
院長:中林お気軽にご相談ください!

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乳幼児健診で保健師さんから「赤ちゃんの頭の形が少し気になりますね」と言われて、不安になっていませんか。後頭部が平らになっていたり、左右で形が違っていたり、我が子の頭の形を見るたびに心配で仕方がないというお母さんの声をよく聞きます。


当院にも生後数ヶ月の赤ちゃんを連れた保護者の方が多く来院されますが、その多くが赤ちゃんの頭の形について深刻に悩んでいらっしゃいます。小児科では「様子を見ましょう」と言われるだけで具体的な対策を教えてもらえず、ネットで調べるほど不安が大きくなってしまうという状況です。


頭の形の悩みは早めの対処で改善できます
今回は赤ちゃんの頭の形の歪みである位置性頭蓋変形症について、その原因や対策、そして当院でできることを分かりやすくお伝えしていきます。将来の見た目への影響が心配で夜も眠れないというお母さんも、ぜひ最後まで読んでください。
位置性頭蓋変形症とは、赤ちゃんがいつも同じ方向を向いて寝ることで頭蓋骨が変形してしまう状態のことです。医学的には頭蓋骨縫合早期癒合症という病気とは異なり、骨そのものに問題があるわけではありません。柔らかい赤ちゃんの頭蓋骨に持続的な圧力がかかることで、後頭部が平らになったり左右非対称になったりします。
厚生労働省の調査によると新生児の約40〜50%に何らかの向き癖が見られ、そのうち約20〜30%で頭の形の変形が生じるとされています。つまり年間約80万人の出生数から考えると、毎年16万人以上の赤ちゃんに頭の形の問題が起こっている計算になります。決して珍しいことではなく、多くの保護者が同じ悩みを抱えているのです。
位置性頭蓋変形症には主に3つのタイプがあります。後頭部全体が平らになる短頭症、後頭部の片側だけが平らになる斜頭症、そして頭が前後に長くなる長頭症です。このうち日本の赤ちゃんに最も多いのが短頭症で、仰向けで寝かせる習慣が影響していると考えられています。
位置性頭蓋変形症と混同されやすいのが頭蓋骨縫合早期癒合症です。これは頭蓋骨の縫合線が早期に癒合してしまう病気で、脳の成長を妨げる可能性があるため手術が必要になります。しかし位置性頭蓋変形症は骨の成長に問題があるわけではなく、外からの圧力による変形なので脳の発達には影響しません。
見分け方としては、頭蓋骨縫合早期癒合症では頭囲の成長が止まったり頭蓋内圧が上がる症状が出ますが、位置性頭蓋変形症では頭囲は正常に成長します。もし心配な場合は小児科や脳神経外科を受診して、CTやレントゲンで確認してもらうと安心です。
位置性頭蓋変形症が起こる最も大きな原因は、赤ちゃんの向き癖です。子宮内での姿勢や出産時の状況、生まれてからの寝かせ方などが影響して、赤ちゃんは特定の方向ばかり向いて寝るようになります。その結果、いつも下になっている部分の頭蓋骨が圧迫されて平らになってしまうのです。
私の長女も生後2ヶ月頃から右ばかり向いて寝るようになり、右側の後頭部が少し平らになっていました。当時は治療家としての経験も浅く、自分の子どものことなのに適切な対処ができなかったことを今でも覚えています。その経験があるからこそ、同じ悩みを持つ保護者の方の気持ちが痛いほど分かります。
向き癖が起こる原因には首の筋肉の緊張も関係しています。出産時に首にかかった負担や、抱っこの仕方の偏り、授乳時の姿勢などによって首の筋肉が緊張すると、赤ちゃんは楽な方向にしか首を向けられなくなります。また部屋の明るさやテレビの位置など視覚的な刺激も影響するため、原因は一つではなく複数の要因が絡み合っているのです。
位置性頭蓋変形症は生後2〜4ヶ月頃に最も目立つようになります。この時期の赤ちゃんはまだ自分で寝返りができず、首もしっかり座っていないため、同じ姿勢で長時間過ごすことになります。生後6ヶ月を過ぎて寝返りやお座りができるようになると、頭への圧力が分散されて自然に改善することもあります。
しかし生後6ヶ月を過ぎても明らかな変形が残っている場合は、自然改善が難しくなる可能性が高くなります。頭蓋骨は生後1歳半頃までは柔らかく変形しやすい時期ですが、その後は徐々に硬くなっていくため、早めの対処が重要になるのです。
多くの保護者が最も心配されるのが、頭の形の歪みが将来にわたって残るのではないかということです。医学的には位置性頭蓋変形症が脳の発達や知能に影響を与えることはないとされています。しかし見た目の問題は確かに存在します。
学童期以降も頭の形の非対称が残ると、ヘアスタイルが制限されたり帽子やヘルメットが合わなかったりという問題が出てきます。特に女の子の場合は髪型の選択肢が狭まることで、思春期に悩むケースも少なくありません。また重度の変形では顔の左右差や噛み合わせの問題につながることもあります。
当院に来られた保護者の方の中には「自分が赤ちゃんの時に絶壁だったことで、ずっとコンプレックスを抱えていた。だから我が子には同じ思いをさせたくない」とおっしゃる方もいらっしゃいました。親としての気持ちを考えると、できることは早めにやってあげたいと思うのは当然のことです。
軽度から中等度の位置性頭蓋変形症であれば、家庭での対策で改善が期待できます。最も基本的なのが体位変換で、赤ちゃんが向きやすい方向とは反対側に刺激を与えることです。例えばいつも右を向いているなら、左側からおもちゃで遊んであげたり、左側から話しかけたりします。
授乳時の抱き方を左右交互に変えることも効果的です。右手で抱っこすることが多いお母さんは、意識的に左手でも抱っこする時間を作ってみてください。寝かせる時も頭の向きを定期的に変えてあげると、圧力が分散されます。ただし夜中に何度も起きて向きを変えるのは現実的ではないので、できる範囲で構いません。
タミータイムと呼ばれるうつぶせ遊びも推奨されています。起きている時間に保護者が見守りながら、1日数回うつぶせの姿勢にしてあげることで、後頭部への圧力を減らせます。ただし必ず目の届く範囲で行い、寝てしまったら仰向けに戻すことが大切です。
ドーナツ枕を使えば頭の形が良くなると考える方も多いですが、実は注意が必要です。日本小児科学会では窒息のリスクがあるため、ドーナツ枕の使用を推奨していません。また枕を使っても結局赤ちゃんは向きやすい方向を向いてしまうため、根本的な解決にはならないことが多いのです。
重度の変形や家庭での対策で改善が見られない場合、ヘルメット治療という方法があります。これは赤ちゃんの頭に専用のヘルメットを装着して、成長とともに頭の形を矯正していく治療法です。生後4〜6ヶ月頃から開始し、約6ヶ月間ほど1日23時間装着し続けます。
ヘルメット治療のメリットは確実に頭の形を改善できることですが、デメリットも理解しておく必要があります。まず費用が30〜50万円程度と高額で、保険適用外の自費診療です。また長時間の装着による皮膚トラブルのリスクもあり、夏場は特に蒸れやすくなります。
何より生後数ヶ月の赤ちゃんに1日23時間ヘルメットを装着させることへの心理的な負担は、保護者にとって大きなものです。ヘルメット治療が必要かどうかは変形の程度によって判断すべきで、軽度から中等度なら他の方法で十分改善が期待できます。
当院では赤ちゃんの向き癖や頭の形の歪みに対して、手技療法によるアプローチを行っています。25年以上の臨床経験と赤ちゃん整体の専門知識を活かし、首や背骨の状態を丁寧に検査して根本原因を見つけ出します。
多くの場合、向き癖の原因は首の筋肉の緊張や背骨の動きの制限にあります。当院では優しい手技で赤ちゃんの首や体全体のバランスを整えることで、自然に両方を向けるようになるようサポートします。施術は痛みがなく、赤ちゃんが寝ている間に終わることも多いです。
また保護者の方には家庭でできる抱き方や寝かせ方の工夫を具体的にアドバイスしています。ヘルメット治療を検討する前に、まずは体への負担が少ない方法から試してみることをお勧めしています。実際に当院に通われた赤ちゃんの多くが、生後3〜4ヶ月の早い段階から施術を始めることで、頭の形が目に見えて改善しています。
位置性頭蓋変形症は月齢が若いほど改善しやすく、逆に月齢が進むと改善に時間がかかります。生後6ヶ月を過ぎてからよりも、生後2〜4ヶ月の時点で対処を始めた方が効果が高いのです。「様子を見ましょう」と言われて数ヶ月待っているうちに、最適な治療時期を逃してしまったというケースも少なくありません。
当院では初回の検査で頭の形の状態を詳しく評価し、向き癖の原因を特定します。そのうえで一人ひとりに合わせた施術計画をご提案しますので、まずは一度ご相談ください。国家資格を持つ院長が責任を持って検査から施術まで全て担当しますので、安心してお越しいただけます。
赤ちゃんの頭の形について悩んでいるのは、あなただけではありません。多くの保護者が同じ不安を抱えています。ネットで調べれば調べるほど情報が溢れて混乱してしまうかもしれませんが、大切なのは正しい知識を持って適切な時期に適切な対処をすることです。
私自身も3人の子どもの父親として、子育ての大変さや不安は身をもって経験しています。特に第一子の時は些細なことでも心配で、夜中に何度も赤ちゃんの様子を見に行ったことを覚えています。だからこそ保護者の方の気持ちに寄り添いながら、専門家としてできる限りのサポートをしたいと考えています。
位置性頭蓋変形症は適切な対処をすれば改善が期待できる症状です。ヘルメット治療という高額な方法に頼らなくても、手技療法と家庭でのケアで十分に対応できるケースも多くあります。将来の我が子のために今できることを一緒に考えていきましょう。一人で悩まず、いつでも気軽にご相談ください。お待ちしています。

