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赤ちゃんの便秘の特徴|月齢別の見極めポイント

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赤ちゃんが2日も3日もうんちをしていないと、便秘なのか心配になりますよね。でも「何日出なければ便秘」という明確な基準が分からず、病院に行くべきか様子を見るべきか迷っていませんか。赤ちゃんの便秘には、排便回数だけでなくいくつかの特徴的なサインがあります。当院にも赤ちゃんの向き癖で来院される方の中に、実は便秘が関係しているケースもあるんです。

院長:中林

便秘かどうかの判断は、排便回数だけでなく赤ちゃんの様子全体を見ることが大切です。特徴を知って適切に対処しましょう

初めての育児では、赤ちゃんの「普通」が分からなくて不安になりますよね。以前は1日に何度もうんちをしていたのに急に出なくなると、何か異常があるのではないかと心配になるのは当然です。今回は赤ちゃんの便秘に見られる特徴的なサインと、病院受診が必要な状態について詳しくお伝えしていきます。

目次

赤ちゃんの便秘を見分ける特徴

赤ちゃんの便秘かどうかを判断するには、単に排便回数だけを見るのではなく、いくつかの特徴を総合的に観察することが重要です。実は「何日出なければ便秘」という一律の基準はなく、赤ちゃんの月齢や栄養方法、普段の排便パターンによって個人差が大きいのです。そのため便秘を示す特徴的なサインを知っておくことが、適切な判断につながります。

新生児の約40〜50%に何らかの消化器系の問題が見られるとされており、便秘もその一つです。生後間もない頃は1日に5回以上排便することもありますが、生後2〜3ヶ月を過ぎると排便回数が減ってくることもあります。これは腸の発達に伴う正常な変化である場合もあれば、便秘の始まりである場合もあるため、特徴をしっかり見極める必要があります。

便の硬さと形状の特徴

便秘の最も分かりやすい特徴は、便の硬さと形状です。健康な赤ちゃんの便は、母乳の場合は黄色くて水っぽいペースト状、ミルクの場合は少し硬めのクリーム状をしています。これに対して便秘の赤ちゃんの便は、コロコロとした硬い塊になったり、粘土のように固まっていたりします。

排便時に硬い便が出ると、赤ちゃんのお尻が切れて血が混じることもあります。おむつに少量の血がついていたり、便の表面に血筋が見られたりする場合は、便が硬すぎて肛門を傷つけている可能性があります。この状態は赤ちゃんにとって痛みを伴うため、排便を我慢するようになり、さらに便秘が悪化するという悪循環に陥ることもあります。

いきみ方と表情の特徴

便秘の赤ちゃんは、排便時に通常よりも強くいきむ様子が見られます。顔を真っ赤にして唸るように力んだり、足をバタバタさせて苦しそうにしたりします。排便の際に泣き出すこともあり、明らかに痛みや不快感を感じている様子が分かります。

健康な赤ちゃんも排便時にいきむことはありますが、便秘の場合はいきんでも出ない、または少量しか出ないという状態が続きます。10分以上力み続けても排便がない、いきんだ後に泣き出す、排便後も機嫌が悪いといった様子が見られる場合は、便秘の可能性が高いと考えられます。

お腹の張りと硬さの特徴

便秘になると、お腹の中に便が溜まるため、腹部が張って硬くなります。赤ちゃんのお腹を優しく触ってみたとき、通常よりも張っている感じがしたり、硬くパンパンになっていたりする場合は便秘のサインです。お腹を触られることを嫌がったり、泣き出したりする場合は、腹痛を感じている可能性もあります。

また便秘になると、お腹が張って苦しいため、授乳量が減ることもあります。いつもより飲む量が少ない、飲んでいる途中で嫌がる、飲んだ後にぐずるといった様子が見られる場合は、お腹の不快感が原因かもしれません。

月齢別の便秘の特徴と判断基準

赤ちゃんの便秘の特徴は、月齢によっても変わってきます。新生児期、乳児期前半、乳児期後半、離乳食期では、それぞれ正常な排便パターンが異なるため、便秘の判断基準も変わります。

新生児から生後2ヶ月頃の特徴

生まれてすぐから生後2ヶ月頃までは、1日に5回から8回程度の排便があるのが一般的です。母乳栄養の赤ちゃんは特に回数が多く、授乳のたびに排便することもあります。この時期に1日排便がないという状態は、比較的珍しいため注意が必要です。

ただし生後1ヶ月を過ぎると、個人差が出始めます。母乳の赤ちゃんの中には、母乳が完全に吸収されて排便が2〜3日に1回になることもあります。この場合、便が柔らかく、排便時に苦しそうでなければ、便秘ではなく個人差の範囲と考えられます。

生後3ヶ月から6ヶ月頃の特徴

生後3ヶ月を過ぎると、排便回数は1日1回から2回程度に落ち着いてくる赤ちゃんが多くなります。この時期は腸の機能が発達してくるため、排便パターンに個人差が大きくなります。2〜3日に1回でも、便が柔らかく排便時に苦しそうでなければ問題ないことも多いです。

一方でこの時期から便秘になりやすくなる赤ちゃんもいます。特にミルクに変更した場合や、混合栄養に切り替えた場合は、便が硬くなりやすい傾向があります。4日以上排便がない、便が硬くてコロコロしている、排便時に泣くといった特徴が見られる場合は、便秘と判断して対処が必要です。

離乳食開始後の特徴

離乳食を始めると、多くの赤ちゃんが一時的に便秘気味になります。これは腸が新しい食べ物に慣れていないためで、ある程度は正常な反応です。ただし離乳食開始後に急に便が硬くなった、排便回数が大きく減った、排便時に泣くようになったという場合は、便秘対策が必要になります。

離乳食期の便秘の特徴は、便の形状がはっきりとした固形になることです。大人の便のように形があり、硬さもある便が出るようになります。この時期は水分不足や食物繊維不足が原因になることが多いため、離乳食の内容を見直すことが改善につながります。

病院受診が必要な便秘の特徴

便秘の中には、自宅でのケアで様子を見ていいものと、すぐに病院を受診すべきものがあります。以下のような特徴が見られる場合は、早めに小児科を受診することをお勧めします。

まず排便が5日以上全くない場合は、受診を検討しましょう。特に赤ちゃんの機嫌が悪い、お腹が硬く張っている、授乳量が減っているといった症状を伴う場合は、早めの受診が必要です。また便に血が混じっている場合も、肛門裂傷の可能性があるため受診が望ましいです。

嘔吐を繰り返す、お腹を触ると激しく泣く、発熱がある、体重が増えないといった症状がある場合は、単なる便秘ではなく他の病気の可能性も考えられます。このような場合はすぐに病院を受診してください。赤ちゃんの便秘は、腸の病気や代謝異常の初期症状であることもあるため、気になる症状がある場合は早めに相談することが大切です。

便秘と体のバランスの関係

意外に思われるかもしれませんが、赤ちゃんの便秘と体全体のバランスには深い関係があります。当院で赤ちゃん整体を行っていると、向き癖や頭の形で来院された赤ちゃんが、実は便秘も抱えているケースをよく見かけます。

体のバランスが崩れていると、内臓の働きにも影響が出ることがあります。特に骨盤や背骨のバランスが整っていないと、腸の動きが悪くなり便秘につながることがあるのです。当院では5種類の独自検査を通じて、赤ちゃんの体全体のバランスを確認し、根本的な原因を見つけ出します。

便秘が長引いている場合は、単に水分や食物繊維を増やすだけでなく、体のバランスを整えるアプローチも有効です。当院の施術は非常にソフトで、赤ちゃんへの負担も最小限です。便秘と同時に向き癖や体の緊張が見られる場合は、総合的にケアすることでより良い結果が期待できます。

赤ちゃんの便秘は、特徴的なサインを知っておくことで早期に気づくことができます。排便回数だけでなく、便の硬さ、いきみ方、お腹の張り、赤ちゃんの機嫌など、総合的に観察することが大切です。心配な症状がある場合は、一人で悩まずに小児科や専門家に相談しましょう。当院でも赤ちゃんの体のバランスを整える施術を行っていますので、便秘と同時に他の症状も気になる場合は、お気軽にご相談ください。


院長:中林

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