているので、次に軟部組織の治療を行いました。すると圧痛はほぼ消失、ジャンプしたり小走りぐらいでは痛みはなくなりました。
しかし、炎症はまだ残っているのでしっかりと取り除くよう指導して終了しました。
運動をすると、必ず熱量が発生します。
状態が良いときや身体に余裕があれば自分で処理できるのですが、調子が悪いときやゆがみがあり動きが悪いときは熱処理能力が低下しているため、放っておくとどんどん患部に熱量が蓄積していき、限界を超えた時点で援用となってしまいます。
そうならないためにも、普段から冷却の習慣を作り、痛みの出にくい身体にしておく必要があります。炎症さえ抑えてくれれば、定期点検(メンテナンス)で十分対応可能です。
痛みが出にくい身体を作るには、習慣の是正・ケアが必要になります。
身体のメンテナンスを希望の方や、ケア方法を知りたい方はご相談ください。