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出産後より腰や首の痛みでお困りの方からメールでお問い合わせをいただきました。
意外と多い問い合わせですので、解説を加えたうえで共有したいと思います。
お世話になります。産後の体調についてご相談したくてメールさせていただきました。
私は最近出産を経験し、それ以来腰や首の痛みに悩まされています。以前はそれほど気にならなかったのですが、出産後から徐々に痛みが増してきました。特に長時間赤ちゃんを抱っこしたり、授乳姿勢を保ったりすると痛みが強くなります。また、睡眠時間も短いためか、朝起きた時の体のだるさや痛みで日中の生活にも支障が出始めています。
現在の状態で治療は必要でしょうか。それとも、時間が経てば自然に改善するものなのでしょうか。もし施術なら施術の頻度や期間についても知りたいです。
専門家の方のご意見をお聞きしたいです。どうぞよろしくお願いいたします。
こんにちは。中林整骨院・なかもず院の中林佑樹です。今回は、多くの方から質問をいただく「産後の骨盤矯正」について、その必要性と効果をお伝えしたいと思います。
出産は女性の体に大きな変化をもたらします。特に骨盤周りの変化は顕著で、放置すると長期的な健康問題を引き起こす可能性があります。
出産後の骨盤というのは大きく離開し関節がうまく動いていない状態です。これを放置すると、腰痛や姿勢の悪化、さらには内臓機能の低下など、様々な健康問題につながる恐れがあります。
骨盤矯正は、これらのリスクを軽減し、骨盤とその周囲の筋肉を適切な位置に戻す効果があります。つまり、産後の快適な生活を送るための基盤を固めることにつながるのです。
骨盤矯正には、以下のような効果が期待できます。
まず、体形の回復です。骨盤周りの筋肉と靭帯が正しい位置に戻ることで、腹部が引き締まり、産前の体形に近づくことができます。
次に、姿勢の改善です。骨盤が適切な位置に戻ることで、背骨のアライメントが整い、全身の姿勢が改善されます。
その結果、腰痛や骨盤痛の軽減も期待できます。骨盤自体が安定することで、神経の流れが正常になり、自分で治ろうとする自然治癒力が最大限発揮されることで、痛みの軽減にもつながります。
骨盤矯正のタイミングは非常に重要です。一般的に、産後できるだけ早い段階で始めることが推奨されますが、具体的なタイミングは出産の方法や個々の体の回復状態によって異なります。
自然分娩の場合、通常は産後4〜8週間後から始められることが多いです。一方、帝王切開の場合は、傷の治癒を優先し、医師の許可が出た後に始めることが多いです。
産後1ヶ月目以降から半年までにするのが最も効果的だと言われています。この時期に骨盤矯正を行うことで、早めの改善が見込めます。
もちろん、帰省されている方や症状が強い方の場合は、退院されてからすぐ来院される方もいますのでいつから骨盤矯正を行わなければいけないという決まりはありませんが、症状が強ければすぐに、そうでなければ1ヶ月は自宅でゆっくりされてからでいいのではないかと思っております。
自宅でも簡単にできる骨盤矯正エクササイズがあります。例えば、骨盤底筋のトレーニングです。
骨盤底筋トレーニングは、座っているか横になった状態で行います。骨盤底筋を締めるように意識し、数秒間キープしてからリラックスします。
骨盤底筋のエクササイズは、日常生活の中で無理ない程度行うようにしてみて下さい。
骨盤矯正は、エクササイズだけでなく日常生活の中での習慣も重要となってきます。例えば、正しい姿勢を心がけたり、長時間同じ姿勢をしないように心がける、といったことです。
座るときは骨盤を立てて座る習慣をつけ、立つときは足を肩幅に開いて膝に手を当てて立つように意識してください。子供を抱き上げる際は、膝を曲げてから持ち上げるようにし、腰への負担を減らすことも大切です。
長時間の同一姿勢は、腰だけでなく頚にもストレスがかかるので、時間をきめて姿勢を変える習慣を作って下さい。
産後の骨盤矯正は、単なる体形回復を超えた長期的な健康への投資です。適切なケアを行うことで、産後の回復を早め、将来的な健康問題を予防する効果が期待できます。
産後の健康と快適な生活のために、ぜひ骨盤矯正を受けてみてください。
当院であなたのお悩みに対応可能どうかを5秒で調べることができる症状検索ページもご活用ください。