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片方だけ飲まない授乳、3つの体の歪みが影響していた

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生後しばらく経っても「片方のおっぱいだけ嫌がる」「授乳中に体を大きく反らせて泣く」「いつも同じ方向を向いたまま飲む」、そんな様子が続いていて、どうしたらいいか悩んでいませんか?実は赤ちゃんの体の歪みが授乳のしにくさに深く関係しているケースが、当院にはとても多く見られます。

「母乳の出が悪いのかな」「くわえさせ方が下手なのかな」と自分を責めてしまうお母さんがとても多いのですが、原因はそれだけではありません。赤ちゃん自身の体のコンディションが影響していることがあるんです。

院長:中林

当院では産後のお母さんが赤ちゃんを連れて来院されるケースが増えています。「授乳のたびに嫌がる」「片側だけ飲まない」というご相談を毎月たくさんいただくのですが、調べてみると赤ちゃんの体の状態が深く関わっていることがほとんどです。一人で抱え込まずに、まずはこの記事を読んでみてください

目次

授乳で飲まない・嫌がる赤ちゃんは珍しくない

「授乳がうまくいかない」と悩んでいるのは、あなただけではありません。当院に来院される産後のお母さんのうち、相当数の方が授乳に何らかのトラブルを抱えています。中でも多いのが、「片方のおっぱいは飲むのに、もう一方を嫌がる」「授乳中に体を反らせて暴れる」「乳首をくわえてもすぐに口を離してしまう」といったご相談です。

こうしたケースでまず疑ってほしいのが、赤ちゃん自身の体の状態です。首や背骨、骨盤に歪みや緊張があると、特定の姿勢が辛くなり、それが授乳のしにくさとして現れることがあります。授乳の問題は、お母さん側の要因だけで判断しないでほしいのです。

片方だけ飲まない原因は「向き癖」にある可能性が高い

赤ちゃんが左側の授乳は嫌がるけれど右側はよく飲む、あるいは反対に右からは飲まない、というパターンをよく見かけます。こうした偏りは、向き癖と深く関係していることがほとんどです。向き癖とは、赤ちゃんが常に同じ方向に顔を向けようとする状態のことで、首の筋肉(とくに胸鎖乳突筋)の左右差が原因になっていることが多いです。

首の緊張がある側は動かしにくく、その方向から抱かれての授乳が辛くなります。「嫌がって泣く」「体を反らせて抵抗する」といった反応は、赤ちゃんが「この姿勢はしんどいよ」と体で伝えているサインです。言葉を持たない赤ちゃんだからこそ、体の動きや反応から読み取ってあげることがとても大切です。

向き癖と授乳の関係についてより詳しく知りたい方は、「向き癖が乳腺炎を招く?哺乳への影響を徹底解説」もあわせてご覧ください。

授乳中に反り返る赤ちゃん、その体に何が起きている?

抱っこすると強く反り返る、授乳中も体を後ろに反らせて口を離してしまう、という場合は背骨や骨盤まわりの緊張や歪みが影響していることがあります。背骨の歪みがあると特定の姿勢を取ることが難しくなり、授乳中に体を丸めて安定させることができなくなります。結果として赤ちゃんは授乳を嫌がるような反応を見せるのです。

反り返りが強い赤ちゃんは、縦抱きや特定の角度での抱っこだと落ち着くことがあります。それは体の構造上、その姿勢が楽だからです。でも姿勢を変えるだけでは根本的な解決にはなりません。体の状態そのものを整えることが大切です。

なぜ赤ちゃんの体に歪みが生じるの?

「生まれたばかりの赤ちゃんに歪みなんてあるの?」と疑問に思う方も多いと思います。でも赤ちゃんの体は、妊娠中から出産後のわずかな時間の中で、様々な要因によって歪みが生じやすい状態にあります。

妊娠中のお腹の中での姿勢の影響

赤ちゃんは妊娠後期になるほど、子宮の中で限られたスペースに長期間収まっています。胎位や羊水の量、子宮の形状によって、首や背骨に偏った力がかかり続けることがあります。特に長期間同じ向きで収まっていた場合、生まれた後も体の左右差として残ることがあります。

出産時の負担が体に残ることも

分娩の過程でも赤ちゃんの体には大きな力がかかります。吸引分娩や鉗子分娩はもちろん、分娩時間が長かった場合や、早産・逆子出産の場合なども、首や頭部に通常より強い力が加わることがあります。私自身も1ヶ月早く生まれた早産児でした。体が小さく弱い状態で生まれてくる赤ちゃんの体の繊細さは、我が事のように感じています。

生後の環境や習慣が歪みをつくることも

生まれた後の日常生活も、体の歪みに影響します。いつも同じ方向から抱っこされたり、ベビーベッドの同じ側に刺激があったりすることで、首の筋肉に左右差が生じやすくなります。こうした環境の偏りが積み重なることで向き癖が強まり、授乳のしにくさにつながることがあるのです。

体の歪みが授乳に影響するメカニズム

赤ちゃんが「授乳する」という行為は、一見シンプルに見えて実は複雑な体の動きを必要としています。口を開けてくわえる、舌を動かして搾乳する、飲み込む、これらを繰り返すためには、顎・首・肩・背中のラインが適切に働いていることが前提です。

首の緊張が吸う動作を妨げる

首の筋肉に強い緊張があると、首の動きが制限されます。特定の方向に頭を向けた状態で吸啜(きゅうてつ)する動作がうまくできなくなるため、その方向からの授乳を嫌がるようになります。「右から飲まない」「左に向けると暴れる」という状況は、赤ちゃんにとってその姿勢が本当に苦しいから起きていることです。ママの授乳の仕方が悪いわけではありません。

頭の歪みが吸う力にも影響する

頭蓋骨に変形がある場合、顎の位置や口の開き方に微妙なズレが生じることがあります。くわえる深さが足りなかったり、吸う力が弱くなったりするのは、見た目だけの問題ではなく機能的な影響が出ているサインかもしれません。頭の形の歪みは単なる外見の問題ではなく、授乳を含む様々な機能に波及する可能性があります。赤ちゃんの頭の形が気になっている方は、赤ちゃんの頭の形のページもあわせてご参照ください。

骨盤・背骨の歪みが全身姿勢を乱す

骨盤は背骨全体の土台です。骨盤に歪みがあると背骨のラインが乱れ、全身の姿勢バランスが崩れます。授乳中に体を丸めて安定した姿勢を保つことが難しくなるため、飲みにくさや反り返りにつながります。骨盤・背骨・首・頭蓋骨はすべてつながった一つの体として捉えることが重要です。

放置するとどうなるの?

「赤ちゃんのことだからそのうち治るだろう」と思って様子をみているお母さんも多いですが、体の歪みや向き癖を長期間放置すると、より大きな問題につながる可能性があります。

向き癖がある状態が続くと、いつも同じ側を下にすることで後頭部の片側だけに圧力がかかり続け、頭の変形や非対称が進んでしまいます。頭蓋骨は生後しばらくは柔らかく形を変えやすい状態にありますが、成長とともに徐々に固まっていきます。この時期を逃してしまうと、後から形を整えることが難しくなります。

また授乳がうまくいかないことで片方だけに刺激が集中し、飲まれていない側の乳房に母乳が溜まって乳腺炎を引き起こすリスクもあります。授乳をうまく続けられずに早期断乳を余儀なくされるケースも少なくありません。赤ちゃんの体のサインは、できるだけ早い段階でキャッチしてあげることが大切です。

ご自宅でできる確認のポイント

次のような様子が気になっていたら、赤ちゃんの体の状態を専門家に診てもらうことを検討してみてください。

  • 片方のおっぱいだけ嫌がる、または飲みが浅い
  • 授乳中に体を大きく反らせて嫌がる
  • 仰向けに寝かせると自然といつも同じ方向に顔が向く
  • 後頭部の片側が平らになってきた、または左右で形が違う
  • 特定の抱き方をすると異様に嫌がって泣く
  • 吸い付きが弱い、またはすぐに口を離してしまう

赤ちゃんが泣いたり嫌がったりする行動は、言葉の代わりに「体が辛い」「しんどい」と伝えているサインです。こうしたサインを見逃さないために、日頃から赤ちゃんの様子を丁寧に観察してあげてくださいね。

当院での赤ちゃんへのアプローチについて

当院では、赤ちゃんの体の状態をしっかりと検査したうえで、体の歪みや筋肉の緊張を整えるための施術を行っています。「赤ちゃんに整体はちょっと怖い…」と感じる方もいらっしゃいますが、ご安心ください。赤ちゃんへの施術は大人のような強い刺激とはまったく異なります。

指先でそっと触れるような優しい施術

当院で赤ちゃんに行うのは、指先でごくわずかな力をかけるだけのとても優しいアプローチです。筋肉の緊張をゆっくりほぐしながら、関節の動きをスムーズにすることで体全体のバランスを整えていきます。施術中に赤ちゃんが泣いてしまっても大丈夫です。お母さんに抱っこしてもらいながら施術することもできますので、初めての方も安心してお越しください。

お母さんの体も一緒に整えます

授乳がうまくいかない背景には、お母さん側の状態も関わっていることがあります。産後の骨盤のゆがみや肩こり、抱っこの姿勢のクセなどが、授乳環境をより難しくしていることもあります。当院では赤ちゃんだけでなく、お母さんの産後の体の状態も合わせて確認しながら、親子で無理なく授乳を続けられる環境づくりをサポートしています。

検査から施術まで、すべて院長が担当

当院は私一人で検査から施術まですべてを担当する、一人治療院です。毎回担当者が変わることなく、同じ目で継続して状態を見続けられることが当院の強みのひとつです。25年以上・10万人を超える施術実績の中で、産前産後のお母さんと赤ちゃんの施術には特に力を入れてきました。「整形外科で様子見と言われた」「他院でも改善しなかった」という方も、ぜひ一度ご相談ください。

授乳のトラブルで一人で悩まないでください

授乳がうまくいかないと、毎日がとても辛くなりますよね。夜中も満足に眠れず、体も疲れ果てているのに、赤ちゃんがうまく飲んでくれない。「自分がいけないのかな」と責めてしまうこともあるかもしれません。でも、それはあなたのせいではないことがほとんどです。

赤ちゃんの体の歪みや向き癖は、早い段階でケアしてあげることで驚くほど改善するケースをたくさん見てきました。「こんなことで相談していいのかな」と遠慮される必要はまったくありません。どんな小さなことでも構いません。ひとりで抱え込まずに、いつでも気軽に相談しに来てください。当院は完全予約制で女性スタッフも在籍しており、赤ちゃん連れでも安心してお越しいただける環境を整えています。あなたと赤ちゃんの毎日が、少しでも楽に笑顔で過ごせるように、精一杯サポートします。


院長:中林

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