
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
中林整骨院の中林です。赤ちゃんの後頭部を見たときに「なんだか平らになってる?」と感じて不安になったことはありませんか。私のところにも「マットレスが硬すぎるのでしょうか」「どんな寝具を選べば頭の形が良くなりますか」というご相談が本当に多く寄せられています。


赤ちゃんは一日の大半を寝て過ごしますから、使っている寝具が頭の形に大きく影響するのは当然のことなんです。実は赤ちゃんの頭の形に関するお悩みは、マットレスの選び方と寝かせ方を見直すことで改善できるケースがとても多いんですよ。


赤ちゃんの頭は想像以上に柔らかくて、寝具の影響をすごく受けやすいんです
赤ちゃんの頭蓋骨は大人と比べると驚くほど柔らかい状態で生まれてきます。これは狭い産道を通り抜けるために必要な柔軟性であり、生まれた後も急速に成長する脳を収めるための自然な仕組みなんですね。ただしこの柔らかさがあるからこそ、外からの圧力で簡単に形が変わってしまうという側面もあるわけです。
特に生後2ヶ月から4ヶ月頃は最も頭の形が変わりやすい時期になります。この時期の寝かせ方や使っている寝具が将来の頭の形を左右すると言っても過言ではありません。厚生労働省の調査では新生児の約40〜50%に何らかの向き癖が見られ、そのうち約20〜30%で頭の形の変形が生じているとされています。
年間約80万人の出生数から考えると、毎年約16万人から24万人もの赤ちゃんが頭の形の問題を抱えている可能性があるということです。決して珍しいことではないんですよね。
赤ちゃんの頭蓋骨が柔らかく変形しやすいということは、逆に言えば適切なケアをすれば改善しやすいということでもあります。生後6ヶ月頃までは特に柔軟性が高く、この時期に正しい対処をすることで良好な結果が期待できるんです。
ただし月齢が進むにつれて頭蓋骨は徐々に硬くなっていきます。早めに気づいて対処することが何より大切だと私は25年以上の臨床経験から実感しています。
マットレスの硬さは赤ちゃんの頭の形に直接的な影響を及ぼします。硬すぎるマットレスを使っていると後頭部への圧力が一点に集中してしまい、いわゆる絶壁頭の原因になることがあるんです。赤ちゃんが同じ姿勢で長時間寝ていると、その部分だけが平らになってしまうわけですね。
一方で柔らかすぎるマットレスにも問題があります。赤ちゃんの顔や頭が沈み込んでしまうと呼吸を妨げる危険性があるだけでなく、頭の位置が固定されて向き癖の原因にもなるんです。日本小児科学会でもSIDS予防の観点から柔らかい寝具は避けるよう推奨されています。
理想的なのは適度に硬く、赤ちゃんの体重を均等に分散できる素材のマットレスです。高反発素材のマットレスなら頭部への圧力を分散させながらも、赤ちゃんが自由に頭を動かせる適度な硬さを保ってくれます。
マットレスを選ぶ際には硬さ以外にも重要なポイントがあります。それは通気性の良さです。赤ちゃんは大人よりも体温が高く汗をかきやすいため、通気性に優れた素材を選ぶことで快適な睡眠環境を整えられます。
ムレやすいマットレスだと赤ちゃんが不快に感じて寝返りを打ったり、同じ場所に汗疹ができたりすることもあります。メッシュ素材や穴あき加工が施されたマットレスがおすすめですね。
赤ちゃんの肌は非常に敏感です。できるだけ天然素材や低刺激の素材を選ぶようにしましょう。化学物質が含まれていないかどうかも確認したいポイントです。
そして洗濯のしやすさも見逃せません。赤ちゃんは吐き戻しやおむつ漏れなどで寝具が汚れることが本当に多いですから、カバーが取り外して洗えるタイプや、マットレス本体も洗えるものを選ぶと衛生的に保てます。私の娘たちも赤ちゃんの頃は本当によく汚してくれましたから、洗いやすさは重要だと実感しています。
マットレス選びと同じくらい大切なのが赤ちゃんをどのように寝かせるかということです。赤ちゃんの頭の形を整えるために最も効果的なのは同じ向きで寝かせ続けないことなんです。これは私が多くの赤ちゃんを診てきた経験から自信を持って言えます。
新生児期の赤ちゃんは自分で頭を動かすことがまだ難しいため、同じ方向ばかり向いて寝てしまいがちです。これが続くと頭の一部が圧迫されて偏平になり、いわゆる絶壁頭につながってしまいます。授乳後やおむつ替えのタイミングで意識的に赤ちゃんの頭の向きを左右交互に変えてあげることが大切です。
最初は嫌がるかもしれませんが、少しずつ慣れさせていくことで向き癖の予防になります。無理強いする必要はありませんが、できる範囲で続けてみてください。
タミータイムという言葉を聞いたことがありますか。これは赤ちゃんをうつ伏せの姿勢で遊ばせる時間のことです。この時間を毎日設けることで後頭部への圧力を減らし、頭の形の変形を防ぐことができるんです。
タミータイムには首や体幹の筋肉を発達させる効果もあり、赤ちゃんの運動発達にも良い影響を与えます。目安としては月齢×10分程度、赤ちゃんのご機嫌が良い時に行うのがおすすめです。ただし必ず保護者の目が届く範囲で行い、赤ちゃんが疲れたり嫌がったりしたらすぐに中止してください。安全第一ですからね。
授乳時の抱き方にも向き癖の原因が隠れていることがあります。いつも同じ側で授乳していると赤ちゃんは特定の方向ばかり見ることになり、それが向き癖につながることがあるんです。授乳の際は左右交互に抱く位置を変えることを心がけてみてください。
最初は慣れなくて大変かもしれませんが、赤ちゃんの頭の形を守るためにも大切な習慣です。普段の抱っこや寝かしつけの時もいつも同じ腕で抱かないように意識することで、赤ちゃんが見る方向のバランスを整えることができます。
赤ちゃんがいつも同じ方向を向いてしまう向き癖には首の筋肉の緊張が関係していることがあります。特に斜頸という状態では片側の首の筋肉が硬くなっているため、赤ちゃんが特定の方向にしか頭を向けられなくなってしまうのです。
マットレスを変えても寝かせ方を工夫しても向き癖が改善しない場合は、身体そのものに原因がある可能性も考えられます。当院では赤ちゃんの首や頭の状態を詳しく検査し、筋肉の緊張がある場合は優しい施術で改善を図っています。
赤ちゃんの身体は非常にデリケートですから、国家資格を持った専門家による適切なアプローチが必要です。私は臨床経験25年以上、10万人以上の施術実績がありますので、赤ちゃん整体についても安心してお任せいただけます。
実は向き癖の原因は出産後だけにあるわけではありません。お母さんのお腹の中にいる時の姿勢が影響していることもあるんです。子宮内で赤ちゃんが特定の姿勢で長時間過ごしていると、生まれた後もその姿勢を取りやすくなることがあります。
こうしたケースでは首や身体の緊張を和らげる施術が効果的です。当院では複数の検査と問診を行い、一人ひとり異なる原因を見つけ出して施術を進めています。
ドーナツ型の枕など絶壁防止を謳った赤ちゃん用の枕が多く販売されていますが、実は枕の使用には賛否両論があります。日本小児科学会の見解では乳児には基本的に枕を使わなくてよいとされているんです。
枕によって動きが制限されることでかえって絶壁になってしまったり、枕のくぼみの形に頭が変形してしまうこともあります。また厚みのある枕は窒息のリスクも高めるため、特に0歳児には注意が必要です。
枕を使うよりもマットレスの選び方と寝かせ方を工夫する方が安全で効果的だと私は考えています。どうしても枕を使いたい場合は専門家に相談してから検討することをおすすめします。
赤ちゃんの頭の形の問題は早期に対処することが何より重要です。生後3ヶ月から6ヶ月が最も効果的な治療期間とされており、頭蓋骨が柔らかいこの時期に適切なケアを行うことで良好な結果が期待できます。
軽度の変形であればマットレスの見直しや寝かせ方の工夫、タミータイムの実践などで自然に改善することも多いです。しかし月齢が進むにつれて頭蓋骨は硬くなり、改善が難しくなってしまいます。
「様子を見ましょう」と言われたけれど改善しない、何をしても向き癖が治らないという場合は、身体に根本的な原因が隠れている可能性があります。当院では徹底的な検査を通じて一人ひとり異なる原因を見つけ出し、赤ちゃんに優しい施術で改善を目指しています。
向き癖や頭の変形を放置すると頭蓋骨が成長とともに歪んだ形で固定化されてしまいます。学童期以降も頭の形の非対称が残り、ヘアスタイルの制限や帽子が合わないなどの見た目の問題を引き起こすことがあるんです。
また重度の場合は顎関節の発達に影響を与え、噛み合わせの問題や顔面の非対称につながることもあります。最悪の場合は外科的な頭蓋骨矯正手術が必要になるケースもあり、お子さんの身体的・精神的負担が大きくなってしまいます。だからこそ赤ちゃんのうちに適切なマットレス選びと正しい寝かせ方で予防することがとても大切なのです。
当院では赤ちゃんの頭の歪みや向き癖の問題に対して独自の検査と施術を行っています。私が検査から施術まで責任を持って担当しますので、ご安心ください。
赤ちゃんの身体は非常にデリケートですから、痛みのない優しい施術で根本原因にアプローチします。首の筋肉の緊張を和らげたり、身体全体のバランスを整えることで、自然と向き癖が改善していくケースも多く見られます。小児科やほかの治療院で改善しなかった赤ちゃんも当院で良くなっているケースがたくさんあります。
病院で経過観察と言われたけれど不安が消えないという方はぜひ一度ご相談ください。大切なお子さんの将来のために今できることを一緒に考えていきましょう。
当院は私一人で運営している治療院です。だからこそ検査から施術まで全て私が責任を持って行います。赤ちゃんの身体の状態を把握し、症状の変化を見逃すことなく最適な施術を提供できるのです。
グループ院のように施術者が変わることもありませんから、毎回同じことを説明する必要もありません。お母さんの不安にもしっかり寄り添いながら施術を進めていきます。私自身も3人の子どもを育ててきましたから、子育ての大変さや不安な気持ちはよく分かります。
赤ちゃんの頭の形とマットレスには深い関係があります。硬すぎず柔らかすぎない適度な硬さのマットレスを選び、通気性と安全性にも配慮することが大切です。同時に寝かせ方の工夫も重要で、同じ向きで寝かせ続けない、授乳時の抱き方を左右交互にする、タミータイムを取り入れるなど日々のケアで大きな違いが生まれます。
もしマットレスを変えても向き癖が改善しなかったり、赤ちゃんの頭の形が気になる場合は、一人で悩まずに専門家に相談してください。早期に適切な対処をすることでお子さんの将来の見た目や健康を守ることができます。当院は開院以来多くの赤ちゃんと保護者の方のお悩みを解決してきました。いつでもお気軽にご相談くださいね。あなたとお子さんの力になりたいと思っています。

