
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
赤ちゃんの向き癖について調べていて、「結局何が正しいの?」と混乱していませんか。堺市北区中百舌鳥で「中林整骨院・なかもず院」の院長をしております中林佑樹です。当院には毎週のように赤ちゃんの向き癖でお悩みの保護者の方が来院されますが、皆さん同じような疑問を抱えていらっしゃいます。


「いつまでに治るのか」「自然に治るのか」「病院に行くべきか」「何科を受診すればいいのか」といった質問は本当によく聞かれます。育児で忙しい中、長い記事を読む時間もないし、自分の知りたいことだけサッと確認したいですよね。今回は臨床経験25年の立場から、向き癖に関するよくある質問とその答えを分かりやすくまとめました。


保護者の方が本当に知りたいことに絞って、簡潔にお答えします
まず最も多く聞かれるのが、向き癖がいつまでに治るのか、自然に治るのかという時期に関する質問です。これは保護者の方が最も気になるポイントですから、できるだけ具体的にお答えしていきます。ただし、赤ちゃんの発達には個人差が大きいため、あくまで目安として参考にしてください。
軽度の向き癖であれば、生後6ヶ月頃までに自然改善するケースが多いです。首がすわり、寝返りができるようになると、赤ちゃん自身が自由に向きを変えられるようになるため、徐々に偏りがなくなっていきます。ただし、すでに頭の形の変形が進んでいる場合は、自然改善を待つだけでは不十分なことが多いです。
当院に来られる赤ちゃんの場合、生後2〜3ヶ月で施術を始めた子は1〜2ヶ月で改善することが多く、生後5〜6ヶ月で始めた子は2〜3ヶ月かかることが一般的です。月齢が進むほど改善に時間がかかる傾向があります。
これは向き癖の程度によって答えが変わります。生後1〜2ヶ月頃の軽い向き癖であれば、体位変換などの家庭でのケアで自然に改善することも多いです。しかし、生後3ヶ月を過ぎても常に同じ方向ばかり向いている、向きを変えようとすると激しく泣いて嫌がる、すでに頭の形が明らかに歪んでいるといった場合は、自然改善を期待するのは難しいと考えた方がよいでしょう。
私の臨床経験では、向き癖の背景に首や背骨、骨盤のバランスの問題がある場合、家庭でのケアだけでは限界があることが多いです。体のバランスを整える施術を受けることで、驚くほどスムーズに改善するケースをたくさん見てきました。
生後3〜6ヶ月が最も効果的な治療期間です。この時期は頭蓋骨がまだ柔らかく、首や体幹の筋肉も発達途中なので、施術による改善効果が非常に高いのです。理想を言えば、向き癖に気づいた時点で早めに相談していただくのがベストです。
生後12ヶ月を過ぎると頭蓋骨が徐々に固くなってくるため、形の変形を改善するのは難しくなります。ただし、体のバランスを整えることで姿勢や動きのパターンを改善することは可能ですので、諦める必要はありません。
生後2ヶ月頃までは家庭での体位変換や授乳時の工夫で様子を見てもよいでしょう。ただし、生後3ヶ月を過ぎても改善の兆しが見られない場合、頭の形の変形が目立ってきた場合は、専門家に相談することをお勧めします。「様子を見ましょう」と言われて数ヶ月待っている間に、最適な治療時期を逃してしまうケースが実は少なくありません。
次に多いのが、具体的にどう対処すればいいのかという質問です。家庭でできることから専門的な治療まで、段階的にお答えしていきます。実際に当院で指導している内容も含めて、実践的な情報をお伝えします。
家庭でできる基本的なケアとしては、まず寝る向きを定期的に変える体位変換があります。授乳時の抱き方を左右交互にする、赤ちゃんが寝ている場所の向きを変えて視覚的な刺激の方向を変える、うつ伏せ遊び(タミータイム)を増やすといった方法が効果的です。
ただし、これらを2週間続けても改善が見られない場合は、体のバランスに問題がある可能性が高いです。当院では首や背骨、骨盤の動きを詳しく検査し、緊張している筋肉を緩めたり、関節の動きを整えたりする施術を行っています。
無理に首を反対方向に向けることは避けてください。赤ちゃんが激しく泣いて嫌がるのに無理強いすると、かえって首の筋肉が緊張してしまい、向き癖が悪化することもあります。また、同じ姿勢で長時間放置することも避けましょう。
優しく誘導する、楽しい雰囲気の中で自然に反対を向きたくなるように工夫する、といった穏やかなアプローチが大切です。
授乳時の抱き方を左右交互に変えることは、向き癖の予防や軽度の改善には効果があります。ただし、すでに形成された強い向き癖や頭の形の変形がある場合は、授乳の工夫だけでは完全な改善は難しいでしょう。授乳方法の改善に加えて、体位変換や専門的な施術を組み合わせることをお勧めします。
「病院に行くべきか」「何科を受診すればいいか」という受診に関する質問も非常に多いです。医療機関と治療院、それぞれの役割と選び方についてお答えします。適切なタイミングで適切な場所に相談することが、早期改善につながります。
まずはかかりつけの小児科で相談するのが一般的です。頭の形の変形が目立つ場合や、頭蓋縫合早期癒合症などの病気が疑われる場合は、形成外科や脳神経外科を紹介してもらえます。首を動かす範囲が明らかに制限されている、首にしこりがあるといった場合は、筋性斜頸の可能性があるため小児整形外科の受診が必要です。
また、整体院や治療院でも向き癖の施術を行っているところがあります。当院のように赤ちゃんの施術経験が豊富な治療院であれば、体のバランスを整えるアプローチで改善できるケースも多いです。
いいえ、必ずしも必要ではありません。軽度から中等度の頭の変形であれば、体位変換や体のバランスを整える施術で改善可能です。ヘルメット療法は、重度の変形がある場合や他の方法で効果が見られない場合に検討される治療法です。
ヘルメット療法は保険適用外で30〜50万円程度の費用がかかり、1日23時間の装着が必要で皮膚トラブルのリスクもあります。まずは他の方法を試してから、最終手段として考えるのがよいでしょう。
向き癖を放置すると、頭の形の変形が成長とともに固定化されてしまいます。具体的には後頭部の平坦化、額の突出、耳の位置のずれ、顔の非対称といった問題が残る可能性があります。将来的にヘアスタイルが制限される、帽子が合わない、メガネのフレームが歪むといった日常生活での不便が生じることもあります。
重度の場合は顎関節の発達に影響し、噛み合わせの問題や顎関節症のリスクも高まります。最悪の場合、外科的な頭蓋骨矯正手術が必要になることもあり、子どもの負担が大きくなります。
向き癖が赤ちゃんの発達に影響するのではないかという不安を持つ方も多いです。ここでは発達面での心配事についてお答えします。過度な不安は不要ですが、正しい知識を持つことは大切です。
軽度の向き癖で他の発達面に遅れがなければ、過度に心配する必要はありません。ただし、放置せずに適切な対処をすることは大切です。向き癖そのものが発達に直接悪影響を与えるというよりも、向き癖の背景にある体のバランスの問題が、運動発達や姿勢に影響を与える可能性があります。
早めに体のバランスを整えることで、寝返りやハイハイといった運動発達もスムーズに進むことが多いです。
向き癖は首の筋肉が柔らかく、優しく誘導すれば反対方向にも向けます。一方、筋性斜頸は胸鎖乳突筋という首の筋肉が硬くなっていて、首の可動域が明らかに制限されています。斜頸の場合は首にしこりが触れることもあります。
斜頸の場合は小児整形外科での早期治療が必要ですが、向き癖であれば体のバランスを整える施術で改善できることが多いです。判断が難しい場合は、専門家に診てもらうことをお勧めします。
赤ちゃんの向き癖について、よくある質問とその答えをまとめてお伝えしました。大切なのは、向き癖に気づいたら早めに対処すること、家庭でのケアを2週間続けても改善が見られなければ専門家に相談すること、そして過度に不安になりすぎないことです。
私が開院以来診てきた数多くの赤ちゃんの中には、「小児科で様子を見ましょうと言われて半年待ったけど改善しなかった」という方も少なくありません。様子を見ている間に最適な治療時期を逃してしまうのは本当にもったいないことです。気になることがあれば、早めに相談していただくことで、改善の可能性は大きく広がります。
向き癖のことで夜も眠れないほど心配している方、何をしても改善しなくて途方に暮れている方、一人で悩まないでください。当院には同じような悩みを抱えていた保護者の方が数多く来院され、赤ちゃんの体のバランスを整えることで改善されています。どんな小さな疑問でも構いませんので、いつでもお気軽にご相談ください。一緒に赤ちゃんの健やかな成長をサポートしていきましょう。

