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シーバー病って安静にするしか改善方法はないのでしょうか?
小学4年生のお子さんがシーバー病と診断され改善しないということでメールでお問い合わせをいただきました。

質問された方の了承を得たので、当院が考えるシーバー病についての解説を共有したいと思います。
シーバー病って安静にするしか改善方法はないのでしょうか?
お世話になります。小学4年生の息子についてご相談があります。
息子は野球チームに所属していますが、3か月前から左足の踵が痛むようになり、病院を受診したところシーバー病と診断されました。現在も踵を触ると痛がり、歩くときも痛みがあるため、大好きな野球ができない状態が続いています。
朝起きたときから痛みがあり、学校では階段の上り下りも辛そうにしています。友達と休み時間に遊ぶときも思い切り走れず、体育の授業も見学することが増えてきました。帰宅後も痛みのため外で遊ぶことも難しく、家でゲームをすることが増えてしまいました。何より、チームの練習や試合に参加できないことで、息子自身がかなり落ち込んでいて、「もう野球できないのかな」と心配しています。
病院では「安静にして様子を見るしかない」と言われ、湿布を処方されただけでした。でも、それだけで本当に良くなるのか不安です。
シーバー病はどのような原因で発症するのでしょうか?成長期の問題だけでなく、足の使い方や姿勢、体の柔軟性などに問題があるのでしょうか?息子の場合、どんな原因が考えられますか?
また、整体院での施術は効果がありますか?そちらを受診すると改善する可能性はありますか?
息子には早く痛みから解放されて、好きな野球に戻ってほしいと思っています。お忙しいところ恐縮ですが、アドバイスをいただけますと大変助かります。
よろしくお願いいたします。
当院からの返信内容

こんにちは。中林整骨院・なかもず院の中林佑樹です。お子さんの足のケガ、とても心配ですよね。私にも野球をしている息子がいるので、お気持ちはよくわかります。
今回は、当院が考えるシーバー病の原因や改善方法をお伝えしたいと思います。
一般的考えられるシーバー病の原因
成長期のスポーツをしている子どもを悩ませる踵の痛み「シーバー病」。
一般的には、成長期の子どもの踵の痛みは、骨の成長スピードに筋肉が追いつかないことが主な原因で、スポーツでの反復動作が引き金になるケースが多く、特に野球のダッシュやジャンプ動作で負荷が集中しやすい特徴があると言われています。
当院が考えるシーバー病の3大要因
多くの方が「使い過ぎ」や「成長痛」だけが原因だと考えがちですが、実際には複合的な要素が関わっています。当院が治療した1000症例以上の分析から、特に影響の大きい3つの要因を特定しました。
骨格バランスの乱れ
成長期の骨格は日々変化しています。特に骨盤の歪みが下肢全体のバランスを崩し、踵への過剰な負荷を生み出します。野球の投球動作や打撃姿勢のクセが、思わぬ形で足部に影響を与えるケースが少なくありません。
感覚神経の異常
骨格の歪みが強くなることで神経異常が起こり、改善スピードが低下し症状を長期化させています。当院で行う特殊検査で、健側と比べて神経異常が強く出ている場合、症状が改善するのに時間がかかってしまうことを確認しています。この状態では安静にしても痛みが持続しやすい特徴があります。
筋膜連鎖の乱れ
骨格の歪み・神経異常が長期化すると、足底だけでなく頭部まで繋がる筋膜ネットワークの緊張が、踵痛を悪化させることが判明しました。そのため、患部だけの筋肉をマッサージしてもなかなか改善しないのはこのためです。
早期回復を実現させるためには
上記でも記載した通り、骨格の歪み、神経異常の改善、筋、筋膜のアプローチを行う必要があります。まずは骨格の歪みを整え、神経の流れを整え、筋膜の異常緊張を取り除き、患部の炎症を取り除く。
これに尽きます。
あとは再発しないように経過観察を行っていくことで症状は改善していきます。ストレッチも必要ですが、ここまで痛みが強く出ている場合、ストレッチだけでは改善することはかなり困難です。
シーバー病は適切な対応で確実に改善できる症状です。諦めずに正しい治療法を選択することが、早期回復への近道と言えるでしょう。早期に改善させるためにも当院の施術を是非受けに来てみてください。
当院であなたのお悩みに対応可能どうかを5秒で調べることができる症状検索ページもご活用ください。