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【新米ママ必見】新生児の抱き癖という誤解

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中林整骨院・なかもず院の中林です。生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこしていると、お義母さんや親世代の方から「抱っこしすぎると抱き癖がつくわよ」と言われたことはありませんか? 泣いている赤ちゃんを抱っこしたいのに、そう言われると「本当に抱いちゃダメなのかな」と不安になってしまいますよね。

実は当院にも、赤ちゃんの向き癖や頭の形の相談で来られる保護者の方から「抱き癖を気にして抱っこを控えていたら、ずっと同じ向きで寝ていて頭が変形してしまいました」というお話をよく聞きます。「抱き癖」という言葉に振り回されて、本当に大切なことを見失ってしまうケースが少なくないのです。

院長:中林

私も3人の子どもを育てた経験があるので、周囲からの言葉に戸惑う気持ちがよくわかります

目次

「抱き癖」という概念はもう古い

結論から先にお伝えすると、現代の小児科医や助産師の間では「抱き癖」という概念そのものが否定されています。新生児期から赤ちゃんを抱っこすることで、何か悪い癖がつくということはありません。むしろ、泣いている赤ちゃんを抱っこしてあげることは、赤ちゃんの心と体の健康にとってとても大切なことなのです。

では、なぜ親世代は「抱き癖がつく」と言うのでしょうか。これには歴史的な背景があります。1960年代頃の日本では、アメリカの小児科医スポック博士の育児書が広く読まれていました。その中で「泣いてもすぐに抱っこせず、少し様子を見る」という方法が推奨されていたのです。

しかし、その後の研究で、赤ちゃんの発達には愛着形成が非常に重要であることがわかってきました。泣いている時にすぐに応答してもらえることで、赤ちゃんは「自分は守られている」という安心感を得ます。この安心感こそが、健やかな心の発達の土台になるのです。

抱っこが赤ちゃんに与える良い影響

新生児を抱っこすることは、単なる「甘やかし」ではありません。科学的にも多くのメリットが証明されています。ここでは、抱っこが赤ちゃんに与える具体的な影響についてお話しします。

心の安定と愛着形成

抱っこされることで、赤ちゃんの脳内ではオキシトシンという愛情ホルモンが分泌されます。このホルモンは安心感をもたらし、親子の絆を深める働きがあります。新生児期から十分に抱っこされて育った赤ちゃんは、情緒が安定しやすく、将来的に人を信頼する力が育ちやすいという研究結果もあります。

体温調節と呼吸の安定

新生児はまだ体温調節が未熟です。抱っこされて親の体温を感じることで、体温が安定しやすくなります。また、親の心音や呼吸のリズムを感じることで、赤ちゃん自身の呼吸も整いやすくなります。これは特に新生児期には重要な効果です。

体のバランスと発達

実は抱っこの仕方は、赤ちゃんの体のバランスにも大きく影響します。いつも同じ側で抱っこしていると、赤ちゃんの首や体が片側に傾きやすくなり、向き癖の原因になることがあります。逆に言えば、左右バランスよく抱っこすることで、体のゆがみを予防できるのです。

「抱き癖」を気にしすぎる弊害

抱き癖を気にしすぎて抱っこを控えると、実は思わぬ問題が起こることがあります。当院で赤ちゃんを診ていて気づいた、いくつかの弊害についてお話しします。

まず最も多いのが、頭の形の変形です。抱っこを控えて赤ちゃんを寝かせっぱなしにしていると、いつも同じ向きで寝る向き癖がつきやすくなります。その結果、後頭部が平らになったり、頭全体が非対称になったりします。生後2〜4ヶ月頃までは頭蓋骨が柔らかいため、この時期の向き癖は特に頭の形に影響を与えやすいのです。

また、泣いても抱っこしてもらえない経験が続くと、赤ちゃんは「泣いても無駄だ」と学習してしまうことがあります。これをサイレントベビーと呼びますが、一見手のかからない良い子に見えても、実は心に大きなストレスを抱えている状態です。新生児期の赤ちゃんの泣き声は、何かを訴える大切なコミュニケーション手段です。それに応答してあげることが、信頼関係の第一歩なのです。

正しい抱っこの仕方と注意点

抱き癖を気にする必要はないとはいえ、抱っこの仕方には少しコツがあります。新生児期から意識していただきたいポイントをいくつかご紹介します。

まず大切なのは、左右バランスよく抱っこすることです。利き手側ばかりで抱っこしていると、赤ちゃんの首が片側に傾きやすくなります。授乳の時も、左右交互におっぱいを与えるように、抱っこも意識的に左右を入れ替えましょう。最初は慣れない側で抱っこするのは難しいかもしれませんが、少しずつ練習していくことで自然にできるようになります。

次に、縦抱きと横抱きを使い分けることも大切です。横抱きだけだと首の動きが限定されるので、首がしっかりしてきたら縦抱きも取り入れて、いろいろな角度から世界を見せてあげましょう。ただし、新生児期は首がまだ不安定なので、縦抱きの際は必ず首をしっかり支えてください。

また、抱っこ紐やスリングを活用するのもおすすめです。長時間抱っこしていると親の体への負担も大きくなります。抱っこ紐を使えば、両手が空くので家事もしやすくなりますし、赤ちゃんも親の体温を感じながら安心して過ごせます。

周囲の言葉にどう対応するか

自分では抱き癖を気にしなくても、義母や親世代から「抱っこしすぎ」と言われて困っている方も多いと思います。育児の価値観の違いは、多くの家庭で悩みの種になっています。

こんな時は、「今は育児の考え方が変わってきているんです」と優しく伝えてみましょう。「小児科の先生も、泣いたら抱っこしてあげていいって言っていました」と、専門家の言葉を借りるのも効果的です。親世代も悪気があって言っているわけではなく、自分たちが教わった方法を伝えているだけなのです。

それでも理解してもらえない場合は、あまり気にしすぎず、自分の育児方針を貫くことも大切です。赤ちゃんを一番近くで見ているのはあなた自身です。赤ちゃんの様子を見ながら、あなたが「抱っこしてあげたい」と思ったら、それが正解なのです。

抱っこと赤ちゃんの体のケアの関係

当院では赤ちゃんの向き癖や頭の形の相談を受ける中で、抱っこの仕方と体のバランスには深い関係があることを実感しています。抱き癖を気にして抱っこを控えた結果、向き癖がついてしまったという方が実際に多くいらっしゃいます。

新生児期から適度に抱っこして、いろいろな姿勢を経験させてあげることは、赤ちゃんの筋肉や骨格の発達にも良い影響を与えます。ずっと仰向けで寝かせっぱなしより、抱っこで縦の姿勢を経験したり、うつ伏せの時間を作ったりすることで、首や背中の筋肉がバランスよく発達します。

もし既に向き癖や頭の形が気になっている場合は、抱っこの仕方を工夫するだけでなく、専門家に相談することをおすすめします。早めに対処すれば、多くの場合は改善できます。生後3〜6ヶ月までは頭蓋骨が柔らかく、体のバランスも整えやすい大切な時期です。

親の体への負担を減らす工夫

抱き癖を気にする必要はないとお伝えしましたが、一方で親の体への負担は現実的な問題です。特に新生児期は授乳の回数も多く、ほぼ一日中抱っこしているような状態になることもあります。腰痛や腱鞘炎に悩むお母さんも少なくありません。

そんな時は、無理をせずに休むことも大切です。赤ちゃんが寝ている間は一緒に横になって休む、家事は最低限にする、パートナーや家族に協力をお願いするなど、できるだけ体を休める時間を作ってください。また、抱っこ紐を使って体への負担を分散させる、授乳クッションを活用するなどの工夫も効果的です。

産後の体は思っている以上にダメージを受けています。赤ちゃんのケアも大切ですが、お母さん自身の体のケアも同じくらい大切です。当院では産後の骨盤矯正や体のバランス調整も行っていますので、体の不調を感じたら我慢せずにご相談ください。

安心して抱っこしてあげてください

新生児期の抱き癖を心配する必要はまったくありません。むしろ、泣いている赤ちゃんを抱っこして安心させてあげることは、親として自然で大切な行動です。親世代の「抱き癖がつく」という言葉は、当時の育児の常識に基づいたものであって、現代の科学的知見とは異なります。

ただし、抱っこの仕方には少し注意が必要です。左右バランスよく、いろいろな姿勢で抱っこすることで、赤ちゃんの体のバランスも整いやすくなります。もし向き癖や頭の形が気になっている場合は、早めに専門家に相談することをおすすめします。

赤ちゃんを抱っこできる時間は、人生の中でほんのわずかな期間です。周囲の言葉に惑わされず、あなたが抱っこしてあげたいと思った時に、安心して抱っこしてあげてください。そして、赤ちゃんの体のことで何か気になることがあれば、一人で悩まずにいつでもご相談ください。堺市北区・なかもず駅近くの当院で、お待ちしています。


院長:中林

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