
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。堺市北区中百舌鳥で治療院をしている中林です。妊娠が判明して嬉しい気持ちと同時に、「これから自分の体にどんな変化が起こるんだろう」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。当院には妊娠中のケアで相談に来られる方がたくさんいらっしゃるのですが、皆さん共通して「この症状は普通なのか」「いつまで続くのか」という疑問を持たれています。


妊娠期間は約10ヶ月ありますが、その間に体は目まぐるしく変化していきます。ホルモンバランスの変化や子宮の成長によって様々な症状が現れますが、多くは生理的な変化で心配のないものなんです。ただし中には注意が必要な症状もあるため、正しい知識を持っておくことが大切です。今回は妊娠中に起こりやすい症状について、時期別に詳しくお伝えしていきますね。


症状を理解しておくことで不安が軽減され、安心して妊娠生活を送れるようになりますよ
妊娠初期とは妊娠4週から15週までの期間を指します。この時期は受精卵が着床して急激にホルモンが分泌され始めるため、体に様々な変化が現れる時期なんです。特に妊娠5週から12週頃は症状が強く出やすく、日常生活に支障が出る方も少なくありません。当院に来られる妊婦さんからも「初期が一番辛かった」という声をよく聞きます。
この時期に最も多いのがつわりです。吐き気や嘔吐、食欲不振といった症状で、朝起きた時に特に強く感じる方が多いことから「モーニングシックネス」とも呼ばれています。食べ物の好みが変わったり、特定の匂いが受け付けなくなったりすることもあります。つわりの程度は本当に人それぞれで、軽い吐き気だけの方もいれば、水も飲めないほど重症化する方もいらっしゃいます。
つわりが辛い時は、無理に食事のバランスを気にする必要はありません。食べられるものを食べられる時に食べるという姿勢で大丈夫です。空腹になると吐き気が強くなることが多いので、少量ずつこまめに食べることをおすすめします。枕元に軽食を用意しておいて、起きる前に少し口にすると朝の吐き気が軽減されることもあるんです。
また、炭酸水や冷たい飲み物、酸味のあるものが受け入れやすいという方も多いです。生姜には吐き気を抑える効果があるとされているので、生姜湯や生姜入りの飴を試してみるのも良いでしょう。ただし、水分も摂れないほどの嘔吐が続く場合は脱水症状の危険があるため、必ず医療機関を受診してくださいね。
つわり以外にも、強い眠気や倦怠感を感じる方が非常に多いです。夜しっかり寝ているのに日中も眠くて仕方ない、体が重くて動くのが辛いという状態になることがあります。これは妊娠を維持するために分泌されるホルモンの影響で、体が赤ちゃんを守るために休息を求めているサインでもあるんです。無理をせず、休める時は横になって体を休めることが大切です。
頻尿も初期から現れやすい症状の一つです。子宮が少しずつ大きくなり始めるため膀胱が圧迫され、トイレが近くなります。また、ホルモンの影響で腸の動きが鈍くなり便秘に悩まされる方も多いです。便秘対策としては水分をしっかり摂ること、食物繊維の多い食事を心がけることが基本ですが、市販の便秘薬の中には妊娠中に使えないものもあるので注意が必要です。
妊娠中期は妊娠16週から27週までの期間で、安定期とも呼ばれる比較的過ごしやすい時期です。多くの方はつわりが治まり、お腹もそれほど大きくなっていないため、動きやすく体調も安定してきます。ただし、この時期ならではの症状も現れてくるので、引き続き注意が必要なんです。
この時期に最も多い訴えが腰痛や背中の痛みです。お腹が大きくなり始めると体の重心が前に移動するため、それを支えようと腰や背中に負担がかかります。また、妊娠中は出産に備えて骨盤周りの靭帯が緩むため、骨盤が不安定になって痛みが出やすくなるんです。当院に来られる妊婦さんの中でも、この時期から腰痛を訴える方が急増します。
妊娠中の腰痛対策として、まず姿勢を意識することが大切です。反り腰にならないように気をつけ、立っている時は両足に均等に体重をかけるようにしましょう。座る時は背もたれを使い、足を組まないようにすることも重要です。適度な運動も効果的で、マタニティヨガやウォーキングなどがおすすめです。
当院では妊婦さんの体に精通した施術を行っており、骨盤の歪みを整えることで腰痛を軽減させることができます。妊娠週数や体の状態に合わせた安全な施術で、多くの妊婦さんが楽になったと喜んでくださっています。痛みを我慢し続けると出産時にも影響が出ることがあるので、早めの対処が大切なんです。
足のむくみも妊娠中期から現れやすい症状です。血液量が増加することや、大きくなった子宮が血管を圧迫することで、足に水分が溜まりやすくなります。夕方になると靴がきつくなったり、足がパンパンに張った感じがしたりします。長時間同じ姿勢でいることを避け、こまめに足を動かすことや、寝る時に足を少し高くすることで改善されることがあります。
貧血の症状も中期以降に多くなります。赤ちゃんに栄養を送るために血液量は増えるのですが、赤血球の増加が追いつかないため、貧血になりやすいんです。動悸や息切れ、めまい、倦怠感などの症状が現れます。鉄分を多く含む食品を積極的に摂ることが大切ですが、食事だけでは不十分な場合は医師から鉄剤が処方されることもあります。
妊娠後期は妊娠28週から出産までの期間です。お腹がかなり大きくなり、赤ちゃんの重さも増してくるため、体への負担が最も大きくなる時期と言えます。日常動作も大変になってきますが、もう少しで赤ちゃんに会えると思って頑張りましょう。この時期特有の症状もいくつか現れてきます。
お腹が大きくなると横隔膜が押し上げられるため、息切れや動悸を感じやすくなります。少し動いただけで息が上がったり、階段を上るのが辛くなったりします。また、子宮が胃を圧迫するため、胸やけや胃のつかえ感を訴える方も多いです。一度にたくさん食べられなくなるので、少量ずつ何回かに分けて食事を摂ることをおすすめします。
妊娠後期になると、お腹の張りを感じることが増えてきます。これは子宮が収縮する現象で、出産に向けての準備とも言えます。ただし、規則的な張りが続いたり、強い痛みを伴ったりする場合は早産の兆候の可能性があるため、すぐに医療機関に連絡してください。横になって休むと治まる程度の張りであれば様子を見ても大丈夫です。
また、足がつる症状も後期に多くなります。特に夜寝ている時に突然ふくらはぎがつって目が覚めるという経験をする方が多いです。これはカルシウムやマグネシウムなどのミネラル不足や、血行不良が原因と考えられています。ストレッチやマッサージで予防することができますし、つった時はゆっくりと伸ばすことで痛みが和らぎます。
妊娠後期になると、赤ちゃんが下がってきて膀胱がさらに圧迫されるため、頻尿がひどくなります。トイレに行ったばかりなのにまた行きたくなる、夜中に何度もトイレで起きるということが増えてきます。また、くしゃみや咳をした時に尿が漏れてしまうという尿失禁に悩む方も少なくありません。これは骨盤底筋が緩んでいることが原因です。骨盤底筋を鍛えるエクササイズを行うことで、症状を軽減できることがあります。
妊娠中の症状の多くは生理的な変化で心配のないものですが、中には注意が必要な症状もあります。性器出血は妊娠中のどの時期でも注意が必要です。少量の出血でも流産や早産、常位胎盤早期剥離などの可能性があります。特に鮮血が出た場合や、出血が続く場合は緊急性が高いので、すぐに医療機関に連絡してください。
また、持続する強い腹痛や、横になっても治まらないお腹の張りも危険信号です。切迫流産や切迫早産の可能性があるため、早めの対応が必要になります。妊娠後期には胎動の変化にも注意が必要です。いつもより胎動が少ない、感じなくなったという場合は、赤ちゃんに何か問題が起きている可能性があります。
持続する激しい頭痛や目がチカチカする視覚異常、急激な体重増加やひどいむくみは、妊娠高血圧症候群の兆候かもしれません。これらの症状は母体と胎児の両方に影響を及ぼす可能性があるため、必ず医師に相談してください。自己判断で様子を見ることは危険です。
妊娠中は様々な症状に悩まされることがありますが、「妊娠中だから仕方ない」と我慢する必要はありません。適切なケアを受けることで症状を軽減し、より快適なマタニティライフを送ることができるんです。当院では妊娠各期の体の変化を理解した上で、国家資格を持つ院長が一人ひとりの状態に合わせた施術を行っています。
特に腰痛や肩こり、骨盤の歪みなどは、放置すると出産時や産後にも影響することがあります。妊娠中から体のバランスを整えておくことで、出産がスムーズになったり、産後の回復が早くなったりすることも期待できます。また、姿勢分析や関節可動域検査などの詳しい検査により、症状の根本原因を特定してアプローチしていくため、その場しのぎではない改善が可能なんです。
妊娠中は体だけでなく心も不安定になりやすい時期です。症状への対処法がわからず不安を感じている方、どこに相談すればいいか迷っている方は、一人で抱え込まずにいつでも当院にご相談ください。妊娠は人生の中でも特別な時期ですから、その貴重な時間を少しでも快適に過ごせるよう、全力でサポートさせていただきます。あなたとお腹の赤ちゃんが健やかに過ごせるよう、一緒に乗り越えていきましょう

