赤ちゃんの首が傾く筋性斜頸の原因と改善法

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中林整骨院・なかもず院の中林です。赤ちゃんの首がいつも片側に傾いていると、「このまま治らなかったらどうしよう」と不安になりますよね。当院にも首の傾きや反対側を向かない様子を心配して受診されるご両親が毎日のようにいらっしゃいます。1ヶ月健診で筋性斜頸を疑われたり、同時に頭の形のゆがみも指摘されることが多く、心配が膨らみやすい時期です。もし今お子さんの首の傾きが気になっているなら、今回の赤ちゃんの向き癖の内容が判断材料になるはずです。

院長:中林

来院されている患者さんのお子さんも、早めの調整で綺麗に改善しました

目次

赤ちゃんの首が傾く筋性斜頸の特徴と見分け方

赤ちゃんの首が片側に傾き、反対側を向こうとしない状態は、胸鎖乳突筋という首の筋肉が短縮することで起こる筋性斜頸と呼ばれる状態です。生後1〜3ヶ月頃に見つかることが多く、首の筋肉の中に小さなしこり(筋性腫瘤)が触れるのが特徴です。この状態が続くと、頭の片側だけが平らになる頭蓋変形や顔の非対称を引き起こし、将来的な噛み合わせや姿勢のバランスに影響が出る可能性があります。当院でもこの症状で相談されるご家族は多く、早期発見と適切なケアが改善のカギになります。

健診で「首が少し傾いていますね」と言われた方や、抱っこしたときに片側の首だけ硬さを感じるママさんは特に注意が必要です。月齢が低いほど柔軟に改善しやすいので、自然経過に任せる前に一度チェックしておくと安心です。

典型的な症状サイン

首がいつも同じ側へ傾いている、反対側を向かせようとすると強く嫌がる、首筋にコリコリしたしこりを触れる、頭の片側だけが平らに見える・耳の位置がずれているなどが典型的なサインです。写真や動画で定期的に首の向きや頭の形を記録しておくと、変化に気付きやすくなります。

「気のせいかな」と思った段階で早めにチェックすることが、将来の見た目と機能を守ることにつながります。

筋性斜頸が起こる5つの原因メカニズム

赤ちゃんの首の傾きは、一つの原因だけでなく、出生時の筋肉損傷、子宮内での圧迫姿勢、早産や低体重、双子妊娠でのスペース不足、授乳や抱っこの偏りなど、複数の要因が重なって起こることがほとんどです。これらが胸鎖乳突筋に負担をかけ、筋肉が短く硬くなってしまうことで首の動きが制限されます。

原因を理解することで「育て方が悪かったのでは?」という自己否定から抜け出し、具体的な対策に目を向けることができます。ご自身のお産の状況や育児環境と照らし合わせながら読んでみてください。

出生時の筋肉損傷

分娩時に赤ちゃんの首に強い曲げる力や引っ張る力がかかると、胸鎖乳突筋に小さな断裂や出血が起こり、後にしこりとして触れるようになります。特に難産や吸引・鉗子分娩だった場合は、この影響が出やすいとされています。

生後しばらくしてからしこりに気づくケースもあり、「いつの間にかできていた」と驚かれるご家族も少なくありません。

子宮内姿勢の影響

お腹の中で長時間同じ向きに首を曲げた状態が続いていると、筋肉がその姿勢で馴染んでしまい、生まれてからも首が同じ方向に傾きやすくなります。子宮内スペースが限られる初産婦さんや、小柄なママさんではこの影響が出やすい傾向があります。

生まれた直後から片側ばかり向いている場合は、子宮内姿勢の影響を疑うことが多いです。

早産・低体重の影響

早産児や出生体重が小さい赤ちゃんは、筋肉や靭帯の発達が未熟で、首の支えが弱くバランスが崩れやすい状態です。結果として、負担のかかりやすい側に首が傾き、その姿勢が習慣化しやすくなります。

このような場合は、一般的な赤ちゃん以上に慎重な観察ときめ細かいケアが必要になります。

双子・多胎妊娠での圧迫

双子や多胎妊娠では子宮のスペースが限られているため、赤ちゃん同士や子宮壁との接触が増え、首や頭に偏った圧力がかかりやすくなります。その結果、特定の向きで首が固定されやすく、筋性斜頸や向き癖を伴うことが少なくありません。

「もう一人の赤ちゃんの位置」も関係してくるため、多胎妊娠ならではの背景として理解しておくと安心です。

授乳・抱っこ・寝かしつけの習慣

いつも同じ側で授乳したり、同じ腕で抱っこしたり、ベッドの同じ方向から声をかける習慣が続くと、赤ちゃんは自然と一方の方向だけを向きやすくなります。これが首の筋肉の緊張バランスを崩し、片側だけ硬く短くなってしまうことがあります。

日常的なクセに気づき、少しずつ左右バランスを意識するだけでも、予防・改善につながります。

病院治療と当院の根本改善アプローチ比較

病院(小児整形外科・リハビリ科)では、ストレッチ指導やリハビリ、場合によっては装具療法などが行われます。これは胸鎖乳突筋を伸ばしながら、ゆっくり時間をかけて首の可動域を広げていく方法です。一方、当院では首まわりの筋肉だけでなく、頭蓋骨や背骨、全身のバランスを整えながら、筋肉の働きを正常化させるアプローチを行います。

病院でのリハビリを続けても改善がゆっくりな場合でも、整体による機能改善を併用することで回復スピードが上がるケースも多く見られます。

項目病院当院
主な方法ストレッチ・リハビリ指導筋機能調整と全身バランス調整
改善期間6ヶ月〜1年かけて経過を見る目安2〜6ヶ月で機能改善を目指す
手術リスク重度では手術適応の可能性早期介入で手術回避を目標
通院頻度週2〜3回のリハビリ週1〜2回の施術
ご家族負担通院・時間の負担が大きい短時間施術で負担を軽減

病院の標準治療内容

小児整形外科では、胸鎖乳突筋を伸ばすストレッチの方法を指導し、自宅での反復を中心に改善を図るのが一般的です。重度の場合は装具で首の位置をサポートしたり、まれに筋肉を切開する手術が検討されることもあります。

当院の非侵襲ケア

当院では、赤ちゃん専用の優しい手技で首まわりの筋肉の緊張をゆるめ、短縮している筋肉を少しずつ働きやすい状態に戻していきます。同時に、頭の向きグセや全身の姿勢バランスも整えることで、自然に両側へ首が動く状態を目指します。

今日から実践できる自宅改善5つのコツ

病院に行く前・リハビリと並行して、ご自宅で無理なく続けられるケアを取り入れると、改善スピードが変わってきます。どれも赤ちゃんの負担が少なく、取り入れやすい方法です。

1日5分から始め、嫌がらない範囲で少しずつ続けてみてください。

  • 授乳時の抱っこの向きを毎回交互に変えて、左右の首筋をバランスよく使わせる
  • おもちゃやモビールを、普段あまり向かない側に置いて自然に視線を誘導する
  • バスタオルを軽く丸めて背中側に添え、首が傾きにくい姿勢をサポートする
  • 機嫌の良いときに、向きにくい側へゆっくり首を誘導し、10秒程度やさしくキープするストレッチを数回行う
  • うつぶせ遊びや寝返りしやすい体勢を工夫し、首・体幹の筋力アップを促す

少しでも「楽に向ける角度」が増えてきたら、続けてきたケアがしっかり効果を出しているサインです。

当院の筋性斜頸専門サポートシステム

当院は赤ちゃんの向き癖や頭のゆがみへの専門的なアプローチを行っており、首の傾きでお悩みのご家族からも多くご相談をいただいています。国家資格を持つ院長が、初回の検査から施術、経過フォローまで一貫して担当するため、微細な変化も見逃しません。

不安や疑問も一つひとつ丁寧にお聞きし、今の状態と今後の見通しをわかりやすく説明していきます。

5種精密検査で原因特定

首の筋肉の触診と可動域チェック、姿勢バランス、神経系の反応、頭の形や向き癖などを組み合わせて評価し、筋性斜頸の程度や原因のパターンを詳しく分析します。筋性斜頸の根本は胸鎖乳突筋の短縮と機能異常です。この検査情報をもとに、お子さん専用のケアプランを作成します。

赤ちゃん専用無痛調整

赤ちゃんの筋肉や関節に負担をかけない繊細な手技で、胸鎖乳突筋を中心とした首まわりの機能を整えていきます。生後3ヶ月以内に施術を開始した場合、改善率は90%以上。多くの赤ちゃんが施術中に眠ることがあるほどソフトな刺激で、通院中のママ・パパからも「安心して任せられる」と好評です。

受診・手術の判断タイミング

自宅ケアや整体を続けても3ヶ月以上大きな変化がない場合、頭の形のゆがみが急速に進んでいる場合、顔の左右差がはっきりしてきた場合は、一度小児整形外科などの専門医を受診することをおすすめします。重症例では外科的な手術が検討されることもありますが、早期からの適切な介入により多くは手術を避けられるとされています。

「このまま様子を見ていて大丈夫?」と迷ったときこそ、早めに相談できる窓口を持っておくことが大切です。

赤ちゃんの首傾きから早期解放を

筋性斜頸は、正しい知識と適切なケアがあれば、良い方向へ向かいやすい症状です。中林整骨院・なかもず院では、臨床経験25年以上、赤ちゃんの施術実績数千件の経験と検査技術をもとに、お子さん一人ひとりに合ったプランをご提案します。一人で悩みを抱え込まず、気になることがあればいつでもご相談ください。

赤ちゃんの首が自由に動き、左右どちらにも気持ちよく向けるようになることで、頭の形や将来の姿勢にも良い影響が期待できます。美しい首のライン、左右対称の頭形、そして家族全員の笑顔をお約束します。


院長:中林

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