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帝王切開後の運動はいつから?安全な始め方

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帝王切開でのご出産、本当にお疲れさまでした。赤ちゃんとの生活にも少しずつ慣れてきた頃、「そろそろ体を動かしたい」「体型を何とかしたい」と思い始めていませんか。

でも帝王切開は、開腹を伴う大きな外科手術です。傷口の内側がしっかり回復する前に動き始めてしまうと、せっかくの回復が妨げられてしまうこともあります。

術後に体を動かし始めるタイミングを正しく理解することは、産後の骨盤矯正や体型戻しを進める上でも、とても大切なことなんです。今日は、帝王切開後のママが安心して体を動かし始めるために知っておいてほしいことをお伝えしていきますね。

院長:中林

「運動していいのかな」と不安に思うお気持ち、とてもよくわかります。当院にも産後ケアで来てくださるママさんから同じご相談をよくいただきます。大切なのは焦らずに体の状態に合わせたステップを踏むこと。正しいタイミングと順番を守れば、体はちゃんと応えてくれます

目次

帝王切開後の体が特別な理由を知っておこう

自然分娩と帝王切開では、産後の体のケアの方法が根本的に異なります。帝王切開は皮膚・腹筋・子宮を段階的に切り開く手術です。

表面の傷が塞がったように見えても、内側の組織が完全に回復するには2〜3ヶ月かかると言われています。この事実を知っているかどうかで、回復のスピードが大きく変わってきます。

また、妊娠中に分泌されるリラキシンというホルモンは、産後も数ヶ月間体内に残ります。このホルモンは関節周辺の靭帯をゆるめる作用があり、帝王切開であっても骨盤周りの関節は非常に不安定な状態が続いているんです。

手術の際に使用する脊髄麻酔や硬膜外麻酔の影響で、骨盤周辺の筋肉の感覚が鈍くなることも見落とせないポイントです。術後しばらくは体幹の安定性が低下するため、自分では気づきにくい体の変化が起きています。

「産道を通っていないから骨盤は問題ない」という声もよく聞きます。でもこれは大きな誤解です。むしろ腹筋へのダメージや麻酔の影響がある分、帝王切開後の体は自然分娩以上に丁寧なケアが必要な状態にあります。

回復フェーズ別に見る、体の動かし方の目安

体を動かす時期は「なんとなくそろそろいいかな」ではなく、回復のフェーズに合わせて段階的に進めることが大切です。以下はあくまでも一般的な目安ですので、実際には必ず担当医の指示を優先してください。

退院〜術後2週間:深呼吸と足首の動きから

この時期にできることは、深呼吸と足先・足首を動かす軽い動きのみです。血行を促進して血栓を予防する目的で行います。

腹筋に力が入るような動きはまだ厳禁です。起き上がるときは、正面から体を起こさず、横向きになってからゆっくり起き上がる習慣をつけましょう。

産後1〜2ヶ月:骨盤底筋ケアとゆったりウォーキング

1ヶ月健診でOKをもらえたとしても、帝王切開の場合は引き続き慎重に進める必要があります。

この時期に特におすすめなのが、骨盤底筋を意識した呼吸法と骨盤底筋体操です。横になったまま行えるため傷口への負担も少なく、内側から体を整えていくことができます。

ウォーキングも最初は5〜10分の短い距離から。疲れを感じる前に切り上げるくらいのペースで、お買い物のついでに少し歩く程度のイメージで取り組んでみてください。

産後2〜3ヶ月:産後向けヨガやピラティスの導入

傷の回復状況を確認しながら、活動の幅を少しずつ広げていける時期です。

産後向けのヨガやピラティスは、骨盤底筋や深層の腹筋を無理なく鍛えることができるため、この時期から取り入れるのに適しています。

ただし、うつ伏せのポーズや腹筋に強く力が入るポーズは、傷口の状態を見ながら慎重に判断してください。また、この時期は骨盤矯正を始めるにもちょうど良いタイミングです。

リラキシンの影響で骨盤がまだ動きやすい状態にあるため、矯正の効果が最も出やすい時期でもあります。産後のゴールデンタイムを有効に使いましょう。

産後3〜6ヶ月以降:徐々に負荷を上げていく

医師や施術者の許可を得ながら、スクワットや軽い筋トレなど少し負荷のある運動にも取り組めるようになってきます。

産後の筋力は想像以上に低下していますので、妊娠前と同じ感覚で始めてしまうと怪我のリスクが高まります。必ず段階的に強度を上げていく意識を持ちましょう。

産後6ヶ月はまだリラキシンの影響が残っているため、骨盤ケアのゴールデンタイムが続いています。この時期に骨盤を整えておくことで、体型の回復も早まります。機会を逃さないように動いてほしいと思います。

こんな変化が出たら、すぐに運動を中止して

運動中や運動後に次のような変化を感じた場合は、すぐに体を休めてください。傷口周辺の痛みや出血が増えた場合、悪露の量が急に増えた場合、骨盤や下腹部に強い痛みや圧迫感を感じる場合。

こうした症状は、体からの「まだ早い」というサインです。「ちょっとおかしいな」と感じたら迷わず立ち止めて、担当医や専門家に相談するようにしてください。

産後の体の不調は、運動だけでは解決しないこともある

帝王切開後に体を動かし始めたいと思う背景には、体型を戻したい・体力をつけたい・毎日の不調をなんとかしたいなど、さまざまな思いがあると思います。

でも正直に言うと、体の不調の根本原因をそのままにして運動だけを始めても、改善しないどころか悪化してしまうことがあるんです。

産後の腰痛は骨盤の歪みや筋力低下が原因のことが多く、根本から対処しないと繰り返してしまいます。

産後の尿漏れは骨盤底筋の機能低下が背景にあることがほとんどです。ただ体を動かすだけでは改善しにくく、骨盤底筋への的確なアプローチが必要です。

産後の恥骨痛産後の股関節痛産後の膝の痛みも、骨盤の歪みや関節の不安定性と深く関わっています。運動を安全に始めるためにも、まず自分の体の状態を正確に把握することが大切です。

帝王切開後こそ、骨盤ケアから体を整えていこう

当院に来られる帝王切開後のママさんのほとんどが、「病院でリハビリしてもよくならなかった」「ずっと腰が痛いまま」「体型が全然戻らない」という状態でいらっしゃいます。

でも、しっかりと検査をして根本の原因を特定してから施術を進めると、多くの方が「こんなに体が変わるとは思わなかった」とおっしゃってくださいます。

帝王切開後の産後の骨盤矯正は、安全に体を動かし始めるための土台を整えることにもつながります。産後2〜3ヶ月で傷の回復を確認してから始めることで、効果的かつ安全に体を整えていくことができます。

臨床経験25年以上、10万人以上の施術実績の中で、産前産後のケアに特に力を入れてきました。「いつから始めていいかわからない」「何をしたらいいかわからない」と一人で抱え込んでいないか、とても心配しています。

産後の体の不調は「仕方ないこと」ではなく、きちんと向き合えば「改善できること」です。一人でずっと悩まないでください。いつでもお気軽に相談しに来てもらえると嬉しいです。あなたが元気に育児を楽しめる毎日を取り戻せるよう、全力でサポートさせていただきます。


院長:中林

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