
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
こんにちは。堺市北区中百舌鳥で「中林整骨院・なかもず院」をしています中林佑樹です。最近、当院にも赤ちゃんの頭の形を心配されて来院される保護者の方が増えているのですが、その中でよく聞かれるのが「頭蓋マッサージって本当に効果あるんですか?」という質問です。


インターネットで調べると「マッサージで改善する」という情報と「効果は限定的」という情報が混在していて、何を信じたらいいのか迷ってしまいますよね。生後数ヶ月の大切な時期だからこそ、正しい情報をもとに判断していただきたいと思い、今回は赤ちゃんの向き癖や頭の形に関する頭蓋マッサージについて、臨床経験25年以上の立場から本音でお話しします。


頭蓋マッサージについて正しく理解していただくことが、赤ちゃんの健やかな成長につながると信じています
赤ちゃんの頭蓋マッサージとは、柔らかい頭蓋骨を優しく触れることで頭の形を整えたり、向き癖を改善したりする目的で行われる手技のことです。生後間もない赤ちゃんの頭蓋骨はまだ完全に癒合しておらず、大泉門や小泉門といった柔らかい部分が残っているため、この時期に適切なアプローチをすることで頭の形に変化を与えられるのではないかと考えられています。
当院にも「自宅でマッサージをしたいのですが、どうやればいいですか」とご相談いただくことが多いのですが、ここで大切なのはマッサージの目的と方法を正確に理解することです。ただ闇雲に頭を触ればいいというものではありませんし、場合によっては専門家による施術が必要なケースもあります。
多くの保護者の方が心配されているのは、赤ちゃんの後頭部が平らになる絶壁や、左右非対称になる斜頭症といった頭の形の変形です。これらは向き癖による持続的な圧迫が原因で起こることが多く、生後2ヶ月から6ヶ月頃にかけて最も目立つようになります。
正直にお伝えすると、家庭で行う頭蓋マッサージだけで重度の頭の変形を改善するのは難しいというのが私の見解です。これまで多くの赤ちゃんを診てきた経験から言えることは、軽度の変形であれば体位変換やタミータイムといった日常的なケアの延長として頭蓋マッサージが補助的な役割を果たす可能性はありますが、すでに進行した変形に対しては専門的なアプローチが必要になるということです。
頭蓋マッサージが期待できる効果としては、頭皮の血行促進、首周りの筋肉の緊張緩和、親子のスキンシップといったものが挙げられます。特に向き癖がある赤ちゃんの場合、首の筋肉が一方向に緊張していることが多いため、優しく触れることでリラックス効果が得られることもあります。
一方で限界もあります。頭蓋骨そのものの形を物理的に変えるには相応の専門知識と技術が必要であり、大泉門など触れてはいけない部位もあるため、自己流で行うことにはリスクが伴います。
当院での経験上、頭蓋マッサージを含む総合的なアプローチで改善しやすいのは以下のようなケースです。
これらに該当する場合は、適切な指導のもとで頭蓋マッサージを取り入れることで、改善に向かう可能性が高まります。
一方で、以下のような状態の場合は家庭でのマッサージだけでは不十分であり、専門家による評価と施術が必要になります。
こういったケースでは、頭蓋骨だけでなく、首や背骨、骨盤まで含めた全身の評価が必要になることが多いのです。
もし家庭で頭蓋マッサージを試してみたいという場合は、まず安全性を最優先に考えていただきたいと思います。赤ちゃんの頭は非常にデリケートですから、強い圧力をかけたり、無理に形を変えようとしたりすることは絶対に避けなければなりません。
基本的な考え方としては、マッサージというよりも「優しく触れる」「血行を促す」程度に留めておくことが大切です。具体的には、入浴後など赤ちゃんがリラックスしている時間に、手のひら全体を使って頭皮を優しく包み込むように触れます。
大泉門や小泉門といった柔らかい部分は直接触れないように注意し、側頭部や後頭部の骨がある部分を中心に、円を描くように優しく撫でる程度にとどめてください。1回の時間は数分程度で十分ですし、赤ちゃんが嫌がる様子を見せたらすぐに中止することが大切です。
家庭で頭蓋マッサージを行う際には、以下のポイントに十分注意してください。
これらを守らないと、かえって赤ちゃんにストレスを与えてしまったり、思わぬトラブルを招いたりする可能性があります。
実は、当院で赤ちゃんの頭の形や向き癖の相談を受けた際に最も重視しているのは、頭蓋マッサージそのものよりも日常生活における体位管理です。なぜなら、頭の変形の多くは持続的な圧迫によって引き起こされるため、その圧迫を取り除くことが最も根本的な解決策になるからです。
具体的には、寝かせる向きを定期的に変える、タミータイム(うつ伏せの時間)を積極的に取り入れる、授乳時の抱き方を左右バランスよく行う、といった日常的なケアが非常に重要になります。これらは特別な技術がなくても今日から実践できることばかりです。
加えて、向き癖の原因が首の筋肉の緊張や骨盤の歪みにある場合、頭だけにアプローチしても根本的な改善には至りません。当院では赤ちゃんの全身を丁寧に検査し、どこに問題があるのかを特定したうえで、必要に応じて首や背骨、骨盤の調整を行っています。
私たち専門家が行う施術と、家庭でのマッサージの最大の違いは、検査に基づいた原因の特定ができるかどうかという点です。同じように見える向き癖や頭の変形でも、その原因は赤ちゃんによって異なります。
例えば、子宮内での姿勢が影響している場合、出産時の影響が残っている場合、首の筋肉の発達に問題がある場合など、様々な要因が考えられます。当院では5種類の独自検査を通じてこれらの原因を明らかにし、一人ひとりに合わせた施術計画を立てています。
また、施術のタイミングも非常に重要です。頭蓋骨が最も柔らかく、形を整えやすいのは生後6ヶ月までとされています。この時期を逃してしまうと、改善により多くの時間と労力が必要になってしまいます。
多くの保護者の方が「いつ専門家に相談すればいいのか分からない」と悩まれています。私からのアドバイスとしては、少しでも気になることがあれば早めに相談していただきたいということです。
特に以下のような状況であれば、できるだけ早く専門家の評価を受けることをお勧めします。生後2ヶ月を過ぎても常に同じ方向ばかり向いている、後頭部の左右差が目立ってきた、頭の形が気になって夜も眠れないほど心配している、小児科で「様子を見ましょう」と言われたが月単位で変化がない、といった場合です。
当院に来院される保護者の方の多くは、「もっと早く相談すればよかった」とおっしゃいます。早期に適切な対処を始めることで、改善までの期間も短くなりますし、赤ちゃんへの負担も最小限に抑えることができます。
実際に当院で施術を受けられた赤ちゃんの中には、劇的に頭の形が改善したケースも少なくありません。生後4ヶ月で来院され、明らかな右向き癖と後頭部の平坦化が見られた赤ちゃんは、週に1回の施術と家庭での体位管理を組み合わせることで、約2ヶ月後には目に見えて改善が見られました。
別のケースでは、生後5ヶ月で左側の後頭部が著しく平らになっていた赤ちゃんが、当院の施術を受けることで、生後8ヶ月の時点ではほとんど左右差が分からないレベルまで改善しました。保護者の方からは「将来、どんな髪型でも楽しめそうで安心しました」と喜びの声をいただいています。
赤ちゃんの頭蓋マッサージについて、ここまで様々な角度からお話ししてきました。大切なのは、マッサージはあくまでも選択肢の一つであり、それだけに頼るのではなく、日常的な体位管理や専門家による適切な評価と施術を組み合わせることだと私は考えています。
インターネット上には様々な情報があふれていて、何が正しいのか判断に迷うこともあるでしょう。しかし、赤ちゃんの成長は待ってくれません。頭蓋骨が柔らかい貴重な時期を最大限に活かすためにも、自己判断だけで進めるのではなく、信頼できる専門家に相談していただきたいと思います。
当院では、これまで多くの赤ちゃんの向き癖や頭の変形を改善してきた実績があります。国家資格を持つ私が、検査から施術まで責任を持って担当させていただきますので、どんな小さな不安でも遠慮なくご相談ください。一人で悩む必要はありません。一緒に大切な赤ちゃんの健やかな成長をサポートしていきましょう。

