
院長:中林お気軽にご相談ください!

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堺市北区中百舌鳥の中林整骨院、院長の中林佑樹です。産後に突然腰が痛くなった、妊娠前にはなかった腰痛に悩んでいる、抱っこや授乳のたびに腰が痛むなど、産後に腰痛で困っていませんか。産後の腰痛は多くのママが経験する症状で、実は子育て中のお母さんの約7割が腰痛を抱えているというデータもあります。


なぜ産後に腰痛が起こるのでしょうか。私は25年以上の臨床経験の中で、多くの産後ママの腰痛ケアをサポートしてきました。今日は産後に腰痛が起こる原因を、ホルモン、骨盤、筋力、姿勢、育児負担の5つの視点から詳しく解説します。原因が分かれば、適切な対処法も見えてきますよ。


産後の腰痛は複数の原因が絡み合って起こります。一つずつ丁寧に見ていきましょう
まず知っておいてほしいのは、産後の腰痛は特別なことではないということです。子育て中のお母さんの約69%が腰痛を抱えており、特に0歳児を育てるママの75%、つまり4人に3人が腰痛を経験しています。出産年齢に関係なく増加している症状なので、「私だけ?」「どこか悪いの?」と不安になる必要はありません。
とはいえ、痛みを我慢し続けるのは良くありません。産後の腰痛には明確な原因があり、適切なケアをすることで改善できます。まずはなぜ腰痛が起こるのか、体の中で何が起こっているのかを理解しましょう。原因を知ることが、改善への第一歩です。
産後の腰痛の最も大きな原因の一つが、リラキシンというホルモンの影響です。リラキシンは妊娠中から産後にかけて分泌されるホルモンで、出産をスムーズにするために骨盤周りの靭帯を緩める作用があります。この作用自体は出産に必要な正常な反応ですが、産後の腰痛の引き金にもなるのです。
靭帯は骨と骨をつなぎ、関節を安定させる役割を持っています。リラキシンにより靭帯が緩むと、骨盤周りの関節が不安定になります。体の土台である骨盤が不安定になると、その上に乗っている腰椎や背骨にも負担がかかり、腰痛が起こりやすくなります。
リラキシンの影響は産後3〜6ヶ月は続くため、その期間は骨盤が非常に不安定な状態です。この時期に無理な姿勢を続けたり、重いものを持ったりすると、腰への負担が増して痛みが強くなります。また全身の筋肉や靭帯も弛緩するため、骨盤だけでなく体全体が不安定になりやすいのです。
出産時に赤ちゃんが通るため、骨盤は大きく開きます。この開きと同時に、前後左右に歪みが生じることもあります。骨盤の歪みや開きが産後の腰痛の大きな原因となります。
骨盤は体の土台であり、骨盤が不安定だと全身のバランスが崩れます。骨盤の上に乗っている腰椎や背骨は、不安定な土台の上でバランスを取ろうとするため、筋肉が過度に緊張します。この筋肉の緊張が腰痛として現れます。
また骨盤が開いたまま、または歪んだままだと、骨盤の関節や腰椎に過度な負担がかかります。骨盤がグラグラして不安定な感覚があるという方は、この状態です。産後の骨盤は自然に元に戻る面もありますが、完全に元の状態に戻るわけではありません。特に育児姿勢や生活習慣によって、歪みが固定化してしまうこともあります。
妊娠中にお腹が大きくなることで、腹筋は大きく引き伸ばされます。分娩時にはさらに引き伸ばされ、産後は腹筋が弱くなった状態です。腹筋は腰椎を支える重要な役割を持っているため、腹筋が弱いと腰に大きな負担がかかります。
腹筋だけでなく、骨盤底筋や体幹を支える筋肉全体が弱くなっています。これらのインナーマッスルは、骨盤や腰椎を内側から支える筋肉です。筋肉のトーンが低下すると、骨盤が不安定になり、腰椎への負担が増します。
妊娠期間中や産後の運動不足も筋力低下に拍車をかけます。筋肉は使わないとどんどん弱くなるため、産後に急に育児で体を使うと、弱った筋肉では支えきれず腰痛が起こるのです。
妊娠中から産後にかけて、姿勢は大きく変化します。この姿勢の変化も産後の腰痛の重要な原因です。妊娠中はお腹が大きくなることで重心が前に移動し、バランスを保つために腰を反らせる反り腰の姿勢になります。
反り腰の姿勢が長く続くと、腰椎への負担が増し、腰周りの筋肉が過度に緊張します。また反り腰姿勢では大臀筋の機能が低下し、骨盤を支える力が弱くなります。妊娠前は正常な姿勢だった方も、妊娠中の反り腰が産後も続いてしまうことがあります。
産後は授乳、抱っこ、おむつ替えなど、前かがみになる動作が増えます。前かがみの姿勢は腰椎に大きな負担をかけます。特に授乳は1日に何度も繰り返す動作なので、前かがみの姿勢が長時間続き、腰への負担が蓄積します。猫背の姿勢も固定化しやすく、姿勢の悪化がさらに腰痛を悪化させます。
育児動作そのものが腰への大きな負担となります。赤ちゃんを抱っこする、授乳する、おむつを替える、お風呂に入れるなど、これらすべての動作で腰を使います。しかも体が完全に回復していない状態で、これらの動作を1日何度も繰り返すのです。
赤ちゃんを抱っこしている時間は1日に数時間にも及びます。最初は3kgほどだった赤ちゃんも、月齢とともに体重が増え、抱っこの負担はどんどん大きくなります。腰や背中の筋肉は常に緊張状態で、筋疲労が蓄積します。
夜間授乳による睡眠不足も見逃せない要因です。睡眠中に筋肉は回復しますが、睡眠時間が短いと筋肉疲労が十分に回復しません。疲労が蓄積した状態で翌日も育児動作を続けるため、腰痛が慢性化しやすくなります。産後の疲労やストレスも腰痛を悪化させる要因となります。
ここまで5つの原因を見てきましたが、実際には産後の腰痛はこれらの複数の要因が絡み合って起こります。リラキシンの影響で靭帯が緩み、骨盤が不安定になる。そこに筋力低下と姿勢の変化が加わり、さらに育児動作による負担が追い打ちをかける。このような複合的なメカニズムで腰痛が発生するのです。
だからこそ、一つの原因だけに注目するのではなく、包括的にアプローチすることが重要です。骨盤だけ、筋肉だけ、姿勢だけを改善しようとしても、他の要因が残っていれば腰痛は改善しにくいのです。
産後の腰痛の原因を理解することで、どのような対処が必要かも見えてきます。ホルモンの影響は時間とともに落ち着きますが、骨盤の歪みや筋力低下、姿勢の問題は自然には改善しません。適切なケアが必要です。
セルフケアとしては、骨盤を安定させるための骨盤ベルトの使用、骨盤底筋トレーニングや腹筋の強化、授乳姿勢や抱っこ姿勢の見直しなどが効果的です。しかしセルフケアを続けても改善しない場合は、専門家に相談することをお勧めします。
当院では姿勢分析や筋肉の緊張度チェック、骨盤の位置確認、関節可動域検査、神経検査など、5種類の検査であなたの腰痛の原因を正確に特定します。リラキシンによる靭帯の緩みなのか、骨盤の歪みが主な原因なのか、筋力低下が大きいのか、姿勢の問題なのか。一人ひとり原因の比重は異なります。
原因を正確に把握することで、最適な施術プランを立てることができます。骨盤を中心としながらも全身のバランスを整え、根本的な原因にアプローチすることで、長期的な改善を目指します。セルフケアの正しい方法も詳しく指導しますので、自宅でのケアと併用することで効果が倍増します。
産後に腰痛が起こる原因は、リラキシンホルモンによる靭帯の緩み、骨盤の開きと歪み、腹筋や筋力の低下、姿勢の変化、育児による身体的負担の5つが主な要因です。これらは単独ではなく、複数の原因が絡み合って腰痛を引き起こします。
私は治療家として、産後ママの腰痛を25年以上診てきました。多くの方が「なぜ腰痛が起こるのか分からず不安だった」と話してくれます。原因が分かるだけで不安は軽減され、適切な対処法も見えてきます。
産後の腰痛は「出産したから仕方ない」と諦める必要はありません。原因を理解し、適切なケアをすることで改善できます。セルフケアで改善する方もいれば、専門的な施術が必要な方もいます。大切なのは、まず原因を正しく理解すること、そして一人で悩まず相談することです。
もし今、産後の腰痛に悩んでいて、「なぜ痛いのか分からない」「何をすればいいか分からない」という不安があれば、一人で抱え込まないでください。当院では産後ママの腰痛ケアに25年以上携わってきた経験から、あなたの腰痛の原因を正確に診断し、最適な方法をアドバイスします。原因が分かれば、改善への道筋も見えてきます。いつでもお気軽にご相談くださいね。

