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向き癖による脳発達への影響を徹底解説

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赤ちゃんの向き癖について夜中にスマホで調べていて、このページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。堺市北区中百舌鳥で「中林整骨院・なかもず院」の院長をしております中林佑樹です。当院には赤ちゃんの向き癖でお悩みの保護者の方が数多く来院されますが、その中でも特に深刻な不安を抱えていらっしゃるのが「向き癖が脳の発達に悪影響を与えるのではないか」という心配です。

この不安、本当によく分かります。大切な我が子の将来に関わることですから、少しでも気になることがあれば徹底的に調べたくなるのは当然です。インターネットで検索すると「影響はない」という情報と「発達の遅れが報告されている」という情報が混在していて、何を信じればいいのか分からなくなってしまいますよね。今回は臨床経験25年の立場から、向き癖と脳発達の関係について、できるだけ正確で分かりやすい情報をお伝えしたいと思います。

院長:中林

不安な気持ちに寄り添いながら、科学的な事実と私の臨床経験をもとに正直にお話しします

目次

向き癖と脳発達の関係についての基本的な理解

まず最初にお伝えしたいのは、向き癖そのものが直接的に脳の発達を妨げるわけではないということです。赤ちゃんの向き癖は、特定の方向ばかりを向いて寝る習慣のことですが、これによって起こる頭の変形は「位置的頭蓋変形症」と呼ばれ、基本的には頭蓋骨の外側の形が変わるだけで、脳そのものには影響しません。頭蓋骨の中にある脳は、外側から圧力を受けても正常に成長していくことができるのです。

ただし、ここで大切なのは「位置的頭蓋変形症」と「頭蓋縫合早期癒合症」を混同しないことです。頭蓋縫合早期癒合症は、頭蓋骨のつなぎ目が早く固まってしまう病気で、この場合は脳の成長を妨げる可能性があります。しかし、これは向き癖とは全く別の問題であり、出生直後から特徴的な頭の形をしていることが多く、専門医による診断が必要です。

当院に来られる保護者の方の多くは、この違いを理解せずに「頭の形が悪いと脳に影響する」と思い込んでしまい、極度の不安を抱えていらっしゃいます。まずはこの基本的な違いを理解していただくことが、不安を和らげる第一歩になります。

研究報告で指摘されている関連性

ただし、完全に「影響がない」と断言できるかというと、実はそうとも言い切れない部分があります。海外の研究では、位置的頭蓋変形症がある赤ちゃんを長期的に追跡調査した結果、運動発達や言語発達、認知発達において軽度の遅れが見られたという報告があるのも事実です。

特によく引用されるのがシアトルこども病院の研究で、約180人の赤ちゃんを9歳まで追跡したところ、頭の歪みがあった子どもは全体的に発達スコアが低い傾向が見られたとのことです。ただし、多くの子どもは小学校入学頃には平均的な範囲内で成長しており、日常生活に大きな支障をきたすほどではないという結果でした。

では、なぜこのような関連性が見られるのでしょうか。これについては、向き癖そのものが問題なのではなく、向き癖の背景にある要因が発達に影響している可能性が指摘されています。

向き癖の背景にある本当の問題

私がこれまで数多くの赤ちゃんを診てきた経験から言えることは、向き癖が強い赤ちゃんの多くは、首や背骨、骨盤のバランスに何らかの問題を抱えているということです。出産時の影響や子宮内での姿勢、筋肉の緊張パターンなど、様々な要因が複雑に絡み合って向き癖を引き起こしています。

例えば、首の筋肉が一方向に緊張していると、赤ちゃんは特定の向きでしか楽に寝られません。この状態が続くと、体の動きのパターンが非対称になり、寝返りやハイハイといった運動発達に影響を与える可能性があります。つまり、頭の形そのものが問題なのではなく、向き癖を引き起こしている体のバランスの崩れが、運動発達や全身の協調性に影響を与えていると考えられるのです。

また、いつも同じ向きで寝ていると、視覚的な刺激や聴覚的な刺激も偏ってしまいます。右ばかり向いている赤ちゃんは、右側からの刺激しか受けず、左側の空間認識が十分に育たない可能性があります。こうした感覚刺激の偏りが、長期的には認知発達に影響を与える可能性も考えられます。

早期の対処が大切な理由

だからこそ、向き癖に気づいたら早めに対処することが重要なのです。生後3ヶ月から6ヶ月は、赤ちゃんの体が最も柔軟で、バランスを整えやすい時期です。この時期に適切な施術や体位管理を行うことで、向き癖を改善し、結果として運動発達や感覚発達を正常な軌道に戻すことができます。

当院で施術を受けられた赤ちゃんの中には、最初は常に右を向いていて寝返りも遅れ気味だったのが、施術後は自由に両方向を向けるようになり、運動発達もスムーズに進んだケースが数多くあります。これは頭の形を整えたからではなく、体全体のバランスを整えたことで、赤ちゃんが本来持っている発達の力を引き出せたからだと考えています。

過度な心配は必要ない理由

ここまでお読みになって、「やっぱり影響があるのか」と不安が強くなってしまった方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ぜひ知っていただきたいのは、軽度から中等度の向き癖であれば、適切なケアをすることで十分に改善可能だということです。そして、多くの研究で指摘されている発達の遅れも、あくまで統計的な傾向であり、個々の子どもを見れば何の問題もなく成長しているケースの方が圧倒的に多いのです。

私の3人の子どものうち、次女も生後数ヶ月の頃に軽い向き癖がありました。妻と一緒に体位変換を心がけ、授乳時の抱き方にも気をつけた結果、生後6ヶ月頃には気にならなくなりました。現在は高校生ですが、学業もスポーツも全く問題なく、むしろ活発に活動しています。

大切なのは、向き癖があることを過度に恐れるのではなく、早めに適切な対処をすることです。夜中に何度も赤ちゃんの向きを変えようとして睡眠不足になったり、ストレスで育児が辛くなったりすることの方が、赤ちゃんにとっても良くありません。

本当に注意すべきサイン

ただし、以下のような場合は早めに専門家に相談していただきたいと思います。生後3ヶ月を過ぎても常に同じ方向ばかり向いている、向きを変えようとすると激しく泣いて嫌がる、首を動かす範囲が明らかに左右で違う、寝返りやハイハイなどの運動発達が遅れている、といった場合です。

これらのサインは、単なる向き癖ではなく、筋性斜頸や神経系の問題が隠れている可能性があります。当院では詳細な検査を通じて、単なる向き癖なのか、より専門的な医療が必要なケースなのかを見極めています。

家庭でできるケアと専門施術の役割

向き癖への対処として、まず家庭でできることがいくつかあります。寝る向きを定期的に変える体位変換、うつ伏せの時間を積極的に作るタミータイム、授乳時の抱き方を左右交互にするといった基本的なケアは、今日からでも始められます。これらを継続するだけでも、軽度の向き癖であれば十分改善できることが多いです。

しかし、すでに向き癖が強く定着してしまっている場合や、家庭でのケアを頑張っても改善が見られない場合は、専門家による評価と施術が必要になります。当院では、赤ちゃんの全身を丁寧に検査し、向き癖の根本的な原因がどこにあるのかを特定します。首の筋肉の問題なのか、背骨のバランスの問題なのか、骨盤の歪みが影響しているのか、一人ひとり原因は異なります。

原因が分かれば、それに対して適切なアプローチをすることで、赤ちゃんの体は驚くほど素早く変化します。施術は非常に優しいタッチで行いますので、赤ちゃんへの負担はほとんどありません。多くの赤ちゃんは施術中に気持ちよさそうに眠ってしまうほどです。

不安と上手に向き合うために

最後にお伝えしたいのは、向き癖と脳発達の関係について過度に心配する必要はないということです。確かに統計的な関連性を示す研究はありますが、それは向き癖そのものが脳に悪影響を与えているというよりも、向き癖の背景にある体のバランスの問題や感覚刺激の偏りが影響している可能性が高いのです。

そして、これらの問題は適切な時期に適切なケアをすることで改善できます。生後6ヶ月までは頭蓋骨が柔らかく、体のバランスも整えやすい大切な時期です。この時期を逃さずに対処することが、赤ちゃんの健やかな発達を支える鍵になります。

育児は不安の連続です。特に初めての子育てであれば、小さなことでも心配になるのは当たり前です。しかし、インターネットで調べれば調べるほど不安が大きくなってしまうこともあります。そんな時は一人で抱え込まずに、信頼できる専門家に相談してください。当院には、向き癖でお悩みの保護者の方が毎週のように来院されます。丁寧な検査と優しい施術で、赤ちゃんの体を整え、保護者の方の不安も和らげられるよう努めています。

向き癖が気になって夜も眠れないという方、どうか一人で悩まないでください。赤ちゃんの発達には個人差がありますし、多くの場合は心配するほどの問題ではありません。それでも気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。あなたと赤ちゃんの笑顔のために、全力でサポートさせていただきます。


院長:中林

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