なぜ天気が悪くなると頭痛がでるのでしょうか?
2015/04/16
当院に来院されている患者さんの中にも頭痛でお悩みのかたがいますが、天気が悪くなると頭痛がでるという方がいます。
ではなぜ天気が悪くなると頭痛がでるのでしょうか。
この原因の一つに【大気圧】の問題が考えられます。
大気の圧力と言ってもピンと来ないかもしれないので例をあげたいと思います。
水の中に潜ると【水圧】がかかります。この水圧というのは水深が深くなればなるほど高くなります。深海魚は普段深いところにいるのでとても強い水圧がかかっています。
魚屋さんで見る深海魚は目玉が飛び出していることがありますが、これは魚にかかっていた圧力が下がった結果、膨張して目玉が飛び出すのです。
大気圧は目に見えませんが、身体の周りに覆っている空気の圧力のことです。
天気の良い日(高気圧)は圧力が強く、天気の悪い日(低気圧)は圧力が低くなります。
圧力が低いということは、身体の周りを覆っている空気の圧力が下がるため膨らもうとします。
人間は外からの圧力にはある程度耐えれますが、内から広がろうとする力には弱いのです。
肩が凝った時や痛みがでた時に痛いところを手で軽く押さえてあげると痛みが軽減した経験があると思いますが、これは自分で圧力を加えて膨張を抑えているのです。
天気が悪くなり頭痛がでるのはこのような原因が考えられます。
しかし、天気が悪くても痛みのない方は大勢います。
ということは、天気が悪いから痛いのではなく、気圧の変動ですら耐えることができないぐらい身体に余裕がないため痛みがでるのです。
他にも原因は考えられますが、身体の歪みを解消することで天気のせいで頭痛がなくなったという方もいるので、頭痛でお悩みのかたはご相談ください。