
院長:中林お気軽にご相談ください!

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こんにちは、中林整骨院の中林です。体がだるくてつらいとき、ふと薬箱にある痛み止めを見て「これを飲めば楽になるかな」と考えたことはありませんか。頭痛や腰痛には効果があったから、倦怠感にも効くんじゃないかって思いますよね。


でも実は、倦怠感やだるさと痛み止めの関係については、多くの方が誤解されているんです。25年以上の臨床経験の中で、痛み止めを飲んでもだるさが改善しなかったという相談を本当にたくさん受けてきました。今日は、倦怠感と痛み止めについて、皆さんに知っておいていただきたい大切なお話をさせてください。


痛み止めの効果と限界を正しく理解することが、適切な対処への第一歩です
当院に来られる患者さんからよく聞くのが「ロキソニンを飲んでも体のだるさが取れない」「イブプロフェンを服用したけど倦怠感が改善しない」という声です。なぜ痛み止めは倦怠感に効果がないのでしょうか。その理由を詳しく説明しますね。
痛み止めは、正式には非ステロイド性抗炎症薬と呼ばれていて、主に炎症を抑えることで痛みを和らげる薬です。頭痛、歯痛、関節痛、生理痛などの痛みには確かに効果があります。しかし、倦怠感は痛みとは全く異なるメカニズムで起こっている症状なんです。だから痛み止めを飲んでも、だるさが改善されることはほとんどありません。
倦怠感の多くは、自律神経の乱れ、エネルギー代謝の低下、筋力の低下、ホルモンバランスの崩れ、慢性的な炎症などが原因で起こります。痛み止めはこれらの根本原因にアプローチできないため、一時的にも症状を改善することができないんですね。
ただし、風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症などで、発熱による体の痛みと倦怠感が同時に出ている場合は少し話が違います。このような場合、痛み止めを服用することで発熱や体の痛みは和らぐことがありますが、倦怠感そのものが完全に消えるわけではありません。
痛みが軽減されることで「少し楽になった気がする」と感じることはあっても、根本的なだるさは残り続けます。感染症による倦怠感は、ウイルスや細菌と戦っている体の反応ですから、薬で症状を抑え込むだけでは本当の意味での改善にはならないんです。
ここで注目していただきたいのが、実は痛み止め自体が倦怠感を引き起こす可能性があるということです。痛み止めの副作用として、だるさや眠気、倦怠感が現れることは決して珍しくありません。特に市販薬に含まれる成分の中には、眠気を誘発するものもあります。
25年以上患者さんを診てきた経験から言えるのは、痛み止めを長期間服用している方の中に、慢性的な倦怠感に悩まされている方が少なくないということです。頭痛や腰痛のために毎日のように痛み止めを飲んでいると、胃腸への負担が大きくなり、栄養の吸収が悪くなります。すると体に必要なエネルギーが作れなくなり、慢性的なだるさにつながってしまうんですね。
また、痛み止めは肝臓や腎臓に負担をかけます。これらの臓器は体の老廃物を処理する重要な役割を持っているため、機能が低下すると疲労物質が体に溜まりやすくなります。その結果、倦怠感が強くなってしまうことがあるんです。
痛み止めを服用した後に以下のような症状を感じたら、薬の副作用である可能性が高いので注意が必要です。服用後に強い眠気やだるさを感じる場合、胃痛や吐き気と一緒に倦怠感が現れる場合、薬を飲み続けていて疲れやすくなってきた場合は、一度服用を見直すことをおすすめします。
特に50代以降の女性の場合、更年期の症状と痛み止めの副作用が重なって、倦怠感が強く出ることがあります。当院に来られる患者さんの中にも、更年期だと思い込んでいたけれど、実は痛み止めの長期服用が原因だったというケースがありました。
では、体のだるさを感じたときに、本当はどうすればいいのでしょうか。まず大切なのは、倦怠感の根本原因を見極めることです。原因によって適切な対処法が全く異なるからなんですね。
睡眠不足や疲労の蓄積が原因の場合は、しっかりと休息を取ることが何より重要です。栄養不足が原因なら、バランスの良い食事を心がける必要があります。ビタミンB群や鉄分、タンパク質などをしっかり摂取することで、エネルギー代謝が改善されて倦怠感が軽減されることも多いんですよ。
運動不足による筋力低下が原因の場合は、適度な運動を始めることが効果的です。最初は軽いウォーキングから始めて、徐々に運動量を増やしていくといいですね。筋肉がつくと基礎代謝が上がり、疲れにくい体になっていきます。
ただし、以下のような症状を伴う倦怠感の場合は、何らかの病気が隠れている可能性があります。発熱が続いている、体重が急激に減少している、息切れや動悸が激しい、黄疸が出ている、むくみがひどいといった症状がある場合は、すぐに内科を受診してください。
貧血、甲状腺機能異常、糖尿病、肝臓病、腎臓病、心臓病、がんなど、様々な病気の初期症状として倦怠感が現れることがあります。これらの病気は痛み止めでは絶対に治りませんし、むしろ服用することで症状を見逃してしまう危険性もあるんです。
もちろん、痛み止めは適切に使えばとても有効な薬です。頭痛や歯痛、けがによる痛みなど、急性の痛みを和らげるためには必要な場面もあります。大切なのは、薬の効果と限界を正しく理解して、適切に使用することなんですね。
痛み止めを使う際は、必ず用法用量を守ることが基本です。効かないからといって勝手に量を増やしたり、頻繁に服用したりするのは危険です。また、空腹時の服用は胃を荒らしやすいので、必ず食後に飲むようにしてください。
そして何より重要なのが、痛み止めに頼りすぎないということです。痛みが続く場合は、その痛みの原因を突き止めて根本から治すことを考えるべきなんです。痛み止めは症状を一時的に抑えるだけで、原因を治しているわけではありませんからね。
当院に来られる患者さんの多くが「痛み止めを飲まなくても大丈夫になりました」とおっしゃいます。なぜそうなれるのかというと、体の根本的なバランスを整えることで、痛みやだるさの原因そのものを取り除いているからなんです。
骨格の歪みを整え、筋肉の緊張をほぐし、自律神経のバランスを調整することで、体本来が持っている自然治癒力が高まります。すると、薬に頼らなくても症状が改善していくんですね。これが本当の意味での根本改善だと、25年以上の臨床経験から確信しています。
当院では、倦怠感で来られた患者さんに対して、まず徹底的な検査を行います。姿勢分析、関節可動域のチェック、筋肉の状態、神経の働き、自律神経のバランスなど、様々な角度から体の状態を把握していくんです。
10万人以上の患者さんを診てきて分かったのは、倦怠感の原因は本当に人それぞれだということです。骨格の歪みが原因の人もいれば、自律神経の乱れが主因の人もいます。筋力低下や血流の悪化が関係している場合もあります。だからこそ、一人ひとりの原因をしっかり見極めることが何より大切なんですね。
原因が分かれば、適切な対処法も見えてきます。何が問題なのか分からないまま、とりあえず痛み止めを飲んでみるというのは、根本的な解決にはならないどころか、場合によっては症状を悪化させる可能性もあるんです。
倦怠感の改善には、部分的なアプローチではなく、体全体のバランスを整えることが重要です。例えば骨盤が歪んでいると、背骨のカーブも崩れ、筋肉に余計な負担がかかります。すると血流が悪くなり、疲労物質が溜まりやすくなって、慢性的な倦怠感につながるんです。
また、首の骨の配列が乱れると、自律神経の中枢に影響が及びます。自律神経が乱れると、睡眠の質が下がり、内臓の働きも低下し、ホルモンバランスも崩れやすくなります。これらすべてが倦怠感を引き起こす要因になるわけですね。
倦怠感を根本から改善するためには、施術だけでなく生活習慣の見直しも欠かせません。まず睡眠については、量だけでなく質を高めることを意識してください。寝る前のスマートフォンやパソコンの使用を控え、部屋を暗くして体を休息モードに切り替えることが大切です。
食事では、エネルギー代謝に必要なビタミンB群を積極的に摂取しましょう。豚肉、レバー、納豆、玄米などに多く含まれています。また、女性の場合は鉄分不足による貧血が倦怠感の原因になっていることも多いので、赤身の肉や魚、ほうれん草なども意識して食べるといいですよ。
適度な運動も重要です。激しい運動をする必要はありませんが、毎日20分程度のウォーキングを続けるだけでも、血流が改善されて倦怠感が軽減されることがあります。体を動かすことで筋力もつき、基礎代謝が上がって疲れにくい体になっていくんです。
倦怠感に痛み止めは効きません。痛みと倦怠感は全く別のメカニズムで起こる症状だからです。むしろ、痛み止めの副作用として倦怠感が現れることもあるので、安易に服用するのは避けた方がいいでしょう。
大切なのは、あなたの倦怠感がどこから来ているのか、その根本原因を見極めることです。睡眠不足なのか、栄養不足なのか、運動不足なのか、それとも体のバランスの崩れなのか。原因が分かれば、適切な対処法も見えてきます。
もし今、薬を飲んでもだるさが取れない、何をしても倦怠感が改善しないと悩んでいるなら、一度体全体のバランスをチェックしてみることをおすすめします。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績をもとに、あなたの倦怠感の本当の原因を一緒に探していきましょう。
薬に頼らなくても元気に過ごせる体を取り戻すことは十分可能です。一人で悩まず、いつでもお気軽にご相談くださいね。あなたが本来持っている自然治癒力を引き出すお手伝いをさせていただきます。

