オスグッド病について
2023/05/30
小中学生のスポーツをしている子に多い、膝が痛いというとよく言われるオスグッド病。病院を受診するとレントゲンを撮り、骨に異常がなければ「成長痛ですね。」と言われシップを渡され終了。
確かに成長期の子に多い症状というのは事実ですが、ではスポーツをしている成長期の子が全員起こるかというとそんなことはないです。
実はオスグッドにも原因があります。
それは関節の歪みと筋肉の過緊張が合併した状態です。
筋肉は骨についているので、骨の歪み(捻挫)が起こると、筋肉の過緊張が起こります。
そのため太ももの筋肉を緩めても、その場は少しマシになりますが過緊張している原因が取れていないためすぐに元に戻ります。
この関節の歪みを取り除くことがオスグッドの治療において最重要になります。そのあとは過緊張している筋肉を緩めて、炎症が起こっている個所を冷却していくことで炎症は沈静していくので、症状は改善していきます。
原因を取り除いても激しい運動を行なえば再発することも十分考えられるので、スポーツをしながら良好な状態にしていくにはある程度時間もかかりますが、これを繰り返すことで症状は改善していきます。
オスグッドに限らずスポーツ障害の大半は関節の歪みを合併していますので、レントゲン上に問題がなくても異常が起こっていることがほとんどです。
安静にしていてもなかなか改善しない症状は関節の歪みが内在していると考えるべきでしょう。
なかなか改善しない症状でお困りであればご相談ください。