
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
赤ちゃんがいつも同じ方向ばかり向いて寝ている姿を見て、このまま様子を見ていていいのか不安になっていませんか。かかりつけの小児科では「様子を見ましょう」と言われたけれど、後頭部の形がどんどん平らになってきて、本当にこのままでいいのか心配になりますよね。特に乳児健診で向き癖を指摘されると、整形外科に行った方がいいのか、それとも別の診療科なのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。


堺市北区で治療院を開業して18年、これまで数多くの赤ちゃんの向き癖の相談を受けてきた経験から、今日は整形外科を受診すべきかどうかの判断基準についてお話ししたいと思います。実は向き癖といっても原因はさまざまで、受診先も状況によって変わってくるんです。


向き癖で悩んでいる保護者の方からの相談は本当に多いです
赤ちゃんの向き癖で医療機関を受診しようと考えたとき、まず理解しておきたいのは向き癖には大きく分けて二つのタイプがあるということです。一つは単なる習慣的な向き癖で、もう一つは筋性斜頸という病的な状態です。この違いを理解することが、適切な受診先を選ぶ第一歩になります。
習慣的な向き癖は、お腹の中にいたときの姿勢や生まれてからの寝かせ方、授乳時の抱き方などが原因で起こります。赤ちゃんが特定の方向を向くのが楽だと感じているだけで、首の筋肉そのものに問題があるわけではありません。一方で筋性斜頸は、首の胸鎖乳突筋という筋肉にしこりができたり硬くなったりして、首が一方向に傾いてしまう状態を指します。この二つは似ているようで全く異なるものなんです。
整形外科の受診を検討する前に、まずはかかりつけの小児科で初期診断を受けることをおすすめします。小児科では赤ちゃんの全身状態を診察し、向き癖が単なる習慣なのか、それとも何か病気が隠れているのかを判断してくれます。生後間もない時期であれば、生活習慣の改善や環境調整のアドバイスで改善するケースも多いからです。
では具体的にどのような場合に整形外科の受診を検討すべきなのでしょうか。最も重要な判断基準は、首の筋肉にしこりがあるかどうかです。赤ちゃんの首を優しく触ってみて、耳の下から鎖骨に向かって走る胸鎖乳突筋に硬いしこりを感じる場合は、筋性斜頸の可能性が高いため整形外科の受診が必要になります。
また、首を反対側に向けようとしても明らかに抵抗がある場合や、寝ているときだけでなく抱っこしているときも常に首が同じ方向に傾いている場合も要注意です。習慣的な向き癖であれば、抱っこの向きを変えたり優しく首を動かしたりすると比較的容易に反対側を向けるのですが、筋性斜頸の場合は筋肉の緊張や短縮があるため反対側を向きにくくなります。
さらに生後2ヶ月を過ぎても改善が見られない場合や、頭の形の変形が日に日に進行している場合も専門的な診察を受けた方がよいでしょう。特に後頭部の片側だけが極端に平らになっている、額の高さが左右で明らかに違う、耳の位置がずれているといった頭の形の非対称が顕著な場合は、早めの受診が将来の見た目への影響を最小限に抑えることにつながります。
筋性斜頸と単なる向き癖を見分けるポイントをもう少し詳しく説明しましょう。筋性斜頸では首をかしげるような姿勢、つまり頭が斜めに傾いた状態が特徴的です。顔が右を向いているときに頭が左に傾く、あるいはその逆のパターンが見られます。これに対して習慣的な向き癖では、顔は一方向を向いていても頭の傾きはそれほど目立ちません。
もう一つの見分け方として、他動的に首を動かしてみる方法があります。赤ちゃんの頭を優しく支えて反対側にゆっくり向けてみたとき、習慣的な向き癖なら比較的スムーズに動かせるはずです。しかし筋性斜頸の場合は明らかな抵抗感があり、無理に動かそうとすると赤ちゃんが泣いて嫌がることが多くなります。
実際に整形外科を受診した場合、どのような診察や治療が行われるのか気になりますよね。まず初診では問診で妊娠中や出産時の状況、現在の症状の詳細などを聞かれます。その後、実際に赤ちゃんの首や頭の状態を診察し、筋肉のしこりの有無、首の可動域、頭の形の測定などが行われます。
筋性斜頸と診断された場合、治療の基本はストレッチとマッサージです。整形外科では理学療法士による専門的な指導を受けることができ、自宅でできるストレッチの方法も教えてもらえます。生後6ヶ月までに治療を開始すれば、多くの場合は保存療法で改善が期待できます。ただし1歳を過ぎても改善が見られない場合は、筋肉を延長する手術が検討されることもあります。
習慣的な向き癖の場合は、体位変換の指導や環境調整のアドバイスが中心になります。寝かせる向きを工夫する、授乳時の抱き方を交互に変える、赤ちゃんの興味を引くものを反対側に置くといった具体的な方法を教えてもらえます。また頭の形の変形が進行している場合は、ヘルメット療法を専門とする医療機関を紹介されることもあります。
整形外科以外にも向き癖の相談ができる場所があることをご存じでしょうか。頭の形の変形が主な悩みで、ヘルメット療法を検討している場合は、頭の形外来や形成外科、脳神経外科を受診するという選択肢もあります。これらの専門外来では頭の形を正確に測定し、ヘルメット療法の適応があるかどうかを判断してくれます。
また当院のような整体院でも、向き癖の改善に取り組んでいます。整体院では骨格や筋肉のバランスを整えることで、赤ちゃんが自然に首を動かしやすい状態を作っていきます。特に習慣的な向き癖の場合は、身体全体のバランスを整えることで驚くほど改善するケースも少なくありません。病院で経過観察と言われたけれど何か対策をしたいという方には、整体という選択肢も考えてみていただきたいです。
向き癖の治療において最も大切なのは、実は受診のタイミングなんです。赤ちゃんの頭蓋骨は生後6ヶ月頃まで非常に柔らかく、この時期であれば比較的容易に形を整えることができます。しかし月齢が進むにつれて頭蓋骨は徐々に硬くなっていき、1歳を過ぎると変形した形のまま固定化してしまう可能性が高くなります。
筋性斜頸の場合も早期発見・早期治療が予後を大きく左右します。生後3ヶ月までに治療を開始すれば、ほとんどのケースで保存療法のみで改善が期待できます。しかし治療開始が遅れるほど筋肉の短縮が進行し、治療期間が長くなるだけでなく手術が必要になるリスクも高まってしまいます。
ですから「様子を見ましょう」と言われても、生後2ヶ月を過ぎて改善の兆しが見られない場合や、頭の形の変形が気になる場合は、躊躇せずに専門的な診察を受けることをおすすめします。早めの対処が赤ちゃんの将来の見た目や発達に大きな影響を与えることを、ぜひ覚えておいてください。
当院では向き癖の改善に対して、身体全体のバランスを整えるという視点から施術を行っています。向き癖は首だけの問題ではなく、骨盤や背骨、さらには頭蓋骨全体のバランスが関係していることが多いからです。開院以来18年間で数多くの赤ちゃんを診てきましたが、首そのものには問題がないのに向き癖が起こっているケースは本当に多いんです。
当院では5種類の独自検査を通じて、一人ひとり異なる向き癖の根本原因を明らかにしていきます。子宮内環境の影響なのか、出産時の圧迫が関係しているのか、それとも授乳や寝かせ方が原因なのか。原因を正確に特定することで、その赤ちゃんに最適な施術とアドバイスを提供することができます。
施術は赤ちゃんの身体に負担をかけない、優しく短時間で終わるものです。臨床経験25年以上、10万人以上の施術実績を持つ私が、検査から施術まで責任を持って担当しますのでご安心ください。小児科や整形外科で改善しなかったケースでも、当院の施術で劇的に改善した赤ちゃんは数多くいらっしゃいます。
向き癖を放置した場合のリスクについても触れておきたいと思います。最も目に見える影響は頭の形の変形です。後頭部の平坦化、額の突出、耳の位置のずれなどが進行し、学童期以降も頭の形の非対称が残る可能性があります。将来的にヘアスタイルが制限される、帽子が合わないといった見た目の問題だけでなく、重度の場合は顎関節の発達に影響を与えることもあります。
また向き癖がある赤ちゃんは、顔が向いている方向と反対側の股関節に開排制限が生じやすいという報告もあります。つまり向き癖を放置することで、股関節脱臼のリスクが高まる可能性があるということです。さらに首の動きが制限されることで視野が偏り、運動発達や認知発達に影響を与える可能性も指摘されています。
こうしたリスクを避けるためにも、向き癖を単なる癖として軽視せず、適切な時期に適切な対処をすることが大切です。特に頭の形は生後6ヶ月までが勝負ですので、気になる症状がある場合は早めに相談してほしいと思います。
整形外科や整体院での治療と並行して、家庭でできる対策も重要です。まず寝かせる向きを意識的に変えることから始めましょう。いつも同じ向きで寝かせるのではなく、頭と足の位置を入れ替えたり、ベビーベッドの向きを変えたりして、赤ちゃんが自然に反対側を向くような環境を作ります。
授乳時の抱き方も重要なポイントです。右側ばかりで授乳している場合は意識的に左側も使うようにする、あるいはフットボール抱きなど別の抱き方を試してみるのもよいでしょう。赤ちゃんの興味を引くものを反対側に置くのも効果的で、音の出るおもちゃやカラフルなモビールなどを活用してみてください。
ただし無理に首を反対方向に向けさせたり、長時間同じ姿勢で固定したりすることは避けてください。赤ちゃんが泣いて嫌がるような対策は逆効果になることもあります。自然な範囲での改善を心がけることが大切です。
実際に整形外科を受診する際のアドバイスもお伝えしておきましょう。まず小児整形外科を専門とする医師がいる医療機関を選ぶことをおすすめします。大学病院や総合病院の整形外科、あるいは小児整形外科を標榜しているクリニックなどが候補になります。最近では個人のクリニックでも専門外来を開設しているところが増えてきました。
予約制のところが多いため、初診まで数週間から1ヶ月程度待つこともあります。気になる症状がある場合は早めに予約を取ることをおすすめします。受診の際には母子手帳を持参し、妊娠中や出産時の状況、これまでの成長の記録などを説明できるように準備しておくとスムーズです。
また受診前に赤ちゃんの様子を動画で撮影しておくのもよいでしょう。普段の寝ている様子、抱っこしたときの首の傾き、授乳時の様子などを記録しておくと、診察時に医師に正確な情報を伝えることができます。写真も有効ですが、動画の方が首の動きや角度が分かりやすいのでおすすめです。
赤ちゃんの向き癖で整形外科を受診すべきかどうかは、向き癖の原因や程度によって変わってきます。首の筋肉にしこりがある、反対側を向きにくい、常に首が傾いているといった症状がある場合は筋性斜頸の可能性があるため、整形外科の受診が必要です。一方で習慣的な向き癖の場合は、小児科での指導や整体院での施術でも十分に改善が期待できます。
大切なのは早めに対処することです。赤ちゃんの頭蓋骨が柔らかい生後6ヶ月までが勝負の時期ですので、様子を見ているうちに最適な治療時期を逃してしまうのは本当にもったいないことです。かかりつけの小児科で「様子を見ましょう」と言われても、保護者として不安が残る場合は遠慮なく専門的な診察を受けてください。
当院にも整形外科や小児科で経過観察と言われたけれど改善しないという相談が数多く寄せられています。向き癖の原因は一つではなく、複数の要因が絡み合っていることがほとんどです。だからこそ徹底的な検査と、一人ひとりに合わせた施術が重要になってくるんです。どこに行っても改善しなかった、何をしても変わらないと諦めている方こそ、ぜひ一度ご相談ください。赤ちゃんの健やかな成長のために、私にできることは全力でサポートさせていただきます。

