出産後の尿漏れが起こる理由
2023/06/23
堺市なかもずにある中林整骨院です。
今回は出産後の尿漏れについて説明したいと思います。
出産後から尿漏れで困っている…という方は意外と多く、当院でもよく相談を受けます。
尿漏れの原因の1つとして骨盤底筋の低下が考えられているため、病院やクリニックでも骨盤底筋を鍛えなさいというのを支持されたことがあるかもしれません。
骨盤底筋の鍛え方は、代表的なものが「腹式呼吸」ですが、息を吐くときにおへその下(丹田と言われるところ)を意識してへこませる方法があります。 確かにこのトレーニングは有効で、当院でも推奨しています。しかし、この「腹式呼吸」で骨盤底筋を鍛えても尿漏れがなかなか解消しないケースがあります。
それは筋肉が付着している関節の不安定が強く残っているからです。出産後は体力や筋力の低下がみられますが、それ以上に関節の不安定(当院ではこの不安定を【緩み】と呼んでいます)が強く起こっています。
陣痛が始まる時に、関節が緩むホルモンが分泌されて赤ちゃんが下がってくると関節が広がっていきます。この広がりが大きくなることで赤ちゃんが出てくるスペースをつくり出産ができます。
関節とは、骨と骨が連結しているところをいいますが、多くの筋肉はこの関節をまたいで骨に付着しています。
ということは筋肉の強化も必要ですが、それよりもまず先に関節を整えて安定させる必要があります。
当院では、妊娠中・出産後の骨盤や全身の関節の緩みや歪みを整えることができます。
産前産後の症状でお困りであれば、臨床経験25年以上の院長が責任をもって施術しますのでご相談ください。