逆子

逆子とは

逆子とは、お腹の中の赤ちゃんが通常とは逆の向きになっている状態のことです。通常、赤ちゃんは頭を下にして子宮内にいますが、逆子の場合は頭が上で足やお尻が下を向いています。

医学的には「骨盤位」と呼ばれ、妊娠中期までは自然に治ることが多いものの、妊娠後期になっても治らない場合は出産時のリスクを考慮して帝王切開が選択されることが一般的です。

逆子の発生率は妊娠全体の約3～5％とされており、年間約80万人の出生数を考慮すると、毎年約2万4千～4万人の妊婦が逆子を経験していると推定されます。妊娠28週頃では約15％の胎児が逆子の状態にありますが、妊娠が進むにつれて自然に頭位に戻ることが多く、最終的に出産時まで逆子のままとなるのは全妊娠の3～5％程度となります。

早めの対策により、このようなリスクを回避できる可能性が高まります。妊娠期という特別な時期だからこそ、安心できる環境で適切な治療を受けることが重要です。

逆子の原因

逆子は難治性症状と言われているため、一般的な産婦人科では経過観察や逆子体操の指導が中心となりますが、当院には産婦人科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、逆子はひとつの原因で起こっているものではないということです。

逆子の原因として次のようなものが挙げられます。

逆子はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる状態です。子宮筋腫や子宮の先天的な形の異常により、赤ちゃんが正常な位置に収まりにくくなることもあります。

特に羊水過多や羊水過少により赤ちゃんの動きが制限されたり、前置胎盤など胎盤の位置に問題がある場合、赤ちゃんの正常な回転が妨げられることがあります。また、母体の冷えにより血流が悪くなると筋緊張が生じ、赤ちゃんが自由に動けなくなる可能性があります。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

逆子でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

逆子の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

経過観察

時間の経過とともに自然に治る確率は低下するため、結果的に選択肢が限られてしまう可能性があります。

逆子体操

効果についての科学的エビデンスが限定的で、つらい体勢を維持する必要があり妊婦さんの負担が大きくなります。

外回転術

常位胎盤早期剥離、一過性の胎児心拍低下、前期破水などのリスクを伴い、十分な説明と同意が必要です。

予定帝王切開

自然分娩を希望していた場合の精神的負担や、手術に伴う身体的負担、回復期間の延長があります。

逆子を改善するために

逆子の改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

逆子は、単に子宮内の問題だけではなく、骨盤の歪みや筋緊張、血流の状態、全身のバランスなども関係しています。

当院では、骨盤だけでなく、体全体のバランスを整えることで、逆子の根本的な改善を目指します。

また、日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、自然分娩に向けた身体づくりをサポートします。産婦人科での治療と並行して受けていただくことで、より高い効果が期待できます。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

逆子の改善には子宮内環境だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくに逆子の場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

逆子のQ＆A

逆子は自然に治りますか？

妊娠30週頃までは約85％の確率で自然に治ります。しかし週数が進むにつれて治る確率は下がり、36週以降では約5％の方が逆子のままとなります。

逆子の人がやってはいけないことは？

無理な逆子体操や過度な腹部への刺激は避けましょう。また、極端に冷たい飲み物の摂取や下半身の冷えを招く服装は控えることをお勧めします。

逆子治療は何週まで有効ですか？

28週以降に治療を開始するのが理想的で、36週頃まで効果が期待できます。ただし週数が進むほど治る確率は下がるため、早期の対応が重要です。

逆子だと必ず帝王切開になりますか？

日本では逆子の場合、安全性を考慮して予定帝王切開を選択することが一般的です。ただし施設によっては経膣分娩に対応している場合もあります。

逆子が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、逆子の根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、自然分娩を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていた自然分娩ができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

逆子のせいで、希望していた出産を諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。