
院長:中林お気軽にご相談ください!

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こんにちは、堺市北区中百舌鳥にある中林整骨院の中林です。最近、むちうちの患者さんから「自宅でもできることはありませんか」というご質問をよくいただきます。治療院での施術だけでなく、ご自宅でもケアをすることで回復が早まることは確かです。


ただし、むちうちの場合、時期によってやっていいことと悪いことがあるんですね。今日は、私の臨床経験25年以上の知識と10万人以上の施術実績から、むちうちに効果的なストレッチ方法と、実践する際の注意点についてお話しさせていただきます。


ストレッチは回復期に入ってから行うことが大切です。急性期に無理をすると悪化してしまうので、タイミングを見極めましょう
むちうちになると、首や肩まわりの筋肉が緊張して硬くなってしまいます。これは体が防御反応として痛みのある部分を守ろうとするためなんですね。しかし、筋肉が硬いままだと血流が悪くなり、痛みや可動域の制限が長引いてしまいます。
適切なストレッチを行うことで、硬くなった筋肉をほぐし、血液の流れを良くすることができます。血流が改善されると、筋肉に酸素や栄養が届きやすくなり、回復が早まります。また、筋肉の柔軟性が向上することで、首を動かせる範囲が広がり、日常生活への復帰もスムーズになるんです。
ただし、ここで大切なのは「時期」です。むちうち直後の急性期にストレッチをすると、かえって炎症を悪化させてしまう可能性があります。ストレッチは必ず回復期に入ってから行うようにしてください。
「いつからストレッチを始めていいですか」というのは本当によくある質問です。一般的には、事故から2週間程度経過して、強い痛みや炎症が治まってきた段階が目安となります。ただし、これは個人差が大きいため、必ず医師や柔道整復師の指示に従ってください。
急性期(受傷直後から数日間)は、首の組織に炎症が起きている状態です。この時期は安静が第一で、無理に動かすと症状が悪化します。炎症が治まって回復期に入ってから、少しずつストレッチを始めることで、効果的に回復を促すことができるんですね。
ここからは、自宅で簡単にできる効果的なストレッチを5つご紹介します。どれも特別な道具は必要なく、椅子に座ったままできるものばかりです。痛みのない範囲でゆっくりと行うことがポイントですよ。
椅子に座った状態で、背筋をまっすぐに伸ばします。右手を頭の左側に回して置き、ゆっくりと右側に倒していきます。左側の首から肩にかけての筋肉が伸びているのを感じながら、20秒キープしてください。反対側も同様に行い、左右3回ずつ繰り返します。
このストレッチは首の側面にある筋肉をほぐすのに効果的です。ポイントは、無理に引っ張らずに、筋肉の重みで自然に伸びるのを待つこと。呼吸は止めずに、ゆっくりと深く呼吸しながら行ってくださいね。
椅子に座り、顎を引きながらゆっくりと首を前に倒していきます。首の後ろから背中の上部にかけて伸びるのを感じながら10秒キープします。次に、顎を軽く上げながら首を後ろに倒し、10秒キープしてください。前後3回ずつ繰り返します。
前に倒す時は、無理に頭を押さえつけないこと。後ろに倒す時は、反らし過ぎないように注意してください。首の前後の筋肉バランスを整えることで、姿勢も改善されていきます。
両手を肩の上に軽く置きます。肘を大きく回しながら、肩甲骨を寄せたり離したりする動きを行います。前回しと後ろ回しを各10回ずつ行ってください。肩甲骨がしっかり動いているのを意識することが大切です。
実は、むちうちの症状は首だけでなく、肩甲骨の動きとも深く関係しています。肩甲骨の動きが悪くなると、首や肩の動きにも制限が出てしまうんですね。このストレッチで肩甲骨周りの筋肉をほぐすことで、首の可動域も広がりやすくなります。
フェイスタオルを用意して、首の後ろにかけます。タオルの両端を前に持ち、軽く引っ張りながら首をゆっくりと前後左右に動かしていきます。タオルが首を支えてくれるので、安心して動かすことができますよ。各方向5回ずつ行ってください。
このストレッチの良いところは、タオルで首を支えることで安定感が増し、恐怖心なく首を動かせることです。首を動かすのが怖いという方は、まずこのタオルストレッチから始めるのがおすすめです。
床に四つん這いになります。息を吐きながら背中を丸めて、頭を下げていきます。猫が威嚇する時のようなポーズです。次に息を吸いながら背中を反らして、顔を持ち上げます。この動きを5~10回ゆっくりと繰り返してください。
このストレッチは背骨全体の柔軟性を高めるのに効果的です。むちうちは首だけの問題ではなく、背骨全体のバランスが関係していることが多いため、背中のストレッチも大切なんですね。
ストレッチは正しく行えば非常に効果的ですが、間違った方法で行うと症状を悪化させてしまう可能性があります。ここでは、ストレッチを安全に行うための注意点をお伝えします。
まず大前提として、痛みがない範囲で行うことが最も重要です。「痛い方が効いている」というのは間違いで、痛みを感じる場合は筋肉や組織を傷つけている可能性があります。気持ちいいと感じる程度の伸びで十分です。
また、反動をつけて勢いよく伸ばすのは絶対に避けてください。ゆっくりと時間をかけて筋肉を伸ばすことで、安全に柔軟性を高めることができます。呼吸も忘れずに、息を吐きながら筋肉を伸ばすと、より効果的にリラックスできますよ。
ストレッチの頻度は、1日2~3回程度が理想的です。朝起きた時、お風呂上がり、寝る前など、体が温まっている時に行うとより効果的です。ただし、やり過ぎも良くないので、1回あたり10~15分程度にとどめてください。
ストレッチだけでなく、他のケアと組み合わせることで、さらに回復を早めることができます。温熱療法もその一つです。お風呂でゆっくり体を温めたり、ホットタオルで首や肩を温めたりすることで、血行が促進され、筋肉の緊張がほぐれやすくなります。
姿勢の改善も大切です。デスクワークやスマートフォンの使用で前かがみの姿勢が続くと、首や肩に大きな負担がかかります。1時間に一度は立ち上がって軽く体を動かす習慣をつけてください。正しい姿勢を保つことも、むちうち改善の重要な要素なんですね。
自宅でのストレッチは非常に有効ですが、やはり専門家の施術を併用することで、より早く確実に回復することができます。当院では、姿勢分析、関節可動域検査、神経検査など、5種類の独自検査によって、一人ひとりのむちうちの原因を詳しく調べます。
むちうちは単に首の筋肉が痛いだけではなく、骨盤や背骨のバランス、自律神経の乱れなど、様々な要因が複雑に絡み合っていることが多いんです。だからこそ、根本原因をしっかりと見極めることが大切なんですね。
国家資格を持つ私が問診から施術まで責任を持って全てを担当しますので、施術者が変わることで方針がブレたり、検査結果が共有されなかったりする心配はありません。25年以上の臨床経験を活かして、あなたに最適な施術とセルフケアの方法をご提案させていただきます。
むちうちは交通事故が原因となることが多いため、体の痛みと同時に、保険会社との示談交渉や損害賠償など法的な問題でお悩みの方も少なくありません。「相手の保険会社の対応に納得がいかない」「適正な慰謝料がもらえるか不安」「過失割合に疑問がある」といったご相談もよくお聞きします。
当院は、交通事故専門である漣法律事務所と提携しているため、交通事故に関する法的な問題でお困りの場合、専門家のアドバイスを受けることもできます。体の治療と並行して、法的なサポートも受けられる体制が整っていますので、安心してご相談ください。治療に専念できる環境を整えることも、早期回復のためには大切なことです。
むちうちに効果的なストレッチは、首の左右・前後のストレッチ、肩甲骨ストレッチ、タオルストレッチ、猫のポーズの5つです。これらを痛みのない範囲でゆっくりと行うことで、筋肉の柔軟性が向上し、血流が改善され、回復が早まります。
ただし、急性期にストレッチを行うのは厳禁です。必ず炎症が治まって回復期に入ってから始めてください。そして、自己流で無理をせず、医師や柔道整復師の指導のもとで行うことが何より大切です。
もし今、むちうちの症状でお悩みなら、自宅でのストレッチと専門家による施術を併用することをお勧めします。当院では、一人ひとりの状態に合わせた最適な治療プランをご提案し、早期回復をサポートします。自宅でどんなストレッチをすればいいか分からない、という方も、ぜひお気軽にご相談ください。また、交通事故の法的な問題でお困りの場合も、提携している法律事務所と連携してサポートできますので、一人で悩まずにお声がけください。一緒に、やりたいことを我慢しなくていい体を取り戻していきましょう。



