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帝王切開後の腰痛はなぜ起こる?|原因と改善法

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帝王切開で出産されたばかりのママさん、お疲れ様でした。お腹の傷の痛みは少しずつ落ち着いてきたのに、今度は腰が痛くて辛いという経験をされていませんか。手術で出産したのになぜ腰が痛むのか不思議に思いますよね。今回は産後の腰痛の中でも特に帝王切開後に起こる腰の痛みについて詳しくお伝えしていきます。

院長:中林

帝王切開だから腰痛にならないわけではなく、むしろ手術特有の原因で痛みが出やすいケースもあります

目次

帝王切開後に腰痛が起こるのはなぜか

帝王切開で出産された方の多くが「お腹を切ったのになぜ腰が痛いの?」と疑問に感じています。実は帝王切開後の腰痛には、普通分娩とは異なる独特の原因がいくつも絡み合っているのです。手術によってお腹の筋肉が切開されることで、体幹を支える力が一時的に大きく低下してしまいます。

特に腹直筋という縦に走る大きな腹筋が切られることで、本来その筋肉が担っていた上半身を支える役割を、腰の筋肉が代わりに負担することになります。その結果、腰への負担が通常よりもはるかに大きくなり、痛みとして現れやすくなるのです。また手術後の安静期間が長いことも、筋力低下に拍車をかける要因になっています。

手術による癒着が腰痛を引き起こす

帝王切開後に特有の問題として、術後の癒着があります。お腹の中で切開した部分が治っていく過程で、本来なら滑らかに動くはずの組織同士がくっついてしまうことがあるのです。この癒着が起こると、体を動かすたびに引っ張られるような違和感や痛みが生じます。

特に骨盤周りの組織が癒着すると、骨盤の動きが制限されてしまい、その分を腰が無理に動いて補おうとするため腰痛につながります。前かがみになったり体をひねったりする動作で痛みが強くなる場合は、癒着の影響が考えられます。

腹直筋離開が与える影響

妊娠中にお腹が大きくなることで、左右の腹直筋が中央で離れてしまう腹直筋離開という状態が起こります。これは普通分娩でも起こる現象ですが、帝王切開の場合は手術で筋肉を切ることでさらに離れやすく、また戻りにくくなる傾向があります。

腹直筋が離れたままだと、体幹の安定性が大きく損なわれてしまいます。立ち上がる時や寝返りを打つ時など、日常の何気ない動作でも腰に強い負担がかかり、慢性的な腰痛の原因になってしまうのです。

帝王切開後の体の特徴を理解する

帝王切開で出産された方の体は、普通分娩とは異なる回復のプロセスをたどります。まず手術直後は傷の痛みが強く、動くこと自体が困難な期間が続きます。この間、ベッド上で過ごす時間が長くなり、筋力の低下が急速に進んでしまいます。

また傷口をかばうために自然と前かがみの姿勢になりがちで、この姿勢が骨盤を後ろに傾ける原因になります。骨盤が後傾すると腰のカーブが失われ、腰椎に大きな負担がかかるようになります。さらに産後の骨盤の不安定さも加わって、腰痛が起こりやすい条件が揃ってしまうのです。

麻酔の影響による筋肉のこわばり

帝王切開では脊椎麻酔や硬膜外麻酔が使われることが一般的です。この麻酔を行う際に背中から針を刺すため、その周辺の筋肉が緊張してこわばりやすくなります。麻酔そのものの影響で一時的に筋肉の感覚が鈍くなることもあり、術後にうまく力が入らないと感じる方も少なくありません。

背中や腰まわりの筋肉がこわばったままだと、体をスムーズに動かせなくなり、一部の筋肉だけに負担が集中してしまいます。その結果として腰痛が長引いたり、肩こりや背中の張りといった二次的な症状まで出てくることがあります。

育児動作が腰への負担を増やしている

帝王切開後は傷の痛みがあるため、赤ちゃんのお世話をする際も無意識に体をかばう動きになりがちです。授乳の時には前かがみになりながらも、お腹に赤ちゃんが当たらないように気をつけるため、不自然な姿勢が続きます。この姿勢が腰や背中に大きな負担をかけてしまうのです。

また赤ちゃんを抱き上げる時も、お腹に力を入れにくいため腕の力だけで持ち上げようとして、腰を痛めてしまうケースが多く見られます。オムツ替えや沐浴など、前かがみの姿勢が多い育児動作の積み重ねが、腰痛を慢性化させる大きな要因になっています。

寝不足が痛みを悪化させる

産後は授乳やオムツ替えで夜中に何度も起きる生活が続き、慢性的な睡眠不足に陥りやすくなります。睡眠不足は筋肉の回復を妨げ、痛みに対する感受性を高めてしまうため、同じ程度の負担でも痛みを強く感じるようになります。

また疲労が溜まると体の使い方も雑になり、無意識に腰に負担のかかる動作を繰り返してしまいます。質の良い睡眠がとれないことで筋肉の緊張が抜けず、朝起きた時から腰が重く感じるという悪循環に陥ってしまうのです。

帝王切開後にできる腰痛対策

帝王切開後の腰痛を改善するためには、まず傷口の回復を最優先にしながら、無理のない範囲でケアを始めることが大切です。術後1ヶ月健診で問題がないことを確認したら、少しずつ体を動かしていくことをおすすめします。ただし普通分娩とは違い、お腹の筋肉が切られているため、回復にはより時間がかかることを理解しておきましょう。

最初は寝た状態で軽く足を動かしたり、深呼吸をしながらお腹を優しく膨らませたりする程度から始めます。傷口に痛みを感じない範囲で、少しずつ動きを増やしていくことが重要です。焦って無理をすると傷の治りが遅くなったり、腰痛が悪化したりする可能性があるため、体の声をよく聞きながら進めていきましょう。

骨盤ベルトで不安定さをサポート

産後の骨盤は緩んで不安定な状態になっていますが、これは帝王切開でも同じです。妊娠中に分泌されたリラキシンというホルモンの影響は、出産方法に関わらず骨盤を緩めているからです。骨盤ベルトを正しい位置で着用することで、不安定な骨盤を外側から支え、腰への負担を軽減できます。

ただし帝王切開の場合は傷口の位置に注意が必要です。ベルトが傷に当たって痛みが出るようであれば、位置を調整するか、傷の回復を待ってから使用するようにしましょう。また長時間の使用は筋力低下につながるため、動く時だけ着用するなど工夫が必要です。

姿勢を意識して腰への負担を減らす

授乳の時にはクッションを活用して、赤ちゃんを自分の方に近づけるようにすると、前かがみにならずに済みます。背もたれのある椅子に深く腰かけて、背筋を伸ばした状態で授乳できるように環境を整えることが大切です。

赤ちゃんを抱き上げる時は、できるだけ膝を曲げてしゃがんでから、体全体で持ち上げるイメージを持ちましょう。お腹の傷を気にしすぎて中途半端な姿勢で抱き上げると、かえって腰を痛めてしまいます</u。傷の回復状況を見ながら、少しずつ正しい動作に戻していくことが重要です。

専門家に相談するタイミング

帝王切開後の腰痛は、多くの場合時間とともに改善していきますが、産後2ヶ月以上経っても痛みが変わらない、あるいは悪化している場合は専門家に相談することをおすすめします。特に日常生活に支障が出るほどの痛みがある場合や、足にしびれが出ている場合は早めの対応が必要です。

また傷口周辺の違和感や引きつれが強く、それが腰痛と関連していると感じる場合も、癒着の可能性があるため専門的なケアが必要になります。一人で我慢を続けるよりも、早めに相談することで回復への道筋が見えてくることが多いのです。

整体での骨盤ケアという選択肢

当院では帝王切開で出産された方の体の特徴を理解した上で、一人ひとりに合わせた施術を提供しています。傷口の状態や回復の程度を確認しながら、骨盤の歪みを整え、腰への負担を減らしていきます。手術によって弱くなった体幹を支える筋肉のバランスも調整していきます。

帝王切開後の体は普通分娩とは違う回復過程をたどるため、その違いを理解した専門家のケアを受けることが大切です。癒着や腹直筋離開といった帝王切開特有の問題にもアプローチしながら、根本的な改善を目指していきます。

日常生活で気をつけたいポイント

帝王切開後の生活では、とにかく無理をしないことが何より大切です。家事や育児で頑張りすぎてしまう方が多いのですが、体の回復には時間が必要です。周りの人に頼れることは遠慮せずに頼り、自分の体を休める時間を確保しましょう。

寝る時の姿勢も工夫できるポイントです。横向きで寝る時には膝の間にクッションを挟むと骨盤が安定しやすく、腰への負担が軽減されます。仰向けで寝る場合は膝の下にクッションを入れると、腰のカーブが自然な状態に保たれて楽になります。

水分補給と栄養管理の大切さ

授乳中は体内の水分が失われやすく、筋肉や関節の柔軟性が低下しがちです。こまめに水分をとることで、筋肉のこわばりを防ぎ、血流も良くなって回復が促進されます。1日2リットルを目安に、少しずつ飲むように心がけましょう。

またタンパク質やビタミン、ミネラルをバランスよく摂取することも重要です。傷の治りを促進し、筋肉の回復をサポートするためには、栄養のある食事が欠かせません。忙しい中でも手軽に栄養がとれる食材を常備しておくと良いでしょう。

これから先の体のために今できること

帝王切開後の腰痛は「手術したから仕方ない」と諦めるものではありません。適切なケアを行うことで、痛みは必ず改善していきます。大切なのは自分の体の状態を正しく理解し、無理のない範囲でケアを続けていくことです。

当院には帝王切開で出産された多くの方が来院され、腰痛から解放されて元気に育児を楽しめるようになっています。「もっと早く相談すればよかった」という声もよく聞きます。一人で悩んで我慢を続けるより、専門家の力を借りながら一緒に改善を目指していきませんか。

産後の体は人生の中でも特別な時期です。この時期に適切なケアを受けることで、10年後、20年後の体の状態が大きく変わってきます。今の辛さを我慢するのではなく、将来も元気に動ける体を作るための投資だと考えて、ぜひ一度ご相談ください。あなたのペースに合わせて、しっかりとサポートさせていただきます。


院長:中林

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