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帝王切開と自然分娩で赤ちゃんの頭の形は違う?

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出産を控えている時期や出産直後は、赤ちゃんのことで気になることがたくさん出てきますよね。堺市北区中百舌鳥で「中林整骨院・なかもず院」の院長をしております中林佑樹です。私も3人の子どもがおりますが、妻の出産に立ち会うたびに、生まれたばかりの赤ちゃんの頭の形が一人ひとり違っていることに驚いたものです。

「帝王切開だと赤ちゃんの頭の形がきれい」という話を聞いたことはありませんか。当院には産後の骨盤矯正や赤ちゃんの向き癖でお悩みの方が多く来院されますが、帝王切開で出産された方からも自然分娩で出産された方からも、同じように頭の形についてのご相談をいただきます。今回は出産方法によって赤ちゃんの頭の形にどのような違いがあるのか、そして本当に大切なことは何なのかについて、臨床経験25年の立場からお話しします。

院長:中林

出産方法と頭の形の関係を正しく理解することで、不要な不安を減らすことができます

目次

帝王切開と自然分娩での頭の形の違い

まず結論からお伝えすると、確かに帝王切開で生まれた赤ちゃんと自然分娩で生まれた赤ちゃんでは、出生直後の頭の形に違いが見られることがあります。ただし、これはあくまで出生直後の一時的な状態であり、その後の成長過程でどちらの出産方法でも頭の形に関する悩みは起こり得るのです。この点を理解していただくことが、何よりも大切だと私は考えています。

自然分娩の場合、赤ちゃんは狭い産道を通って生まれてきます。産道の直径は約10センチ程度と言われており、赤ちゃんの頭はこの狭い空間を通過するために一時的に細長く変形します。赤ちゃんの頭蓋骨は大人と違って4枚のプレート状になっており、つなぎ目が柔軟に動くようになっているため、産道を通る時に頭蓋骨が重なり合って細長い形になるのです。

一方、帝王切開の場合は産道を通らずに母体から取り出されるため、こうした圧力による変形が起こりません。そのため、出生直後の帝王切開の赤ちゃんは比較的丸い頭の形をしていることが多いのは事実です。これが「帝王切開だと頭の形がきれい」と言われる理由になっています。

自然分娩での頭の変形は心配いらない

自然分娩で生まれたばかりの赤ちゃんの頭が細長くなっていたり、少しいびつな形をしていたりすると、初めて出産を経験したお母さんは驚いてしまうかもしれません。しかし、これは赤ちゃんが産道を通るための自然な仕組みであり、異常なことではありません。

ほとんどの場合、生後数日から数週間で頭の形は自然に丸くなっていきます。当院に産後の施術で来られるお母さん方にも、「退院する頃には頭の形が随分丸くなってきました」とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。赤ちゃんの頭蓋骨は非常に柔軟で、外からの圧力がなくなれば自然と本来の形に戻ろうとする力を持っているのです。

ただし、吸引分娩や鉗子分娩といった器具を使用した出産の場合は、さらに強い圧力が局所的にかかるため、頭の一部が突出したり、変形が強く出たりすることがあります。こうしたケースでは、自然に戻るまでに少し時間がかかることもありますが、基本的には数ヶ月以内に改善していくことがほとんどです。

帝王切開でも頭の形の悩みは起こる

ここで重要なのは、帝王切開で生まれた赤ちゃんだからといって、必ずしも頭の形の悩みが起こらないわけではないということです。実際、当院には帝王切開で出産されたお母さんからも「赤ちゃんの頭が平らになってきた」「左右非対称になってきた」といったご相談が数多く寄せられます。

なぜ帝王切開でも頭の形が変形するのでしょうか。それは、出産方法よりも出生後の生活環境が頭の形に大きく影響するからです。生後数ヶ月の赤ちゃんは一日の大半を寝て過ごします。この時、いつも同じ向きで寝ていると、その部分が平らになってしまうのです。

これを位置的頭蓋変形症といい、後頭部が平らになる絶壁や、左右非対称になる斜頭症などがあります。向き癖が強い赤ちゃんの場合、特定の方向ばかりを向いて寝るため、その側の後頭部が圧迫されて平らになっていきます。帝王切開で生まれた赤ちゃんでも、向き癖があれば同じように頭の形が変形してしまうのです。

子宮内での姿勢も影響する

さらに、出産前の子宮内での赤ちゃんの姿勢も頭の形に影響を与えることがあります。双子や多胎児の場合、子宮内のスペースが限られているため、長期間同じ姿勢でいることで頭が変形することがあります。また、逆子の状態が長く続いた場合なども、頭に持続的な圧力がかかって形が変わることがあります。

つまり、頭の形は出産方法だけで決まるものではなく、妊娠中の環境や出生後の生活習慣など、様々な要因が複雑に関わっているのです。帝王切開だから安心、自然分娩だから心配、というような単純な話ではないことを理解していただきたいと思います。

本当に大切なのは出生後のケア

これまで数多くの赤ちゃんを診てきた経験から、私が保護者の皆さんにお伝えしたいのは、出産方法よりも出生後のケアの方がはるかに重要だということです。帝王切開であろうと自然分娩であろうと、生後数ヶ月の間にどのような環境で過ごし、どのようなケアを受けるかが、頭の形に大きな影響を与えます。

向き癖がある赤ちゃんの場合、放置すると頭の変形がどんどん進行していきます。生後2ヶ月頃から目立ち始め、3ヶ月から6ヶ月頃にピークを迎えることが多いです。この時期は頭蓋骨がまだ柔らかく、外からの圧力で容易に形が変わってしまう一方で、適切なケアをすれば改善もしやすい時期でもあります。

当院に来院される保護者の方には、まず日常生活での体位管理の重要性をお伝えしています。寝る向きを定期的に変える、授乳時の抱き方を左右交互にする、うつ伏せの時間(タミータイム)を積極的に取り入れるといった基本的なケアだけでも、頭の形の悪化を防ぐことができます。

専門的な評価と施術の必要性

ただし、すでに変形が進んでしまっている場合や、向き癖が非常に強い場合は、家庭でのケアだけでは不十分なことがあります。こうした時には、専門家による評価と施術が必要になります。当院では赤ちゃんの全身を丁寧に検査し、向き癖の原因がどこにあるのかを特定したうえで、適切な施術を行っています。

例えば、首の筋肉の緊張が原因で向き癖が起こっている場合、単に頭だけを見ていても改善しません。首から背骨、骨盤まで含めた全身のバランスを整えることで、赤ちゃんが自然と様々な方向を向けるようになり、結果として頭の形も改善していくのです。

実際に当院で施術を受けられた赤ちゃんの中には、帝王切開で生まれたにもかかわらず向き癖による頭の変形が見られたケースや、自然分娩で生まれて一時的に頭が細長くなっていたものの、その後の向き癖で左右非対称になったケースなど、様々なパターンがあります。出産方法に関係なく、適切な時期に適切なケアを受けることで改善できることを、多くの症例が示しています。

出産方法で自分を責めないで

帝王切開で出産されたお母さんの中には、「自然に産んであげられなかった」と自分を責めてしまう方がいらっしゃいます。また、「帝王切開なら頭の形がきれいなはずなのに」と期待していたのに、実際には頭の変形が見られて落ち込んでしまう方もいます。

しかし、どんな出産方法であっても、最も大切なのは母子ともに安全に出産を終えることです。帝王切開は医学的に必要だからこそ選択される出産方法であり、決して楽な選択肢ではありません。術後の回復も大変ですし、体への負担も大きいのです。

そして、赤ちゃんの頭の形は出産方法だけで決まるものではありません。むしろ、出生後の数ヶ月間にどれだけ愛情を持ってケアするかの方が、はるかに重要なのです。帝王切開で生まれようと自然分娩で生まれようと、その後の向き癖や体位管理に気をつけることで、きれいな頭の形を保つことができます。

早めの相談で改善の可能性が広がる

赤ちゃんの頭の形について気になることがあれば、出産方法に関わらず、できるだけ早めに専門家に相談していただきたいと思います。生後3ヶ月から6ヶ月は、頭蓋骨が最も柔らかく形を整えやすい時期です。この時期を逃さずに適切なケアを始めることで、改善の可能性は大きく広がります。

当院には、帝王切開で出産された方も自然分娩で出産された方も、同じように赤ちゃんの頭の形頭の歪みについてご相談にいらっしゃいます。検査を通じて一人ひとりの原因を特定し、赤ちゃんに優しい施術で改善へと導いています。

出産は本当に大変な経験です。どんな方法であっても、無事に赤ちゃんを産み育てているお母さんは素晴らしいと思います。頭の形のことで悩んだり、自分を責めたりする必要はありません。気になることがあれば、一人で抱え込まずに、いつでも専門家に相談してください。私たちは、お母さんと赤ちゃんの健やかな成長を全力でサポートいたします。


院長:中林

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