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その授乳、赤ちゃんの背骨を歪めてない?

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毎日の授乳中、ふと「この抱き方で大丈夫かな」と不安になったことはありませんか。こんにちは、堺市北区中百舌鳥にある中林整骨院・なかもず院の中林です。

赤ちゃんの体というのは想像以上に敏感で、毎日繰り返す授乳の姿勢や抱き方が少しずつ体に影響を与えていることがあります。特に赤ちゃんの背骨や頭のゆがみは、授乳との関係が深いにもかかわらず、見逃されやすいテーマです。

「小児科で相談したら様子を見ましょうと言われた」「向き癖があるけど自然に治ると思って放置してきた」——当院にはそんなふうに時間が経ってからご相談にいらっしゃるケースが本当に多いんです。

早めに気づいて、早めに対処することが赤ちゃんの体にとって一番大切なことです。今日はその理由を、臨床経験25年・施術実績10万人以上の私の視点からお伝えしていきます。

院長:中林

私自身、1ヶ月早く生まれた早産児でした。幼い頃は体が弱く、よく風邪を引いて親に心配をかけてばかりいましたが、体のケアを知ってからは体質が変わりました。だからこそ、目の前の赤ちゃんとそのご家族のお気持ちに真剣に寄り添いたいと思って毎日施術しています

目次

授乳は毎日200回以上の積み重ね

授乳は1日7〜12回、1ヶ月で200回以上になることも珍しくありません。その一回一回は小さなことでも、毎回同じ腕でだけ抱っこして授乳していたとしたら、どうなるでしょうか。

赤ちゃんの首や背骨の筋肉に、じわじわと左右差が生まれていきます。生まれたての赤ちゃんの骨格はまだ形成途中にあり、外からの力や姿勢の影響を非常に受けやすい状態です。大人と同じ感覚で考えてはいけない、ということを最初にお伝えしておきたいと思います。

授乳によるゆがみは痛みとして表れにくく、外からは気づきにくいのが最大の問題点です。気になるサインが出ているとすれば、それは向き癖だったり、頭の形の変化だったりします。

授乳が引き起こしやすい赤ちゃんの体の変化

当院にご相談にいらっしゃる赤ちゃんを診ていると、授乳に関連して体に変化が現れるパターンがいくつかあります。それぞれについて順を追って説明しますね。

①向き癖:いつも同じ方向を向いてしまう

赤ちゃんの向き癖とは、特定の方向にばかり顔を向けて寝る状態のことです。新生児の約40〜50%に見られると言われており、当院にも月に複数件のご相談をいただいています。

向き癖が起きる背景には、授乳時に毎回同じ腕で抱くことによる首の筋肉の左右差が深く関わっています。右腕で抱くことが多ければ赤ちゃんの首が左に向きやすくなり、それが習慣として定着してしまうことがあります。もちろん子宮内での姿勢や出産時の影響も絡んでいるため、原因はひとつではありません。

「向きを変えようとすると嫌がって泣く」という声をよく耳にします。これは筋肉が一方向に緊張しているサインである可能性があります。無理に向かせることが逆効果になることもあるので、自己判断でグイグイやるのはちょっと待ってほしいんです。

また、授乳の偏りが乳腺炎などママの体の不調につながることもあります。詳しくは「向き癖と授乳・乳腺炎の関係」のページでもご紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

②絶壁頭:後頭部が平らになってくる

向き癖と深く関係しているのが、赤ちゃんの頭の形の変化(絶壁)です。同じ方向にばかり向いて寝ていると、後頭部の特定の部位に継続的に圧がかかり続けます。

生まれたての赤ちゃんの頭蓋骨はまだ柔らかく、形が変わりやすい状態です。問題は、生後6ヶ月を過ぎると頭蓋骨が急激に固くなり、形の修正が非常に難しくなるという事実です

「もう少し様子を見てから」という時間の積み重ねが、最適な対処の時期を遠ざけてしまうことが多い、というのが25年の臨床経験の中で痛感していることです。「後頭部が平らな気がする」「上から見ると少し歪んでいる気がする」と感じたら、迷わず早めにご相談ください。

③頭のゆがみ:左右非対称が気になりはじめる

向き癖が続くと、頭全体の形に非対称が生じることがあります。医学的には「位置的頭蓋変形症」と呼ばれ、後頭部の平坦化(短頭症)・左右非対称(斜頭症)・前後に長くなるタイプ(長頭症)の3種類があります。

赤ちゃんの頭のゆがみを放置すると、将来的に帽子や眼鏡が合わない、顔の非対称が目立つ、噛み合わせへの影響といった問題に発展する可能性があります。日本では年間約12〜15万人の赤ちゃんとそのご家族がこのお悩みを抱えていると推定されており、決して珍しいことではありません。

生後3〜4ヶ月頃から治療を始めることが最も効果的で、6ヶ月を過ぎると改善に要する時間も難易度も変わってきます。「まだ早い」ではなく「今がちょうどいいタイミング」という感覚で動いていただきたいと思っています。

なぜ授乳姿勢が背骨に影響するのか

赤ちゃんの脊椎はC字カーブという形で生まれてきます。このカーブは成長とともに自然に整っていくものですが、偏った姿勢が続くとそのプロセスが乱れることがあります。授乳中に起こりがちな問題を挙げると次のようなものがあります。

  • 毎回同じ腕でのみ授乳することによる首の筋肉の左右差
  • 赤ちゃんの体が丸まりすぎた不自然な姿勢での授乳の継続
  • 授乳クッションを使わず腕の力だけで支えることによる体への偏った負担
  • テレビや窓など、いつも同じ方向からの視覚的な刺激による偏り

これらが単独ではなく複合的に重なって、赤ちゃんの体のバランスを崩していることがほとんどです。「原因はひとつではない」というのが、私がこれまで多くの赤ちゃんを診てきた中で確信していることです。だからこそ、検査なしに原因を特定することはできないのです。

「様子を見ましょう」で大丈夫?

小児科や保健師さんに相談すると「様子を見ましょう」と言われることが多いですよね。軽度であれば自然改善が見込める場合もありますが、中等度以上のゆがみや固定した向き癖は、待つだけでは改善しにくいのが現実です。

病院での一般的な対応と課題を整理するとこのようになります。

対応方法内容課題
経過観察定期的に様子を見る最適な治療時期を逃すリスクがある
体位変換指導向きを意識的に変える毎日の継続が難しく、赤ちゃんが嫌がることも多い
ヘルメット療法専用ヘルメットで矯正40〜60万円の費用・23時間装着の大きな負担

ヘルメット療法は一定の効果があるとされていますが、費用と赤ちゃんへの負担が大きいことは否めません。「ヘルメット以外の方法はないか」というご相談も、当院には毎月多くいただいています。

当院での赤ちゃん整体のアプローチ

当院では、まず丁寧な問診と5種類の独自検査から赤ちゃんの体の状態を把握することを最優先にしています。「なんとなく歪んでいる気がする」という曖昧な判断ではなく、根拠に基づいた施術を行うために、検査のステップは欠かせません。

赤ちゃんへの施術はとても優しいアプローチです。関節を整えると聞くと怖いイメージを持たれる方もいますが、赤ちゃんへの施術は大人とはまったく異なります。そっと触れるような感覚の施術で、痛みを伴うことはほとんどありません。施術中に気持ちよさそうに眠ってしまう赤ちゃんもいるくらいです。

当院は院長である私が問診・検査・施術のすべてを一貫して担当する一人治療院です。毎回担当者が変わって一から説明し直す不便さがなく、赤ちゃんの体の変化を継続して観察できることが大きな強みです。

日常でチェックしておきたいサイン

「うちの子は大丈夫かな?」と気になっている方のために、日常の中でチェックできるポイントをご紹介します。

  • いつも同じ方向を向いて寝ている(特に向きを変えると嫌がる)
  • 後頭部の片側が平らで、もう片側が出ているように感じる
  • 頭を真上から見たとき、左右の形が違うと感じる
  • 授乳中に特定の方向からしか飲もうとしない
  • 片方の腕・脚だけ動かしにくそうにしている
  • 耳の位置が左右でずれているように見える
  • うつぶせにしたとき、顔を持ち上げる力が左右で違う気がする

ひとつでも当てはまるようなら、「まだ早い」と思わずに早めにご相談いただくことが大切です。月齢が小さいほど頭蓋骨や背骨の柔軟性があり、それだけ改善の余地も大きくなります。

授乳中のママ自身の体も大切に

赤ちゃんのことを心配するあまり、自分の体を後回しにしていませんか?授乳中は猫背気味の前傾姿勢が続きやすく、肩こり・腰痛・背中の張りが慢性化しやすい時期です。産後の腰痛が続いているなら、「産後の腰痛ケアとストレッチ」の記事も参考にしてみてください。

当院では赤ちゃんと一緒にいらっしゃるママの体のケアも合わせて行っています。「赤ちゃんのことも、自分の体のことも両方相談したい」という方も大歓迎です。完全予約制で待ち時間もほとんどなく、女性スタッフも在籍していますので、授乳中のママさんも安心してお越しいただけます。

赤ちゃんの体は、今この瞬間も変化しています

今日お伝えしたかったのは、授乳はただ「飲ませればOK」ではなく、その姿勢や抱き方が赤ちゃんの背骨・頭の形成に影響を与えうるということです。1回1回の授乳は小さなことでも、毎日何百回と積み重なれば体への影響は無視できません。

「気になることがある、でも大げさかな」という迷いが、最適な対処のタイミングを遅らせてしまうことが一番もったいないと思っています。25年間・10万人以上を診てきた私が確信を持って言えることは、早い段階で適切にアプローチすれば、赤ちゃんの体はちゃんと応えてくれるということです。赤ちゃんが成長していく大切な時期に、どうかひとりで悩まないでいただきたい。気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。


院長:中林

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