
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
堺市で整骨院を営んでいる中林です。いつもありがとうございます。最近、当院には「妻の検査では問題なかったので、自分に原因があるのではないか」と相談に来られる男性が増えています。不妊というと女性の問題と思われがちですが、実は約半数は男性不妊が関係しているんです。
妊活を始めて1年以上経つのに妊娠しない、パートナーから「検査を受けてほしい」と言われたけれど何から始めればいいかわからない、そんな悩みを抱えていませんか。男性不妊は決して珍しいことではありませんし、原因がわかれば改善できる可能性も十分にあります。
今日は、男性不妊の原因について、整骨院の立場から体のメカニズムも含めてお話しします。病院での治療だけでなく、日常生活で改善できることもたくさんありますので、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。


男性不妊の原因を知ることが、妊娠への第一歩になります
男性不妊とは、男性側に何らかの原因があって妊娠に至らない状態のことを指します。一般的に、避妊をせずに1年間性交渉を続けても妊娠しない場合を不妊症と定義しますが、この不妊症の原因のうち約半数は男性側にも関係しているというデータがあります。女性だけの問題ではないんですね。
WHO(世界保健機関)の調査によると、不妊カップルのうち男性のみに原因がある場合が24%、男女ともに原因がある場合が24%で、合わせると約48%になります。つまり、不妊で悩むカップルの約半数は男性側の検査と対策が必要だということです。
当院にも、パートナーと一緒に妊活に取り組みたいという男性が増えてきました。「自分には関係ない」と思わずに、夫婦で協力して取り組むことが大切です。原因を知ることで、不安も減りますし、具体的に何をすればいいのかが見えてきます。
男性不妊の原因は大きく分けて3つあります。造精機能障害、性機能障害、精路通過障害です。この3つのどれか、あるいは複数が組み合わさって不妊につながっているケースが多いんです。それぞれ詳しく見ていきましょう。
造精機能障害は、男性不妊の原因の中で最も多く、全体の約80〜90%を占めます。精子を作る機能に問題があり、精子の数が少ない、運動率が低い、形が正常でないといった状態です。具体的には、無精子症(精液中に精子がまったくいない)、乏精子症(精子の数が基準値より少ない)、精子無力症(精子の運動率が低い)などがあります。
造精機能障害の原因としては、精索静脈瘤が最も多く、男性不妊全体の約40%を占めるとされています。精索静脈瘤とは、精巣周囲の静脈が膨らんで血流が悪くなり、精巣の温度が上がって精子を作る機能が低下する状態です。陰嚢の片側が重く感じる、立ち上がると違和感があるといった症状があれば、精索静脈瘤の可能性があります。
その他にも、おたふく風邪による精巣炎の後遺症、染色体や遺伝子の異常、ホルモン分泌の異常、抗がん剤や放射線治療の影響などがあります。また、原因が特定できない特発性造精機能障害も少なくありません。
性機能障害は、勃起障害(ED)や射精障害のことです。勃起が十分にできない、性交渉の途中で萎えてしまう、射精ができないといった状態を指します。器質性(血管や神経の問題)、心因性(ストレスや不安)、薬剤性(薬の副作用)などの原因があります。
特に妊活中は、「排卵日に合わせて性交渉をしなければ」というプレッシャーから心因性のEDになる方が増えています。タイミングを取ることが義務のようになってしまうと、精神的な負担が大きくなり、かえって性機能障害を引き起こすこともあるんです。
また、糖尿病や高血圧、肥満などの生活習慣病も性機能障害の原因になります。デスクワークで運動不足、食生活が乱れている、睡眠不足が続いているという方は要注意です。
精路通過障害は、精子は作られているのに、精子の通り道(精管)が詰まっていたり狭くなっていたりして、精液中に精子が出てこない状態です。先天性(生まれつき精管がない)、後天性(炎症や外傷、手術による詰まり)があります。
クラミジアなどの性感染症による炎症、鼠径ヘルニアの手術、パイプカット手術などが原因になることがあります。精巣で精子は作られているため、精巣から直接精子を採取する方法で妊娠が可能なケースもあります。
男性不妊には、なりやすい人の特徴やリスク因子があります。自分に当てはまるものがないかチェックしてみてください。当てはまるからといって必ず不妊になるわけではありませんが、早めに対策を取ることが大切です。
まず、喫煙は精子の数と運動率を大きく低下させます。タバコに含まれる有害物質が精子のDNAを傷つけ、受精能力を下げるだけでなく、流産のリスクも高めます。禁煙は妊活の基本中の基本です。
肥満も大きなリスク因子です。BMIが25以上の肥満状態になると、ホルモンバランスが乱れて精子の質が低下します。脂肪組織が男性ホルモンを女性ホルモンに変換してしまうため、精子を作る機能が低下するのです。また、陰嚢周辺の脂肪が増えると熱がこもりやすくなり、精巣の温度が上がって精子の質が悪くなります。
過度な飲酒、慢性的な睡眠不足、激しいストレスも精子の質を下げます。仕事が忙しくて睡眠時間が5時間以下、接待や飲み会が多い、ストレス解消の方法がないという方は、生活習慣の見直しが必要です。
さらに、長時間のサウナや熱い風呂、ブリーフやボクサーパンツの着用、ノートパソコンを膝の上で使う習慣なども、精巣を温めすぎて精子の質を低下させます。精巣は体温より2〜3度低い温度で最も良い精子が作られるため、温めすぎは禁物なんです。
幼少期のおたふく風邪(流行性耳下腺炎)で精巣炎を起こしたことがある方は、精子を作る機能が低下している可能性があります。特に思春期以降におたふく風邪にかかった場合、精巣炎を合併しやすく、後遺症として造精機能障害が残ることがあります。
鼠径ヘルニアや停留精巣の手術歴がある方、陰嚢や精巣に外傷を受けたことがある方も注意が必要です。また、糖尿病や高血圧などの生活習慣病、甲状腺機能異常などのホルモン疾患も男性不妊のリスク因子になります。
見た目でわかるサインとしては、精巣の大きさが通常より小さい(親指大以下)、陰嚢の片側が膨らんでいる、陰嚢を触ると血管がボコボコしているといった特徴があれば、精索静脈瘤や精巣の発育不全の可能性があります。
病院での検査や治療はもちろん大切ですが、整骨院でも男性不妊に対してできることがあります。当院では、体全体のバランスを整えることで、精子を作りやすい体の環境を作るサポートをしています。
骨盤や股関節の歪みを整えることで、骨盤内の血流が改善されます。デスクワークで長時間座りっぱなしの方は、骨盤周りの血流が悪くなり、精巣への血液供給も減ってしまいます。骨盤を正しい位置に戻し、股関節の可動域を広げることで、下半身の血流が良くなり、精巣の機能も向上します。
また、自律神経のバランスを整えることも重要です。ストレスが多い、睡眠の質が悪いという方は、交感神経が優位になりすぎて、ホルモン分泌が乱れています。背骨や首の歪みを調整し、自律神経の働きを正常化することで、ホルモンバランスも整いやすくなるのです。
当院では、5種類の独自検査で体の状態を細かくチェックし、一人ひとりに合わせた施術を行います。生体潤滑理論に基づいた特殊な技術で、痛みの少ない優しい施術ですので、安心して受けていただけます。妊活中のご夫婦で一緒に通われる方も増えていますよ。
男性不妊の原因がわかったら、今日からできることを始めましょう。生活習慣の改善だけでも精子の質は上がります。
まず、禁煙です。タバコは百害あって一利なしです。禁煙外来を利用してでも、すぐに禁煙してください。次に、適正体重を目指しましょう。BMI22〜25を目標に、バランスの良い食事と適度な運動を心がけます。亜鉛、ビタミンC、ビタミンE、葉酸、コエンザイムQ10などの栄養素は精子の質を高めるとされています。
睡眠時間は7時間以上を確保してください。睡眠不足は男性ホルモンの分泌を減らし、精子の質を低下させます。ストレス解消の方法を見つけることも大切です。運動、趣味、リラックスタイムなど、自分に合った方法でストレスを溜めないようにしましょう。
精巣を温めすぎないことも重要です。長時間の入浴やサウナは避け、下着はトランクスなどゆったりしたものを選びます。ノートパソコンを膝の上で使うのもやめましょう。また、自転車に長時間乗ると陰嚢が圧迫されて血流が悪くなるため、サドルの高さや形状を見直すことも大切です。
そして、パートナーとのコミュニケーションを大切にしてください。排卵日だけのタイミングではなく、普段からスキンシップを取り、お互いの気持ちを話し合うことが妊活成功の鍵です。プレッシャーを感じないよう、楽しく妊活に取り組む姿勢が何より重要なんです。
男性不妊の原因は、造精機能障害、性機能障害、精路通過障害の3つに大きく分けられます。生活習慣や既往歴、体質などさまざまな要因が関係していますが、原因がわかれば改善できる可能性は十分にあります。
「自分に原因があるのではないか」と不安に思っている方、パートナーから検査を勧められて戸惑っている方、まずは生活習慣の見直しから始めてみてください。そして、検査を受けることを恥ずかしいと思わないでください。妊娠は夫婦二人で取り組むものです。
25年以上、多くの方の体を診てきた経験から、男性不妊も体の土台を整えることで改善の可能性が高まると確信しています。病院での治療と並行して、整骨院で体質改善に取り組むことで、より良い結果につながった方をたくさん見てきました。
もしあなたが今、男性不妊で悩んでいるなら、一人で抱え込まないでください。パートナーと一緒に、できることから取り組んでいきましょう。体の状態をチェックし、今できる最善の方法を一緒に考えていきますので、いつでもお気軽にご相談ください。

