
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
堺市北区中百舌鳥で中林整骨院・なかもず院を開業している中林です。最近、当院に来られる妊婦さんから「朝起きた時に腰が固まったように痛くてすぐに動けない」「椅子から立ち上がる時に腰に激痛が走る」といったご相談が本当に増えています。妊娠前は腰痛なんて感じたことがなかったのに、お腹が大きくなるにつれて日に日に辛くなっていく腰の痛みは、本当に深刻な悩みですよね。
実は毎日履いている靴が腰痛を大きく左右していることをご存知でしょうか。靴選びを見直すだけで、朝の腰の痛みや長時間座った後の辛さが驚くほど軽減されるケースが多いのです。今回は妊娠中の腰痛と靴の深い関係について、25年以上の臨床経験から得た知識をもとに詳しくお伝えします。産婦人科で「よくあること」「妊娠中だから仕方ない」と言われて諦めかけている方にこそ読んでいただきたい内容です。




靴選びとインソールの見直しで腰痛は大きく改善できます
当院に来られる妊婦さんのほとんどが、妊娠4ヶ月から5ヶ月頃に腰の痛みを感じ始めたとおっしゃいます。特に朝起きた時に腰が固まったように痛んで布団から起き上がるのに時間がかかる、デスクワークで長時間座っていると腰がだるくなってくる、夜中に腰や背中の痛みで目が覚めてしまうといった症状が典型的です。なぜ妊娠すると腰が痛くなるのでしょうか。
最も大きな原因はリラキシンというホルモンの影響です。このホルモンは出産に備えて骨盤の靭帯や関節を緩める働きをするのですが、骨盤が不安定になることで腰部に大きな負担がかかってしまいます。骨盤の靭帯が緩むと、腰まわりの筋肉が骨盤を支えようと常に緊張した状態になり、それが腰痛の直接的な原因になるのです。
お腹が大きくなると重心が前方に移動し、バランスを取るために自然と腰が反った姿勢になります。この反り腰の姿勢が腰部の筋肉に過度な負担をかけ、椅子から立ち上がる時や座る時に激痛が走る原因になるのです。妊娠によって8キロから12キロ体重が増えると、腰椎にかかる負担は想像以上に大きくなります。
さらに妊娠中は活動量が減りがちで、腰部を支える筋肉が弱くなってしまいます。筋力が低下すると腰椎への負担がさらに増加し、歩く度に腰に響く感じがしたり、長時間座っているだけでも痛くなったりするのです。当院で検査をすると、腰痛を訴える妊婦さんのほとんどに骨盤の歪みと反り腰の姿勢が見られます。
妊娠中の腰痛に対して、靴選びは本当に重要な対策になります。適切な靴を履くことで歩行時や立っている時の腰への負担を大きく軽減でき、朝起きた時の痛みや夜中に目が覚める回数も減らすことができるのです。当院で施術を受けられている妊婦さんたちにも靴の見直しをお願いすることが多いのですが、クッション性の高い靴に変えただけで朝の腰の固まった感じが和らいだという方もいらっしゃいます。
まず最も重要なのがクッション性の高さです。靴底が薄くて硬い靴は地面からの衝撃がダイレクトに腰に伝わってしまいます。特に歩く時の着地の瞬間は腰椎に大きな負荷がかかっているため、厚みがあってクッション性に優れた靴底を選ぶことが大切です。衝撃を吸収してくれる素材の靴は、歩く度に腰に響く痛みを驚くほど軽減してくれます。
足のアーチをしっかりサポートする機能も見逃せません。土踏まずの部分を適切に支えるインソールが入った靴は、重心のバランスを整えて反り腰を改善し、腰への負担を軽減する効果があります。足の3つのアーチ(内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチ)すべてをサポートすることで、歩行時の姿勢が安定して腰部の筋肉への負担が減ります。
ヒールの高さも腰痛に大きく影響します。ハイヒールは絶対に避けてください。ヒールが高いと骨盤が前に傾きやすくなり、反り腰がさらに強まって腰への負担が増大します。かといって完全にフラットな靴よりも、1センチから3センチ程度の低めのヒールがある靴のほうが実は腰には優しいのです。適度なヒールは姿勢を整えて腰への負担を分散させてくれます。
靴底の安定性も重要なポイントです。靴底が広く平らで接地面積が大きい靴は、歩行時のバランスが安定して腰への余計な負担を減らしてくれます。逆に靴底が細かったり不安定だったりすると、歩くたびに身体がぐらついて腰の筋肉に余計な緊張が生じてしまいます。
むくみの程度に合わせてサイズ調節できることも大切です。妊娠中は朝と夕方で足の太さが全然違うという方も多いため、紐やマジックテープで締め具合を調節できる靴が理想的です。きつすぎる靴は血行を悪くしてむくみを悪化させ、結果的に姿勢が崩れて腰への負担も増やしてしまいます。つま先の部分にゆとりがあるデザインも大切で、足指がうまく使えないと歩く時のバランスが悪くなって腰に負担がかかります。
靴選びに加えて、マタニティ専用のインソールを活用することも腰痛対策に非常に効果的です。インソールは足のアーチをサポートして重心のバランスを整えてくれるため、反り腰の改善にも役立ちます。特にかかとが少し高くなっている設計のインソールは、骨盤の傾きを調整して反り腰を軽減する効果が高いのです。
インソールを選ぶ際は、衝撃吸収クッションがしっかりしているものを選んでください。歩く時の衝撃を吸収することで、腰椎への負担を大きく減らすことができます。最初は少し違和感があるかもしれませんが、数日履いているうちに慣れて、朝起きた時の腰の痛みや長時間座った後の辛さが軽減されていることに気づくはずです。
骨盤ベルトも適切に使えば腰痛の軽減に役立ちます。ただし巻く位置と強さが非常に重要です。骨盤ベルトは骨盤の一番出っ張っている部分(大転子)の少し下に巻くのが正解です。腰ではなく骨盤をしっかり支えることで、腰への負担を軽減することができます。
強く巻きすぎないことも大切です。締め付けが強すぎると血行が悪くなってむくみが悪化し、かえって姿勢が崩れて腰痛が増してしまうこともあります。手のひら一枚分が入るくらいの余裕を持って巻くのが目安です。骨盤ベルトは長時間の外出や家事をする時など、腰に負担がかかる場面で使うようにして、寝る時は外すことをおすすめします。
靴やインソール、骨盤ベルト以外にも、日常生活でできる腰のケアがあります。腰を温めることは痛みの軽減に非常に効果的です。お風呂でゆっくり温まることで血行が良くなり、筋肉の緊張がほぐれて朝の腰の固まった感じが和らぎます。湯船にゆっくり浸かれない時は、蒸しタオルやカイロで腰まわりを温めてあげるだけでも違いを感じられます。
座る時の姿勢も重要です。椅子に座る時は深く腰掛けて、背もたれに背中をしっかりつけることで腰への負担を減らせます。仙骨座りや横座りは腰に負担がかかるため避けましょう。足を組まないようにして、両足を床につけた状態で座ることが大切です。デスクワークの方は、30分に一度は立ち上がって軽く身体を動かすようにしてください。
寝る時の姿勢も腰痛と深く関係しています。仰向けで寝ると腰が反って痛みが出やすいため、横向きで寝ることをおすすめします。抱き枕を足の間に挟んで寝ると骨盤が安定して、夜中に腰の痛みで目が覚める回数が減ります。抱き枕の位置や高さを調整して、自分が一番楽だと感じる姿勢を見つけてください。
朝起きる時は、いきなり上体を起こすのではなく、まず横向きになってから手をついてゆっくり起き上がるようにしましょう。布団から起き上がる時に腰が固まったように痛むのは、寝ている間に腰の筋肉が冷えて硬くなっているためです。急に動かすと痛みが強くなるので、ゆっくりと時間をかけて起き上がることが大切です。
当院では妊娠中のケアとして、腰だけでなく骨盤全体のバランスを整える施術を行っています。実は妊娠中の腰痛の多くは、骨盤の歪みや姿勢の変化が根本原因となっているケースがとても多いのです。骨盤を正しい位置に整えて重心バランスを改善することで、反り腰が軽減されて腰への過度な負担が自然と減っていきます。
妊婦さんの身体はデリケートなので、当院では横向きの姿勢で優しく施術を行います。お腹に負担をかけることなく、骨盤や腰椎の動きを整えていきますのでご安心ください。これまで多くの妊婦さんを診てきた25年以上の経験から、安全で効果的な方法を熟知しています。
実際に当院で腰痛の施術を受けられた妊婦さんからは、朝起きた時の痛みがなくなった、椅子から立ち上がる時の激痛が軽減された、夜中に痛みで目が覚めなくなったといった嬉しいお声をたくさんいただいています。骨盤の歪みを整えることで、反り腰も自然と改善されていくことが多いのです。
多くの妊婦さんが心配されるのが、この腰痛が産後も続くのかということです。出産後に骨盤が元の位置に戻り、ホルモンバランスが正常化すれば自然に改善するケースもあります。しかし適切なケアをせずに放置していると、産後も腰痛が残ってしまうことがあるのです。
産後は赤ちゃんを抱っこしながら立ったり座ったりする動作が何度も繰り返されます。床でのおむつ替えや授乳など、腰に負担がかかる場面も多くあります。腰が痛いままだと育児がとても辛くなってしまいますので、妊娠中から適切な靴を履き、インソールや骨盤ベルトを活用し、必要に応じて専門家のケアを受けておくことが大切です。
妊娠中に腰が痛くて朝起きられない、椅子から立ち上がる時に激痛が走るという症状は、決して「出産まで我慢するしかない」で済ませる必要はありません。クッション性が高く足のアーチをサポートする靴を選び、マタニティ専用のインソールや骨盤ベルトを上手に活用することで、多くの場合改善することができます。靴底のクッション性やアーチサポート機能、ヒールの高さ、サイズ調節機能など、腰への負担を軽減するポイントを押さえた靴選びが基本です。
当院では妊婦さん一人ひとりの腰の状態と骨盤のバランスを詳しく検査し、その方に最適な靴の選び方やインソール、骨盤ベルトの使い方をアドバイスしています。骨盤の歪みや反り腰が根本原因となっている場合は、そこから改善していくことで腰痛も自然に軽減されていきます。妊娠期間を快適に過ごし、産後の育児もスムーズに行えるよう、腰痛で悩んでいる妊婦さんはぜひ一度ご相談ください。朝起きた時の腰の痛みや夜中に目が覚める辛さを一人で我慢せず、いつでもお気軽にお声がけいただければと思います。

