
院長:中林お気軽にご相談ください!

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堺市北区にある中林整骨院の中林です。産後に恥骨周辺が痛くて歩くこともままならない状態になっていませんか。赤ちゃんのお世話をしたいのに、立ち上がることさえ辛くて涙が出そうになる気持ち、本当によくわかります。トイレに行くのも一苦労で、寝返りを打つたびに激痛が走る毎日は想像以上に辛いものです。今回は産後の恥骨痛で歩行が困難になる理由と、今すぐ取り組める対処法についてお話しします。




歩けないほどの恥骨痛は、決して我慢すべきものではありません。まずは状態を正しく理解することから始めましょう
産後に多少の恥骨痛を感じることは珍しくありませんが、歩行が困難になるほどの痛みは通常より深刻な状態です。恥骨結合という左右の恥骨をつなぐ部分が、出産時に大きく開きすぎてしまった可能性があります。医学的には恥骨結合離開と呼ばれる状態で、恥骨結合の隙間が通常の4から5ミリから9ミリ以上に広がってしまうことを指します。この状態になると骨盤の安定性が著しく低下し、体重をかけることすら困難になってしまうのです。
特に片足立ちができない、階段の上り下りが不可能、ベッドから起き上がれないといった症状がある場合は、早めに整形外科や産婦人科を受診することをお勧めします。恥骨結合離開は自然に治ることもありますが、適切な処置を受けないと回復が遅れたり、慢性的な痛みとして残ってしまうこともあるからです。ただし病院に行く余裕がない、赤ちゃんを預けられないという方も多いと思いますので、まずは今できることから始めていきましょう。
次のような症状がある場合は、できるだけ早く医療機関を受診してください。恥骨周辺に腫れや熱感がある場合は炎症が強く起きている証拠です。また片足に全く体重がかけられない、恥骨を押すと骨がずれる感覚がある、発熱を伴うといった症状は、より深刻な状態の可能性があります。
恥骨だけでなく股関節や腰にも強い痛みが広がっている場合も注意が必要です。骨盤全体のバランスが大きく崩れているサインかもしれません。痛みで全く眠れない日が続いている場合も、身体の回復を妨げるため早めの対処が必要です。
出産時には赤ちゃんが産道を通るために骨盤が最大限に開きます。この時にリラキシンというホルモンの影響で靭帯が緩み、恥骨結合が広がりやすくなっています。通常であれば産後数週間から数ヶ月かけて徐々に元の位置に戻っていきますが、難産だった方、赤ちゃんが大きかった方、経産婦で骨盤が開きやすくなっている方などは、恥骨結合が過度に開いてしまうリスクが高くなります。
恥骨結合が大きく開いた状態では、骨盤がグラグラと不安定になり、歩行時に左右の骨盤が正常に連動しなくなります。片足に体重を乗せるたびに恥骨結合部分にずれる力が加わり、激痛が走るのです。さらに骨盤の不安定さをカバーしようと周辺の筋肉が過度に緊張し、その筋肉の緊張も痛みを増強させる要因となります。
歩けないほどの恥骨痛がある方は、骨盤底筋群という骨盤の底を支える筋肉にも大きなダメージを受けていることが多いです。骨盤底筋群は妊娠中から赤ちゃんの重みで引き伸ばされ続け、出産時にはさらに大きな負荷がかかります。この筋肉が正常に機能しないと、骨盤を下から支える力が失われ、恥骨結合への負担が増大してしまいます。
特に吸引分娩や鉗子分娩、長時間の分娩だった場合は、骨盤底筋群へのダメージがより大きくなる傾向にあります。この筋肉の回復には時間がかかるため、焦らずに段階的なケアを行うことが重要です。
歩けないほどの痛みがある時は、まず安静にすることが最優先です。無理に動こうとすると症状が悪化する可能性があります。骨盤ベルトやトコちゃんベルトなどの骨盤サポートベルトを使用して、物理的に骨盤を安定させることが効果的です。ベルトは恥骨結合の上ではなく、大転子という太ももの外側の骨が出っ張った部分の高さで締めることがポイントです。
寝る時は横向きになり、両膝の間にクッションや枕を挟むと骨盤への負担が軽減されます。仰向けで寝る場合は、膝の下にクッションを入れて膝を軽く曲げた状態にすると楽になります。起き上がる時は一度横向きになってから、両手で身体を支えながらゆっくりと起き上がるようにしてください。
赤ちゃんのお世話は避けられませんが、動作を工夫することで痛みを軽減できます。授乳は添い乳にするか、ソファに深く腰掛けて授乳クッションを使い、赤ちゃんを自分の方に引き寄せる形にすると骨盤への負担が少なくなります。オムツ替えはベッドの上で行い、自分が中腰にならないようにすることが大切です。
抱っこは極力避けたいところですが、どうしても必要な時は両手で赤ちゃんを支え、自分の身体に密着させて持ち上げます。片手での抱っこや腰を捻る動作は絶対に避けてください。家族に協力してもらえる部分は遠慮せずに頼ることも、回復を早めるために必要です。
歩けないほどの痛みがある場合、恥骨結合部分に炎症が起きている可能性が高いです。アイシングが有効なケースもありますが、産後の身体は冷やしすぎると回復が遅れることもあるため注意が必要です。痛みが強い急性期の初期段階では、患部を15分程度冷やすことで炎症を抑えられます。ただし冷やしすぎは血流を悪くするため、1日に2から3回程度にとどめてください。
炎症が落ち着いてきたら、温めることで血流を促進し回復を早めることができます。湯船にゆっくり浸かることが理想ですが、赤ちゃんのお世話で難しい場合は、使い捨てカイロや温熱シートを骨盤周辺に当てるだけでも効果があります。
授乳中でも使用できる痛み止めはありますので、痛みで眠れないほど辛い時は我慢せずに産婦人科に相談してください。痛みが続くことで筋肉の緊張が増し、さらに痛みが強くなるという悪循環に陥ることもあります。適切に痛みをコントロールすることは、回復を早めるために重要なのです。
市販の湿布薬も授乳中に使えるものと使えないものがあるため、必ず薬剤師や医師に確認してから使用してください。自己判断での使用は避けた方が安全です。
歩けないほどの恥骨痛は、セルフケアだけでは改善に時間がかかることが多いです。当院では産後の骨盤矯正を専門に行っており、恥骨結合離開による歩行困難な状態から回復された方を数多く見てきました。骨盤の歪みを整え、周辺の筋肉のバランスを調整することで、痛みの軽減と機能回復を図ります。
施術では無理に骨盤を押したり強い力を加えることはありません。身体の状態に合わせて優しく調整していくため、産後間もない方でも安心して受けていただけます。また骨盤ベルトの正しい付け方や、日常生活での身体の使い方についてもアドバイスさせていただきます。
産後1ヶ月健診で問題がなければ、施術を受けることができます。ただし帝王切開の場合は傷の状態によるため、2ヶ月以降が目安となります。歩行困難なほどの痛みがある場合は、できるだけ早めにご相談いただくことで、回復までの期間を短縮できる可能性が高まります。
赤ちゃん連れでの来院も可能ですので、預け先がないという理由で諦める必要はありません。施術中は赤ちゃんを安全な場所で見守りながら行いますのでご安心ください。
産後に歩けないほどの恥骨痛がある状態は、決して我慢すべきものではありません。骨盤ベルトの使用や安静、動作の工夫などセルフケアも大切ですが、症状が重い場合は専門家の力を借りることも検討してください。一人で抱え込まず、まずは相談することから始めてみませんか。あなたが笑顔で育児を楽しめるよう、全力でサポートさせていただきます。どんな些細なことでも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。

