
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
こんにちは、堺市北区で中林整骨院をしています、院長の中林です。先日、交通事故に遭われた方から「首が痛いので家族にマッサージしてもらおうと思うんですが大丈夫ですか?」という質問を受けました。実はこの質問、当院でも本当によく聞かれるんです。
痛いところを揉めば楽になる、そう考えるのは自然なことですよね。でもむちうちに関しては、この常識が通用しないケースが多いんです。むしろマッサージによって症状が悪化してしまうこともあるため、注意が必要なんですよ。


今回は25年以上の臨床経験から、むちうちとマッサージの関係について詳しくお話ししていきますね。


むちうちの急性期にマッサージすると、かえって炎症が広がってしまうこともあるんです
交通事故やスポーツでの衝撃によって首に急激な力が加わると、首の筋肉や靭帯、さらには神経までもが損傷を受けます。この状態を一般的にむちうちと呼んでいますが、正式には頸椎捻挫や外傷性頸部症候群という診断名がつきます。事故直後から数日間は、損傷した組織に炎症反応が起こっている急性期と呼ばれる時期なんですね。
この急性期にマッサージを行うと、炎症がさらに広がってしまう可能性があります。揉むことで血流が促進されるのは事実ですが、炎症が起きている部位の血流を増やすと、腫れや痛みが増強してしまうんです。また、損傷した筋繊維や靭帯に無理な刺激を加えることで、組織の修復が遅れたり、新たな損傷を引き起こしたりすることもあります。
当院に来られる患者さんの中にも、事故後すぐに自己流でマッサージをして症状が悪化したという方が少なくありません。「良かれと思ってやったことが裏目に出てしまった」と後悔される方を何人も見てきました。
マッサージ以外にも、むちうちの急性期には避けるべき行動がいくつかあります。温めることも炎症を助長するため、事故直後の入浴やホットパックは控えた方が賢明です。また、飲酒は血管を拡張させて炎症を悪化させますし、激しい運動も損傷部位に負担をかけてしまいます。
痛みを我慢して無理に首を動かそうとする行為も危険です。可動域を広げようと無理に首を回したり曲げたりすると、まだ修復途中の組織を再び傷つけることになりかねません。急性期は安静が基本であり、症状の状態に応じて適切な固定や保護が必要になる場合もあるんですよ。
では、むちうちに対してマッサージが全く役に立たないのかというと、そうではありません。重要なのはタイミングと方法なんです。一般的に事故から2週間から3週間程度経過し、急性期の炎症が落ち着いてきた段階では、適切な手技療法が回復を促進することがあります。
ただし、ここで言う適切な手技療法とは、素人が行う強揉みのマッサージとは全く異なります。専門的な知識を持った施術者が、首の状態を正確に評価したうえで、筋肉の緊張パターンや関節の可動域制限を考慮しながら行うものです。むやみに強い力で揉むのではなく、損傷した組織に配慮した繊細なアプローチが求められます。
「もう痛みが落ち着いてきたから大丈夫だろう」と自己判断でマッサージを始めてしまう方がいますが、これが最も危険なパターンです。痛みが軽減したように感じても、組織の修復はまだ完全ではない可能性が高いからです。表面的な症状だけで判断すると、深部ではまだ炎症が残っていたり、神経の過敏性が続いていたりすることがあるんですね。
当院では、むちうちの患者さんに対して必ず詳細な検査を行います。姿勢分析、関節可動域のチェック、神経学的検査など、複数の角度から現在の状態を評価するんです。その結果を踏まえて、今どのような施術が適しているのか、逆にどんなことを避けるべきなのかを具体的にお伝えしています。
交通事故によるむちうちの場合、まず整形外科を受診することをお勧めします。整形外科では画像診断によって骨折や脱臼などの重大な損傷がないかを確認し、必要に応じて薬物療法や固定などの医学的処置を行います。診断書の発行も整形外科でしかできませんので、保険請求の面でも最初の受診は欠かせません。
一方で、整骨院の役割は手技療法による機能回復にあります。レントゲンでは異常が見つからなくても、筋肉や靭帯の損傷、関節の機能障害などは画像には映りません。こうした軟部組織の問題に対して、専門的な検査と施術でアプローチしていくのが整骨院の得意分野なんですね。
理想的なのは、整形外科で医学的管理を受けながら、整骨院で手技療法を受けるという併用パターンです。それぞれの専門性を活かすことで、より早い回復と根本的な改善が期待できます。当院でも医療機関との連携を大切にしており、必要に応じて情報共有や紹介を行っています。
ただし、整骨院を選ぶ際には注意が必要です。無資格者が施術を行っている施設も残念ながら存在しますし、検査もせずにいきなり施術を始めるところもあります。きちんと国家資格を持ち、豊富な臨床経験があり、詳細な検査を行ってから施術に入る治療院を選んでくださいね。
むちうちの症状は、事故直後ではなく数日後に現れることも珍しくありません。これは事故時の興奮状態で痛みを感じにくくなっているためと、炎症反応が徐々に進行するためです。だからこそ、事故直後は症状が軽くても油断せず、早めに医療機関を受診することが大切なんです。
また、むちうちは単なる首の問題だけではなく、全身のバランスや姿勢とも深く関係しています。衝撃を受けた際に身体全体が防御反応を起こし、様々な部位に緊張や歪みが生じます。首だけを見ていても根本的な改善にはつながらず、身体全体を診る視点が必要になるんですよ。
適切な初期対応を怠ると、むちうちは慢性化しやすい傾向があります。痛みが数ヶ月、場合によっては数年にわたって続き、日常生活に大きな支障をきたすケースも少なくありません。頭痛、めまい、吐き気、集中力の低下、睡眠障害など、様々な症状が複合的に現れることもあります。
慢性化を防ぐためには、急性期の適切な管理と、回復期における段階的なリハビリテーションが重要です。焦って早く治そうとするあまり、無理な運動や不適切なマッサージを行うと、かえって回復が遅れてしまいます。身体の回復には適切な時間が必要であり、その過程を専門家と二人三脚で進めていくことが最も確実な方法なんです。
当院では、むちうちの患者さんに対して必ず複数の検査を組み合わせて現状を把握します。姿勢分析では身体全体のバランスを数値化し、関節可動域の検査では首だけでなく肩甲骨や胸椎の動きもチェックします。さらに神経学的検査によって、神経の圧迫や過敏性がないかを確認するんですね。
これらの検査結果を総合的に分析することで、一人ひとり異なる症状の原因を特定していきます。同じむちうちでも、筋肉の問題が主体なのか、関節の機能障害が中心なのか、神経系の過敏化が起きているのかによって、最適なアプローチは全く変わってくるんです。
当院の施術は、検査結果に基づいて一人ひとりに合わせた施術計画を立てます。初回は応急処置的な施術になりますが、2回目以降は詳細な分析結果を踏まえた本格的な施術に移行します。頸椎の関節可動域を改善する手技、筋肉の緊張を和らげるアプローチ、神経の流れを正常化する施術など、必要な技術を組み合わせていくんですよ。
また、施術だけでなく日常生活でのアドバイスも重要視しています。どんな姿勢を避けるべきか、どのタイミングで温めてよいか、どんな運動なら安全に行えるかなど、具体的な指導を行います。自宅でのセルフケアも回復を早めるうえで大切な要素なんですね。
むちうちに対するマッサージは、タイミングと方法を誤ると症状を悪化させる危険性があります。特に事故直後の急性期には、自己判断でのマッサージは絶対に避けてください。痛みを感じる部位を揉みたくなる気持ちはよくわかりますが、そこはぐっと我慢して専門家の判断を仰ぐことが大切です。
当院には、病院で「異常なし」と言われたのに症状が続いている方や、他の治療院で改善しなかった方も多く来院されています。詳細な検査によって原因を特定し、一人ひとりに合わせた施術を行うことで、諦めかけていた症状が改善したケースを数多く経験してきました。
むちうちは適切に対処すれば改善する症状です。一人で悩んで自己流の対処をするのではなく、ぜひ早めに専門家に相談してください。当院では国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任を持って担当します。あなたの症状としっかり向き合い、根本的な改善を目指して全力でサポートさせていただきますので、いつでも気軽にご相談くださいね。

