6/8(月)10時、12時、17時30分に空きがあります。

「産後だから仕方ない」は大きな誤解!本当の原因とは

本日の予約状況

「出産してからずっと体のどこかが痛い」「疲れがぜんぜん取れない」そんな毎日を送っていませんか?赤ちゃんが生まれてうれしい反面、産後の腰痛や膝の痛み、恥骨のズキズキ、股関節のだるさ、そして咳やくしゃみのたびに気になる尿漏れ…。体のあちこちが悲鳴を上げているのに、「産後だから仕方ない」と我慢し続けているお母さんがとても多いんです。

でも、その「仕方ない」が積み重なると、症状は慢性化していきます。今回は、産後の体に何が起きているのか、なぜこれほど多くの不調が重なるのか、そして根本から改善するためにどうすればいいのかを、堺市北区中百舌鳥で整骨院を営む院長としての経験をもとに、じっくりお伝えしていきます。

院長:中林

産後の不調を我慢しながら育児をこなしているお母さんを日々目の前で診ていると、「もっと早く来てくれたら、もっと楽にしてあげられたのに」と感じることが本当に多いんですよね。この記事が、一歩踏み出すきっかけになれば嬉しいです

目次

産後の体に何が起きているのか?

産後に体があちこち痛くなるのには、ちゃんとした理由があります。妊娠中から出産にかけて、体の中では「リラキシン」というホルモンが大量に分泌されます。このホルモンは赤ちゃんが産道を通りやすくするために骨盤の靭帯をゆるめる働きをするのですが、同時に全身のあらゆる関節や筋肉にも影響を与えてしまうんです。

さらに問題なのは、出産後に腹筋や骨盤底筋群といった体の「土台」となる筋肉が一気に弱くなっているにもかかわらず、毎日の抱っこ・授乳・おむつ替えといった負担が翌日からすぐ始まることです。体が十分に回復する前に動き続けてしまう状況が、長引く不調の大きな要因のひとつになっています。

出産後すぐに動きすぎていませんか?

実は、産後に疲れがなかなか取れないと感じている方の多くが、出産後すぐに動きすぎているケースに当てはまります。「上の子のお世話もあるから休んでいられない」「家事を誰かに任せるのが申し訳ない」という気持ちはよくわかります。でも、出産は体にとって非常に大きなダメージです。

産後の体は、内臓の位置が変わり、骨盤は大きく開き、筋肉は弛緩し、ホルモンバランスも激変している状態です。この状態で無理に動き続けることで、本来であれば自然に回復していくはずの組織の修復が追いつかなくなってしまいます。「産後3週間は床上げ禁止」という昔からの言い伝えには、ちゃんとした医学的な根拠があるんです。昔の人の知恵、あなどれないですよね。

詳しくはこちらの記事もあわせてご覧ください。→ 産後3週間は床上げ禁止!マッサージを受ける正しい時期

こんな症状に心当たりはありませんか?

産後に多くのお母さんが悩まされる代表的な症状は5つあります。腰痛、恥骨痛、膝痛、股関節痛、そして尿漏れです。どの症状も「骨盤の乱れ」と「筋力の低下」という共通した根本原因が深く関わっています。それぞれの症状について、丁寧に見ていきましょう。

産後の腰痛

育児中のお母さんの約7割が腰痛を抱えているというデータがあります。とくに0歳のお子さんを育てているお母さんでは、その割合はさらに高くなります。「抱っこのたびに腰がズキン」「朝起き上がるのがつらい」「立ちっぱなしだと腰が重くなってくる」、そんな経験はありませんか?

産後の腰痛でやっかいなのは、産後10ヶ月を経過しても3人に1人以上の割合で慢性的な腰痛が続いているという点です。「そのうち治るだろう」と待っていても、なかなか改善しないケースが多いのが現実です。腰痛の原因は腰だけにあるわけではなく、骨盤の歪みや体幹筋群の低下が複合的に絡み合っています。腰だけにアプローチしても根本解決にならないのはそのためです。

産後の恥骨痛

歩くたびに恥骨がズキン、寝返りをうつと股の付け根が痛い、という方は恥骨痛の可能性があります。日本では毎年約16万〜24万人のお母さんが経験しているとも言われており、決してめずらしい症状ではありません。

リラキシンの影響で恥骨結合という軟骨部分がゆるみ、左右の骨盤がズレた状態になってしまうことが主な原因です。多くは産後1〜3ヶ月で自然に和らいでいきますが、育児動作でその部分に繰り返しストレスがかかることで、なかなか回復しない悪循環に陥るケースも少なくありません。「痛いけど我慢できないほどじゃないから」と放置していると、じわじわ長引いてしまいます。

産後の膝痛

産後に膝が痛くなるの?と意外に思う方もいるかもしれません。でも産後女性の約3割が膝痛を経験しています。床でおむつを替えるたびに膝に負担がかかり、赤ちゃんを抱き上げる動作、体重変化による関節への物理的なストレスも重なります。

リラキシンによる関節の不安定性は出産後もしばらく続くため、膝周辺の靭帯や筋肉がしっかりサポートできない状態が続きます。産後の膝痛を放置すると、将来的に変形性膝関節症に進行するリスクがあることも、ぜひ知っておいてほしいポイントです。「膝が痛いのは年齢のせい」ではなく、産後のケア不足が遠因になっていることがあるんです。

産後の股関節痛

股関節の深部にじんわりとした違和感や痛みを感じる方も多くいます。骨盤が広がった影響で股関節の位置関係が変わり、関節のかみ合わせが微妙にずれることで痛みや可動域の制限が起こります。「あぐらがかけなくなった」「片足に体重をかけると股関節がつらい」という方は要注意です。

股関節は上半身と下半身をつなぐ重要な関節です。ここに問題が生じると腰痛や膝痛にも波及していきます。体全体のバランスが崩れてしまうことで、複数の部位に同時に不調が出やすくなるんですね。

産後の尿漏れ

くしゃみや咳をしたとき、急いで走ったとき、少し尿が漏れてしまう。なかなか人に言いにくい症状ですが、産後1ヶ月時点で約27%のお母さんが経験しており、そのうち約半数は産後3ヶ月を過ぎても症状が続いています。

原因は妊娠・出産による骨盤底筋群の損傷や弱化です。骨盤底筋は膀胱・子宮・直腸などの臓器を下から支える筋肉の集まりで、出産時に大きなダメージを受けます。経腟分娩では約30%、帝王切開でも約12%に尿漏れが見られるとされており、出産方法に関わらず起こりうる症状です。「ケーゲル体操をしているのに治らない」という方は、骨盤の歪みが原因で骨盤底筋が正常に機能できていない可能性があります。

「産後だから仕方ない」は本当に正しいのか?

ここで少し立ち止まって考えてみてください。「どうせ産後は体が辛いもの」「育児が落ち着けば自然に治る」と思い込んでいませんか?もちろん、出産後の体が変化する過程でこうした症状が出やすいのは自然なことです。でも、だからといって放置していい理由にはなりません。

当院に来られるお母さんたちのなかには「整形外科で『安静にしてください』と言われただけ」「産後だからとあっさり流された」という経験をされている方がたくさんいます。原因が分からないまま安静にしているだけでは、骨盤の歪みや筋力低下は改善されないんです。そして、放置すればするほど不調は慢性化していきます。

産後の不調を我慢して放置し続けることの怖さについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。→ 産後の体が痛い…放置すると10年後に後悔する理由

産後の不調を根本から改善するために大切なこと

産後の体の不調をしっかり改善するためには、いくつかの視点が欠かせません。湿布を貼ったり骨盤ベルトを着けたりするだけでは、表面的な対処にとどまってしまいます。大切なのは「なぜその症状が出ているのか」という根本原因を正確に特定することです。

まずは骨盤の状態を正確に把握する

骨盤の歪みといっても、どの方向にどの程度ずれているかは人によってまったく異なります。当院では姿勢分析・関節可動域検査・神経検査など5種類の独自検査を組み合わせて、一人ひとりの体の状態を詳しく調べています。「なんとなく歪んでいそう」ではなく、データに基づいて原因を特定するのが当院のやり方です。

骨盤底筋群を含めた体幹機能を回復させる

産後の不調の多くは、骨盤周辺の筋肉群が正常に機能していないことが根本にあります。腹筋・骨盤底筋・背筋・股関節周辺の筋肉がバランスよく働くことで、骨盤は安定します。施術だけでなく、日常生活でのセルフケアや正しい体の使い方の指導も、当院では重要なケアの一部として取り入れています。

産後ケアに「いつ始めるか」は非常に重要

産後の骨盤ケアは、できるだけ早いうちに始めるほど改善のスピードが違います。リラキシンの影響が残っている産後半年以内は、骨盤が動きやすい「ゴールデンタイム」とも言われています。「もう産後1年以上経ってしまった…」という方でも改善は可能ですが、早いほど体への負担も少なくて済むのは事実です。

産後いつから骨盤ケアを始めればいいかについては、こちらもあわせて読んでみてください。→ 産後半年までに始めたい骨盤矯正の理由

授乳中でも安心して受けられる施術を選ぶ

産後のお母さんにとって「授乳中に施術を受けても大丈夫か」はとても大切な確認事項です。当院の施術は薬を使わない手技療法が基本ですので、授乳中のお母さんも安心してご来院いただけます。赤ちゃんを連れてきていただくことも大丈夫ですので、「子連れだと行けない」と諦めないでください。

当院が産後ケアに力を入れる理由

私自身、3人の子どもを持つ父親として、妻が産後に体の不調で苦しむ様子を間近で見てきました。「つらい」と言いながらも毎日子どもたちのために動き続ける妻の姿を見て、治療家としてだけでなく一人の家族として、産後のお母さんたちの体を守りたいという気持ちが強くなっていきました。

開院から約17年、のべ10万人以上の施術に関わってきましたが、産後の不調は放置すればするほど根深くなっていきます。当院は国家資格を持つ院長が問診から施術まですべて一人で担当する一人治療院ですので、毎回担当者が変わって症状の説明をし直す煩わしさもありません。体の状態の変化を継続的に追いながら、根本から改善していくことができます。

産後ケアに関してよくあるご質問

初めてご来院いただく産後のお母さんからよく聞かれる質問を表にまとめました。気になることがあれば、遠慮なくご相談ください。

ご質問当院の回答
赤ちゃんを連れて行ってもいいですか?はい、赤ちゃん連れでも大丈夫です。安心してお越しください。
産後いつから施術を受けられますか?産後1ヶ月検診が終わった後を目安にしていますが、状態によって異なります。まずはご相談ください。
授乳中でも施術を受けられますか?はい、薬を使わない手技療法が基本ですので授乳中でも安全に受けていただけます。
何回くらいで改善しますか?症状や体の状態によって異なります。初回検査後に改善計画をご提案しますのでまずはご来院ください。
帝王切開でも産後ケアは受けられますか?はい、対応可能です。経腟分娩・帝王切開に関わらず、産後の骨盤ケアは必要です。

体のサインを、見逃さないでください

産後の腰痛・恥骨痛・膝痛・股関節痛・尿漏れ、これらはどれも「産後に多い症状だから仕方ない」と諦めていい症状ではありません。体が出しているSOSのサインです。原因を正しく特定して根本からアプローチすれば、改善できます。

子育てでいそがしい毎日だからこそ、お母さん自身の体を大切にしてほしいと心から思っています。痛みを我慢しながら育児を続けることで、お母さんの笑顔が減ってしまうことが一番もったいないことだと感じています。赤ちゃんにとって、お母さんの笑顔は何よりの栄養ですから。

「これくらいで相談していいのかな」なんて思わなくて大丈夫です。どんな些細なことでも、ひとりで抱え込まずにいつでも気軽に声をかけてください。一緒に改善していきましょう。


院長:中林

どんなお悩みもお気軽にご相談ください

住所
大阪府堺市北区百舌鳥梅町1-16-4ラレックス城の山
電話番号
072-255-0102
定休日
日曜・祝日
ご予約・お問い合わせ
050-3645-3688
24時間受付中

気軽にシェアしてください
目次