
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
堺市北区中百舌鳥で中林整骨院・なかもず院をしている中林佑樹です。最近、患者さんから「熱は下がったのに、なぜか体のだるさが取れないんです」という相談が本当に増えています。
風邪やインフルエンザで熱が出て、やっと解熱したと思ったら、今度は全身の倦怠感に悩まされる。「熱が下がったんだから、もう大丈夫なはずなのに」と思っていたのに、予想以上にだるさが続いて戸惑っている方も多いのではないでしょうか。職場からは「熱が下がったなら出勤できるよね」と言われるけど、正直なところ通勤する元気もない。そんな状況で「自分だけがおかしいのかな」と不安になっている方もいらっしゃると思います。


実はこの症状、決して珍しいものではなく、多くの方が経験する正常な回復過程のひとつなんです。今回は解熱後も続くだるさの原因や回復までの期間、そして早く元気になるための対処法について詳しくお伝えしていきますね。同じような症状でお困りの方は、当院の発熱後の倦怠感の専門ページもぜひご覧ください。


熱が下がっても体がだるいのは、体がまだ回復途中だというサインです
まず最初にお伝えしたいのは、熱が下がった後もだるさが続くのは決して異常なことではないということです。むしろ体が正常に回復しようとしている証拠だと考えてください。私の治療院にも「血液検査では異常がないのに、なぜこんなにだるいのか」と不安を抱えて来院される方が多くいらっしゃいますが、これは体の自然な反応なんです。
発熱というのは、ウイルスや細菌と戦うために体温を上げて免疫力を高めている状態です。この戦いには想像以上のエネルギーが必要で、体は総力戦で病原体と闘っています。熱が下がったということは、この戦いに一定の目処がついたという意味ではありますが、だからといって体が完全に回復したわけではありません。戦いの後の疲労が残っているような状態なんですね。
新型コロナウイルス感染症の流行以降、この発熱後の倦怠感について医学的な研究も進んできました。厚生労働省の調査によると、診断後6か月が経過しても約21%の方が疲労感や倦怠感を訴えているというデータもあります。つまり「熱が下がった=完治」ではないということを、まず理解していただきたいのです。
では、なぜ熱が下がった後もだるさが続くのでしょうか。25年以上の臨床経験から断言できるのは、この症状にはいくつもの原因が複雑に絡み合っているということです。単純に「疲れている」だけではなく、体の中では様々な変化が起こっているんです。
発熱時にはウイルスと戦うために免疫システムがフル稼働しています。熱が下がった後も、この免疫システムはしばらく活性化したままなんです。脳内ではインターロイキン-1βなどの炎症性物質が産生され続け、神経炎症が起こることで倦怠感が引き起こされます。これが「熱は下がったのにだるい」という状態を作り出している大きな要因のひとつです。
免疫システムが過剰に働き続けると、体は常にエネルギーを消耗し続けることになります。まるでアクセルを踏み続けている車のように、エンジンは回っているのに前に進めないような状態。これでは疲れるのも当然ですよね。
発熱している間、多くの方はベッドで安静にしていたと思います。実はこの数日間の安静が、想像以上に体力や筋力を低下させてしまうんです。たった3日間寝込んだだけでも、筋肉量は目に見えて減少し、基礎体力が大幅に低下してしまいます。特に普段から運動不足の方や高齢の方は、この影響が顕著に現れます。
体力が落ちると、ちょっと動いただけで疲れやすくなります。階段を上るだけで息切れがする、少し歩いただけで足が重い。こういった症状は、体力低下のサインなんです。
実は発熱すると、関節を支えている靭帯や筋肉の緊張が変化して、関節が通常よりも不安定な状態になることがあります。体温が上昇すると関節の緩みが強くなり、その状態で寝返りを打ったり無理に動いたりすると、関節にズレや歪みが生じてしまうんです。
厄介なのは、熱が下がった後もこの関節の不安定性が残ったままになっているケースが非常に多いということです。当院に来られる患者さんを診ていても、発熱後の倦怠感に悩む方の多くがこの関節の問題を抱えています。関節の位置が正常でないと神経の流れが悪くなり、自律神経のバランスも崩れやすくなって、結果として倦怠感が長引いてしまうんですね。
発熱時には交感神経が優位になり、体温調節や免疫機能の活性化が行われます。しかし感染症が長引いたり十分な休養が取れなかったりすると、この自律神経のバランスがなかなか元に戻らなくなってしまいます。自律神経が乱れると体温調節がうまくいかず、微熱が続いたり、疲労感が抜けなかったりする状態が慢性化してしまうのです。
「このだるさはいつまで続くんだろう」という不安、本当によくわかります。当院に来られる患者さんからも、この質問を一番多く受けます。回復までの期間は個人差が大きいのですが、一般的な目安をお伝えしますね。
通常の風邪やインフルエンザであれば、解熱後の倦怠感は1週間から2週間程度で改善することが多いです。ただしこれはあくまで目安で、年齢や基礎体力、感染時の重症度によって大きく変わってきます。若くて体力がある方なら数日で元気を取り戻すこともありますし、逆に高齢の方や持病のある方は1か月近くかかることもあります。
新型コロナウイルス感染症の場合は、さらに長引く可能性があります。後遺症として数か月から1年以上、倦怠感に悩まされる方も少なくありません。焦る気持ちはわかりますが、体が回復するには時間が必要だということを理解し、焦らず向き合っていくことが大切です。
熱が下がったら「もう出勤できるでしょ」と言われることも多いと思いますが、本当にそのタイミングで復帰していいのか迷いますよね。私の考えとしては、熱が下がってから最低でも2〜3日は様子を見ることをお勧めします。
判断のポイントとしては、朝起きた時に「今日は動けそうだ」と感じられるかどうかです。目覚めた瞬間から既に疲れている、体が重いと感じる場合は、まだ無理をするべきではありません。通勤や業務に耐えられる体力が戻っていないサインです。
可能であれば、最初は時短勤務やリモートワークなど、負担の少ない形から始めることをお勧めします。いきなり以前と同じペースで活動を再開すると、症状がぶり返してしまい、結果的にもっと長い休養が必要になってしまうこともあるからです。段階的な復帰を心がけてくださいね。
では、解熱後のだるさを少しでも早く解消するために、今すぐできることをお伝えします。難しいことではなく、日常生活の中で意識できることばかりです。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、実はこれが一番大切です。特に働き盛りの30代から40代の方は「少しくらい無理をしても大丈夫」と考えがちですが、今は体を回復させることを最優先にしてください。仕事や家事、育児など責任を感じる気持ちはよくわかりますが、無理を続けると症状が長期化してしまいます。
職場には正直に状況を伝え、家族にも協力をお願いしましょう。一人で抱え込まないことが大切です。「これは甘えではなく、正常な回復過程なんだ」と自分に言い聞かせてあげてください。
食欲がない時は無理に食べる必要はありませんが、少しずつでも栄養のあるものを口にすることを心がけてください。おかゆやうどん、スープなど消化の良いものから始めて、徐々に普通の食事に戻していきましょう。
特にタンパク質は筋肉の回復に必要不可欠です。鶏むね肉や卵、豆腐などを意識して摂取してください。ビタミンB群やビタミンCも免疫機能の回復に役立ちますので、果物や野菜も可能な範囲で取り入れてみてくださいね。
発熱時は想像以上に体内の水分が失われています。のどが渇いていなくても、こまめに水分を摂取することを心がけてください。スポーツドリンクや経口補水液なら、失われた電解質も同時に補給できるのでお勧めです。一日に1.5〜2リットルを目安に、少しずつ飲むようにしましょう。
回復期にやってはいけないこともお伝えしておきます。まず、激しい運動は絶対に避けてください。軽い散歩程度なら問題ありませんが、ジョギングや筋トレなど体に負荷のかかる運動は、完全に回復してからにしましょう。
アルコールも控えてください。肝臓に負担をかけ、回復を遅らせる原因になります。また、長風呂やサウナも避けた方が無難です。体力を消耗し、かえって疲れが増してしまいます。
熱が下がった後のだるさは正常な回復過程だとお伝えしましたが、中には医療機関を受診すべきケースもあります。解熱後2週間以上経ってもだるさが全く改善しない場合や、むしろ悪化している場合は要注意です。また、だるさに加えて息切れや動悸、胸痛などの症状が出てきた場合も、速やかに医療機関を受診してください。
高齢の方や持病のある方は、特に慎重に様子を見る必要があります。「少しおかしいな」と感じたら、遠慮せずにかかりつけ医に相談することをお勧めします。
「血液検査では何も異常が出ていないのに、なぜだるさが続くのですか」という質問を、当院でも本当によく受けます。これは多くの患者さんが抱えている疑問です。
血液検査や画像検査で異常が見つからないということは、重篤な病気ではないという点では安心材料です。しかし解熱後の倦怠感は、通常の検査では検出されない微細な炎症反応や免疫システムの変化、自律神経の乱れなどが原因となっていることが多いんです。つまり検査で異常がないからといって「症状が存在しない」わけではありません。あなたが感じている辛さは確実に存在しているのです。
特に見落とされがちなのが、先ほどもお伝えした発熱時に生じた関節の緩みや歪みの問題です。この関節の問題は通常の血液検査やレントゲン検査では判断が難しく、専門的な検査と施術が必要になります。関節の位置が正常でないと、神経の流れが悪くなり自律神経のバランスも崩れやすくなります。結果として倦怠感が長引いたり、様々な不調が出やすくなったりするのです。
中林整骨院・なかもず院では、解熱後の倦怠感に対して根本原因を追究するアプローチを行っています。臨床経験25年以上、10万人以上の施術実績の中で培った技術と知識を活かし、一人ひとりの状態に合わせた施術プランをご提案します。
当院では初回に多くの時間を使って、詳細な問診と5種類の独自検査を行います。姿勢分析ソフトを用いた客観的なデータ取得に加え、関節可動域検査、神経検査、整形外科検査などを組み合わせることで、症状の根本原因を明らかにしていきます。検査もせずにいきなり施術を始める治療院もありますが、それでは原因を特定できず、何度も同じ症状を繰り返すことになってしまいます。
解熱後の倦怠感には、関節の不安定性や歪みが深く関わっているケースが多く見られます。当院では関節の動きを整え神経の流れを正常にする施術を通じて、発熱時に生じた関節の問題を根本から改善していきます。関節が正常な位置に戻ると、神経の流れがスムーズになり、自律神経のバランスも整いやすくなるんです。
熱が下がったのにだるさが続くのは、決して異常なことではなく、体が正常に回復しようとしている証拠です。免疫システムがまだ活発に働いている、発熱期間中の安静による体力低下、発熱時に生じた関節の不安定性、自律神経のバランスの乱れなど、複数の原因が絡み合って症状を引き起こしています。
回復までの期間は個人差がありますが、通常の風邪やインフルエンザであれば1〜2週間程度が目安です。焦らず無理をせず、十分な休養を取りながら、栄養バランスを意識した食事とこまめな水分補給を心がけてください。そして段階的な社会復帰を意識することが大切です。
病院で検査を受けても異常が見つからず、それでも症状が改善しないという方は、関節の問題が見落とされている可能性があります。熱が下がった後も関節の不安定性が残ったままになっていると、倦怠感や痛みが長引く原因になってしまいます。ぜひ一度当院にご相談ください。25年以上の臨床経験を活かし、あなたの症状の根本原因を徹底的に追究します。一人で悩まず、いつでもお気軽にお問い合わせくださいね。

