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赤ちゃんの頭が平ら…授乳姿勢が原因かもしれない理由

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赤ちゃんのお世話をしていると、お風呂上がりや着替えのとき、ふと「この子の後頭部、なんか平らじゃない?」と気になる瞬間がありませんか。

実はその変化、赤ちゃんの頭の形に影響を与えている原因のひとつが、毎日何度も繰り返す授乳のときの抱き方にあることがとても多いんです。

「授乳の姿勢ひとつでそんなに変わるの?」と思われるかもしれませんが、1日に何度も重ねる動作だからこそ、じわじわと影響が積み重なっていきます。今回はそのしくみと、今日からできる対策についてお伝えしていきます。

院長:中林

当院には「いつも同じ腕で授乳していたら、後頭部が平らになってきた気がする」というご相談が本当に多いんです。気づいた今が一番動きやすいタイミングですから、ぜひ最後まで読んでみてください

目次

授乳のたびに同じ向きで抱いていませんか?

授乳は1日8〜12回、1回あたり20〜30分近く続くこともあります。その間、赤ちゃんの頭は固定された状態で、特定の部分に圧力がかかり続けます。さらに授乳後にそのまま同じ向きで寝かしつけると、就寝中も引き続き同じ部分が圧迫されるという悪循環が生まれやすいのです。

赤ちゃんの頭蓋骨は生後しばらくの間、複数の骨がまだ完全にくっついていない、とても柔らかい状態にあります。この時期に同じ方向への圧力が繰り返しかかることで、後頭部が少しずつ平らになっていくのは、実はごく自然なメカニズムです。だからこそ、日常の抱き方や向きの習慣がとても重要になります。

問題になりやすいのは、主に以下のような場面です。

  • いつも右腕(または左腕)だけで横抱き授乳をしている
  • 授乳後、そのまま同じ向きで寝かしつけている
  • 赤ちゃんが向きたがる方向に合わせて、毎回同じ体勢で授乳している
  • バウンサーや授乳クッションで同じ姿勢が長時間続いている

特に3つ目は見落とされがちです。向き癖があるからその向きに合わせて授乳する、というパターンが、向き癖をさらに強化しながら頭の変形も進めてしまうという悪循環になることがあります。

頭の形が変わるしくみを正しく理解しよう

赤ちゃんの頭の形の変化は医学的に「位置的頭蓋変形」と呼ばれています。大きく分けると3つのタイプがあります。

タイプ見た目の特徴主な原因
斜頭症頭を上から見ると左右非対称になっている向き癖・授乳時の抱き方の偏り
短頭症(絶壁)後頭部全体が平らになっている長時間の仰向け・同一姿勢の継続
長頭症頭が前後に細長い形になっている横向き寝の習慣など

授乳の抱き方が原因で生じやすいのは、斜頭症と短頭症が組み合わさったタイプです。片側だけに圧力がかかり続けることで、後頭部の一部が平らになりながら、左右差も出てきます。

いつまでに気づけばいいのか

頭の形が変化しやすい時期と、改善しやすい時期は一致しています。生後2〜4ヶ月がもっとも変形しやすく、同時に対処の効果が出やすい時期でもあります。生後6ヶ月を過ぎると頭蓋骨の硬化が進み、1歳頃にはほぼ形が定まってしまいます。「まだ小さいから様子を見よう」という気持ちはよくわかりますが、一番動きやすい時期を逃してしまうのはもったいないのです。

今日からできる授乳時のケア

「じゃあ何をすればいいの?」というところが一番知りたい部分ですよね。難しいことではありませんので、ひとつずつ試してみてください。

左右を交互に入れ替えて授乳する

もっとも取り組みやすいのが、授乳のたびに抱く腕を交互に変えることです。「今回は右腕、次回は左腕」とルールを決めるだけで、特定の部分への圧力が分散されます。最初は慣れない腕に戸惑うかもしれませんが、1週間ほど続けると自然と慣れてきます。スマホのメモや授乳アプリに記録しておくと、どちらの腕が前回だったか忘れずに済みます。

フットボール抱きを取り入れてみる

フットボール抱きとは、赤ちゃんの体を脇の下にはさむようにして授乳する方法です。通常の横抱きとは頭の向きが変わるため、普段あまり向かない方向に自然と顔が向きやすくなります。向き癖がある赤ちゃんには特に効果的で、授乳という毎日の動作を通じて向き癖を少しずつ矯正するアプローチとして、助産師さんからも勧められることが多い方法です。

授乳後の寝かせ方にも目を向ける

飲み終わったあとにそのまま寝かしつける際、毎回同じ方向に頭が向くような置き方をしていると、授乳中に加えて睡眠中も同じ側に圧力がかかり続けます。授乳後は前回とは反対側に頭が向くよう意識して寝かせるだけでも、1日トータルでの圧力の偏りが変わってきます。

タミータイム(腹ばい時間)を少しずつ取り入れる

赤ちゃんが起きていて目を離さない状況で、腹ばいの姿勢で過ごす時間を作ってあげることも有効です。後頭部への圧力が完全にゼロになるため、頭の形への負担を分散させることができます。最初は1〜2分から始めて、少しずつ時間を延ばしていくと赤ちゃんも慣れてきます。

向き癖と授乳の抱き方、どちらが先かという問題

「向き癖があるから同じ方向に抱くしかない」とおっしゃる方も多いのですが、向き癖が先にあったのか、授乳の抱き方が向き癖をつくったのかは、実はとても重要な問いです。

向き癖の原因は一つではなく、子宮内での姿勢、首まわりの筋肉の緊張、視覚刺激の偏りなど、複数の要因が絡み合っていることがほとんどです。当院でも赤ちゃんの向き癖でお困りの方が多くご来院されますが、首や頭そのものの問題だけでなく、体全体のバランスが関係しているケースも珍しくありません。表面に見えている向き癖だけを直そうとするのではなく、なぜその向き癖が生まれているのかという根本に目を向けることが、本当の改善への近道です。

自宅ケアだけでは限界があるケースとは

授乳の体勢を変えたり、寝かせる向きを工夫したりしても「向きが全然変わらない」「いつも同じ方向ばかり向いている」という場合は、首まわりの筋肉や関節に硬さが生じている可能性があります。セルフケアだけで改善するには限界があるケースです。

放置するとどんなリスクがあるか

頭の形の変化を放置した場合、生後6ヶ月以降は自然改善が難しくなっていきます。その後は耳の位置のずれ、目や口の高さの左右差、顎関節への影響、噛み合わせの問題へと波及するリスクがあります。頭部は脳や神経系の土台でもあるため、頭の形と全身の発達は切り離して考えることができません。将来的に見た目のコンプレックスを心配されている方も多いですが、その不安は決して大げさではないのです。

ヘルメット療法だけが選択肢ではない

「頭の形がおかしい=ヘルメット療法しかない」というイメージを持たれる方もいますが、軽度から中等度の段階であれば、他のアプローチで改善できるケースも多くあります。ヘルメット療法は費用が40〜60万円と高額で保険適用外のうえ、1日20時間以上の装着が必要なため、赤ちゃんへの負担も大きくなります。できるだけ早い段階で専門家に相談し、選択肢を広げておくことが大切です。

当院での赤ちゃんへの根本的なアプローチ

私は堺市北区なかもずで整骨院を開院して17年以上になります。臨床経験25年、10万人以上の施術実績の中で、赤ちゃんや産後のお母さんのお体を診る機会が年々増えています。

赤ちゃんの頭のゆがみに対する施術では、まず丁寧な問診と複数の検査を通じて、変形の原因がどこにあるのかを明らかにするところから始めます。授乳の抱き方や寝かせ方の問題だけでなく、首まわりの筋肉の緊張、骨盤の状態、出産時のストレスが残っているケースなど、原因は一人ひとり異なります。表面に出てきている変化だけを見るのではなく、なぜそうなったのかという根本に目を向けることが当院の施術の出発点です。

また、後頭部が平らになる原因についてはこちらの記事でも詳しくお伝えしています。ぜひ合わせて読んでみてください。→ 後頭部が平らな赤ちゃん、自然に治る?

施術は赤ちゃんの体に優しく、短時間で行います。国家資格を持つ院長が問診から施術まですべてを一貫して担当しますので、毎回担当者が変わるという不安もありません。赤ちゃん連れでも安心してお越しいただける環境を整えており、女性スタッフも在籍しています。

気づいた今が、一番動きやすいタイミングです

授乳のときに同じ向きで抱き続けることが、後頭部が平らになる原因のひとつになり得ることをお伝えしたくて、今回この記事を書きました。気づいた今から抱き方を変えるだけでも変化は生まれます。ただ、すでに変形が進んでいる場合や向き癖が強い場合は、専門家のサポートが必要になることもあります。

25年以上の臨床の現場で何度も感じてきたのは「早く来てくれればよかった」という声の多さです。生後6ヶ月という時間は、本当にあっという間に過ぎていきます。「うちの子の頭、大丈夫かな?」と少しでも感じているなら、どうかひとりで抱え込まないでください。気になることがあれば、いつでもお気軽にご連絡ください。一緒に考えていきましょう。


院長:中林

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