
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
むちうちのめまい検査、何科で受ける?通院中に知っておきたいこと
交通事故のあと、「なんとなくフラフラする」「立ち上がったときにクラッとする」という感覚が続いていませんか?もしかしたら、そのめまいはむちうちからきているサインかもしれません。
「大した症状じゃないから」と後回しにしてしまいがちなめまいですが、適切な検査を受けずに放置していると、慢性化したり後遺障害の認定に影響したりする可能性があります。
この記事では、堺市北区なかもずで中林整骨院を営む院長の中林が、むちうちによるめまいが起きる仕組み、どんな検査を受けるべきか、そして通院中に意識してほしいことをできるだけわかりやすくお伝えしていきます。




交通事故後のめまいは「気のせい」で終わらせてほしくない症状のひとつです。早めに正しい検査を受けることが、あなたの体と権利を守ることに直結します。一人で悩まずに、ぜひ読んでみてください
むちうちとは、交通事故などの衝撃で首がムチのようにしなることで、頸椎周辺の筋肉・靭帯・神経にダメージが加わる状態です。首には無数の神経と血管が通っており、ここに問題が起きると、首や肩の痛みだけでなく、頭痛・吐き気・耳鳴り・めまいといった症状が全身に広がることがあります。
特に見落とされやすいのが、頸椎周辺の炎症が交感神経を刺激することで、内耳(三半規管)への血流が低下し、めまいが引き起こされるメカニズムです。これは「脳のめまい」や「耳のめまい」とは仕組みが異なり、むちうちに特有のめまいといえます。
「めまいくらいで大袈裟な」と思われることもありますが、日常生活に支障が出るほどつらいのは事実です。そして、このめまいを放置すると慢性化するリスクがあるため、早めに原因を特定することがとても重要になります。
また、事故直後にはめまいがなかったのに、数日後・数週間後から突然フラつきを感じるようになるケースも珍しくありません。「後から出てきた症状だから事故と関係ないのかも」と思ってしまうかもしれませんが、それは正常な反応であり、医学的にも説明される現象です。気になる変化があれば、すぐに受診することをおすすめします。
めまいの原因を正確に調べるには、複数の検査を組み合わせることが必要です。どの検査が必要かは症状の性質や経緯によって変わりますが、交通事故後に起きためまいでは、主に以下のような検査が行われます。それぞれが何を調べるためのものかを知っておくだけで、担当医や治療家との会話がスムーズになります。
まず最初に除外しなければならないのが、脳(脳幹・小脳)が原因のめまいです。交通事故の衝撃が強い場合には、脳挫傷や出血が起きている可能性があり、MRIやCTで確認します。
「病院でMRIを撮ったけど異常なしと言われた」という方も多いのですが、それは「脳以外に原因がある」というサインでもあります。MRIで問題がなかったからこそ、次のステップへ進むことが大切です。
内耳(三半規管)の働きを評価する検査で、外耳道に温水や冷水を入れて眼球の動き(眼振)を観察します。後遺障害の認定においてめまいを客観的に証明するためには、この温度眼振検査での有意所見が非常に重要とされており、耳鼻咽喉科で受けることができます。
むちうちによるめまいで後遺障害の申請を考えている方にとっては、特に欠かせない検査のひとつです。整形外科だけでなく耳鼻科への並行受診もぜひ検討してみてください。
平衡感覚そのものを数値や動作で評価する検査です。重心動揺検査は専用の機器の上に立って体の揺れを計測するもので、ロンベルグテストは目を閉じて両足を揃えて立つ動作でバランス保持能力を確認します。
これらの平衡感覚の評価は、「自分では気づいていないバランスの乱れ」を数値として可視化してくれるため、症状の程度を客観的に伝える根拠になります。通院中の担当医に相談してみる価値があります。
赤外線カメラを内蔵した特殊なゴーグルを使って眼球の動きを詳細に記録する検査です。めまいの種類(回転性・浮動性など)の判別や、内耳と脳のどちらに問題があるかの鑑別に役立ちます。
「ぐるぐる回る感じ」なのか「フワフワする感じ」なのかによって疑われる原因が変わりますので、自分のめまいの性質を言葉で整理しておくと受診がスムーズになります。
交通事故後のめまいで多くの方が迷うのが「どの病院に行けばいいのか」という点です。結論から言うと、整形外科と耳鼻咽喉科の両方への受診が理想的です。それぞれの役割を理解したうえで、上手に使い分けてみてください。
整形外科では、頸椎のレントゲンやMRIによる骨・神経の確認と、後遺障害診断書の作成が行われます。後遺障害の申請を視野に入れる場合、整形外科の受診歴は必須です。
耳鼻咽喉科では、内耳の状態や平衡感覚の評価を専門的に受けられます。特にカロリックテストは耳鼻科でしか受けられないため、めまいの症状がある方には非常に重要な受診先です。
整骨院・接骨院は、日々の痛みやこりの緩和、自律神経の調整、施術による根本改善を目的として活用するのが理想的な形です。ただし、整骨院は後遺障害診断書を作成することができないため、病院との並行通院が非常に重要になってきます。
なお、むちうちによるめまいと頭痛は密接に関連していることがあります。頭痛についての詳しい改善事例はこちらの症例報告もあわせてご覧ください。
「きちんと通院しているから大丈夫」と思っていても、記録の残し方や症状の伝え方によって、後から不利な状況になってしまうケースがあります。交通事故後の通院は、治療の継続と同時に「症状の記録の積み重ね」という意識を持つことがとても大切です。
診察のたびに「今日はめまいがある・ない」だけでなく、「いつ」「どんな動作のときに」「どの程度の強さで」起きているかを具体的に伝えるようにしましょう。これは医師のカルテに記録され、後に後遺障害の判断材料にもなります。
「先生に言うほどでもないかな」と遠慮してしまう方が本当に多いのですが、どんな小さな変化も言葉にして伝えることが、あなた自身を守ることに直結します。
当院では、症状がひとまず落ち着いたあとも、1〜2ヶ月は経過観察のために通院を続けることを推奨しています。なぜかというと、痛みが取れたからといって、身体の内部での回復が完了しているとは限らないからです。
特にむちうちの場合、表面的な痛みがなくなっても、頸椎周辺の筋肉や神経の回復が追いついていないことがあります。そのような状態で通院をやめてしまうと、ちょっとした動作がきっかけで症状が再燃したり、慢性化したりするリスクがあるのです。「治ったと思っていたのにまた痛くなった」という方を何人も見てきた経験から、私は経過観察の大切さを強く感じています。
後遺障害の認定においては、通院頻度も評価される要素のひとつです。「痛みが落ち着いてきたから」「仕事が忙しいから」という理由で通院が途切れると、「症状がなかった」と判断されるリスクがあります。
担当医や治療院と相談しながら、無理のない範囲で定期的に通院を続けることが重要です。
交通事故後の治療が続いている最中に、保険会社から「そろそろ示談を」と打診されることがあります。症状がまだ残っている状態での示談は、原則として避けるべきです。一度示談が成立してしまうと、その後に症状が悪化しても、原則として追加の補償を求めることができなくなります。
当院では、交通事故専門の顧問弁護士(漣法律事務所)と提携しており、トラブルになる前の段階からご相談いただくことが可能です。「弁護士に相談するのはハードルが高い」と感じている方も多いと思いますが、まず私に話しかけていただければ、つないでご対応することができます。
「保険会社の言っていることが正しいのかどうかわからない」「示談の話が出てきたけど、まだ症状が残っている」という場合は、ひとりで判断せずに早めにご相談ください。
むちうちによるめまいの厄介なところは、じわじわと慢性化するケースが多い点です。最初は気になっていたフラつきも、「こういうものかな」と体が順応していくことがあります。しかし、それは改善しているのではなく「感覚が鈍くなっているだけ」の場合も少なくありません。
私自身、小学1年生のとき交通事故で足の骨折を経験し、2か月の入院と4か月のリハビリを乗り越えた経験があります。あのとき感じた「治っていく実感」の大切さ、そして「早く適切な処置を受けることの重要性」は、今も施術への向き合い方に深く影響しています。だからこそ、「痛みや不快感をそのままにしないでほしい」と強く思うのです。
めまいが続いているなら、それはあなたの体が発しているサインです。「気のせいかも」「そのうち治るだろう」で終わらせず、きちんと向き合ってほしいのです。
中林整骨院・なかもず院では、むちうちによる首の痛みや頭痛、そしてめまいに対しても、根本原因から丁寧にアプローチしています。検査から施術まで院長である私が一人で担当しますので、毎回同じ目で状態を見てもらえるという安心感を多くの方にお伝えいただいています。
25年以上・10万人以上の施術経験の中で、「整形外科で治らないと言われた」という方が「またやりたいことができるようになりました」と笑顔で帰っていかれる場面を何度も目にしてきました。あなたにも、そういう未来が必ずあると信じています。
症状がつらいのに「どこに相談すればいいかわからない」「保険や手続きのことも含めて誰かに聞きたい」という方こそ、まずは気軽に声をかけてみてください。ひとりで抱え込まないでほしいというのが、私の一番の気持ちです。

