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帝王切開の傷をきれいに治す正しいケア方法

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こんにちは、堺市北区中百舌鳥で「中林整骨院・なかもず院」を営んでいる中林です。今日は、帝王切開後の傷について気になっている方にぜひ読んでいただきたいお話をしていきますね。

帝王切開での出産後、退院時に「テープを貼ってください」と言われたものの、正直やり方がよくわからないまま過ごしていませんか?それとも、傷がかゆくなってきて「これって普通なの?」と不安になっていませんか?

実はこの傷の回復過程は、産後の体全体の状態とも深くつながっています。産後の骨盤矯正や体型戻しをスムーズに進めるためにも、帝王切開の傷を正しくケアすることはとても大切なことなんです。

今日は、傷の回復メカニズムから毎日の正しいケアの仕方まで、臨床経験25年・施術実績10万人以上の私が実際に患者さんにお伝えしている内容を、わかりやすくお伝えしていきます。

院長:中林

帝王切開後の傷に悩んでいる患者さんは本当に多くいらっしゃいます。「ケロイドになってしまった」「ずっとかゆい」という声をよく聞きますが、正しいタイミングで適切なケアをすれば、多くの場合きれいに改善していけます。傷の状態は体の内側からの回復ともつながっているので、一緒に丁寧に向き合っていきましょう

目次

帝王切開の傷がどうやって治っていくかを知っておこう

傷をケアするときに一番大切なのは、「今自分の傷がどの回復段階にあるのか」を理解することです。体の回復には段階があり、その段階に合ったケアをしないと、せっかく頑張っても効果が出にくくなってしまいます。

帝王切開の傷の回復は、大きく3つのフェーズに分かれています。まず術後1〜2週間は「炎症期」と呼ばれ、体が傷を修復しようと白血球などを集めて炎症を起こしている時期です。

次に2週間〜3ヶ月ほどが「増殖期」で、コラーゲンが産生されて組織が再生されていく時期です。この時期が、ケロイドや肥厚性瘢痕(傷跡の盛り上がり)が生じやすいタイミングでもあります。

そして3ヶ月〜1年以上かけてコラーゲンが安定していく「成熟期」に入ります。表面の傷が塞がったように見えても、内側では長期間にわたって回復が続いているということを覚えておいてください。

回復フェーズ時期の目安体の状態
炎症期術後〜2週間赤み・腫れ・熱感が出やすい時期
増殖期2週間〜3ヶ月コラーゲン産生・ケロイド化リスクあり
成熟期3ヶ月〜1年以上傷跡の色が薄まり、徐々に安定する

毎日続けることが大切、傷のセルフケアの基本

傷のセルフケアは、難しいことをする必要はありません。毎日続けること・正しいタイミングで始めることの2点を押さえれば、回復のスピードはぐっと変わってきます。退院後すぐから取り組めるものもありますので、ぜひ参考にしてみてください。

傷あとケアテープを活用しよう

傷あとテープは、抜糸後から使い始めることができます。テープを貼ることで傷口への物理的な刺激や摩擦が防がれ、ケロイドや肥厚性瘢痕ができるのを予防する効果が期待できます。

テープは傷が完全に乾燥・閉じた状態であることを確認してから使用してください。傷口がまだじゅくじゅくしている状態で貼ると逆効果になることがあります。

貼り替えのタイミングは製品によって異なりますが、1〜数日に1回が目安です。かゆみや赤みが強くなった場合はすぐに外して、肌の状態を確認してください。

保湿ケアで皮膚の柔軟性を保つ

傷跡周辺の皮膚は乾燥しやすく、乾燥が続くとかゆみや色素沈着が悪化しやすくなります。刺激の少ない保湿クリームやワセリンを傷の周囲に塗って、皮膚の柔軟性を保つことが大切です。

保湿は傷口が完全に塞がってから行い、直接傷口に塗るのは医師の指示に従ってください。産後の忙しいタイミングでも、入浴後の1分間だけ保湿を習慣にしてみることから始めてみましょう。

紫外線から傷跡を守る

回復中の傷跡は紫外線に非常に弱く、日光に当たると色素沈着が進んで傷跡が目立ちやすくなります。夏場や外出時は傷跡の部分を衣類や日焼け止めでカバーすることを忘れないようにしてください。

こんな症状が出たら、自己判断せずに専門家へ

セルフケアを続けていても、体からのサインを見逃してしまうことがあります。以下のような状態が続く場合は、自己判断で様子を見るのではなく、早めに医師や専門家に相談することをおすすめします。

傷跡が赤く盛り上がってきた・かゆみが強くてどんどんひどくなっている、こうした場合はケロイドや肥厚性瘢痕が進行している可能性があります。また、傷の周辺に硬いしこりのようなものを感じる場合は、筋膜の癒着が起きているケースも考えられます。

傷の癒着は、見た目の問題だけでなく、体の深部の動きにまで影響を与えることがあります。腰痛や骨盤の歪み、股関節の動きの悪さとして体の不調が現れてくることも少なくありません。

傷の癒着が、産後の体の不調を引き起こしていることがある

当院で帝王切開後のママさんを施術させていただいていて、とても多く感じることがあります。それは、傷の癒着が体の深層にある筋膜や骨盤底筋にまで影響を及ぼして、産後のさまざまな不調の引き金になっているケースです。

たとえば産後の腰痛がなかなか改善しないという方の中には、お腹側の傷の癒着が腰の筋肉の連動を妨げているケースがあります。表面の傷がきれいに見えていても、内側の組織がくっついてしまっていることは珍しくないんです。

また、産後に尿漏れが気になってきたという方も少なくありません。産後の尿漏れは骨盤底筋の機能低下が主な原因ですが、帝王切開の傷の癒着が周辺の組織を引っ張ることで骨盤底筋の動きを妨げているケースもあります。

さらに、産後の恥骨痛産後の股関節の痛み産後の膝の痛みなども、骨盤の歪みや関節の不安定性と深く関わっています。帝王切開後の体は、傷だけでなく全身のバランスを整える視点でケアしていくことが大切です。

傷のセルフケアと並行して、体の内側も整えていこう

傷のセルフケアはとても大切です。でも、産後の体の回復は、傷の表面だけをケアすれば終わりではありません。出産によって大きく変化した骨盤や筋肉・筋膜のバランスを整えることで、体の回復はぐっと早まります。

当院では、産後の骨盤矯正において、帝王切開後の方には傷の状態や回復段階を丁寧に確認しながら施術を進めています。「術後2〜3ヶ月を過ぎて傷が落ち着いてきた頃」が、骨盤矯正を始めるのに適したタイミングです。

過去に帝王切開後の骨盤ケアについて詳しくまとめた記事も書いていますので、ぜひ合わせて読んでみてください。→帝王切開後の骨盤ケアについて

産後6ヶ月はリラキシンの影響で骨盤がまだ動きやすい状態にあります。この時期を逃さずに体を整えることで、体型の回復や体の不調の改善がスムーズに進みます。焦る必要はありませんが、このゴールデンタイムをぜひ有効に使ってほしいと思っています。

傷のケアも体の回復も、「なんとなくそのうち治るだろう」と後回しにすればするほど時間がかかってしまうことがあります。でも、正しい知識と適切なサポートがあれば、体はちゃんと応えてくれます。

一人で抱え込んで悩んでいる方が、今日も何人もいるんじゃないかと思うと、とても心配になります。「こんなこと相談していいのかな」という些細なことでも、ぜひ気軽に聞きに来てください。あなたが笑顔で毎日を過ごせるよう、精一杯サポートさせていただきます。


院長:中林

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