
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
こんにちは、堺市北区で中林整骨院を営んでいる中林です。お子さんの斜頭症で専門医から「効果が出にくいタイプです」と言われて、不安でいっぱいになっている親御さんからのご相談が増えています。
ヘルメット治療を勧められたけれど「あなたのお子さんは改善が難しい形状です」と説明されたり、体位変換を頑張っているのに「このタイプは保存的治療では効果が出にくい」と言われたりすると、本当に心が折れそうになりますよね。高額な治療費を払っても効果が限定的かもしれないと聞けば、治療すべきかどうか迷ってしまうのも当然です。当院でも赤ちゃんの頭の形でお困りの親御さんが多く来院されています。




効果が出にくいと言われるタイプの斜頭症でも、完全に諦める必要はありません。適切なアプローチを組み合わせることで改善の可能性は十分にあります
斜頭症にはいくつかのタイプがあり、それぞれ改善のしやすさが異なります。医療の現場では頭の形の変形をArgenta分類という方法で5つのタイプに分けて評価しているのですが、その中でも特に改善が難しいとされているのがtypeⅤと呼ばれるタイプです。
typeⅤの斜頭症は、後頭部の片側が平らになるだけでなく、側頭部が膨らんでいたり、後頭部全体が盛り上がっていたりする複雑な変形を伴います。上から見るとソラマメのような形になっていることも多く、平行四辺形というよりも全体的にアンバランスな印象を受けるのが特徴です。
日本人の赤ちゃんに多いのは、このtypeⅤの変化形とも言える複数の特徴を併せ持つケースです。後頭部の左右差に加えて、耳の位置がずれている、おでこの左右差も目立つ、頬骨の高さも違うといった複数の非対称性が同時に現れている状態です。
こうした複雑な変形は、単純な斜頭症と比べて確かに改善に時間がかかりますし、完全に左右対称の形に戻すことは難しい場合もあります。しかし「効果が出にくい」ということと「まったく効果がない」ということは全く違うのです。
複雑な変形が効果の出にくい理由を理解すると、適切な対応方法も見えてきます。頭蓋骨は脳の成長に合わせて大きくなっていきますが、一方向からの圧力が長期間続くと、圧迫された部分が平らになるだけでなく、頭全体の容積を保つために他の部分が膨らんでくるのです。
これを二次的変形と呼びますが、この二次的な膨らみまで生じてしまうと、単純に圧力を取り除くだけでは元に戻りにくくなります。また複数の特徴を持つ変形は、それぞれの変形が互いに影響し合っているため、一つの部分だけを改善しようとしても全体のバランスが取れず、思うような効果が出ないのです。
さらに月齢も大きく関係していて、生後3ヶ月を過ぎると体位変換や枕などの保存的治療の効果がほとんど期待できなくなります。頭蓋骨が徐々に硬くなり始めるため、外からの力だけで形を変えることが難しくなるからです。
ここまで読んで「やっぱり治療しても無駄なのかな」と思われたかもしれませんが、実はそうではありません。効果が出にくいタイプでも治療する価値は十分にあるのです。
まず知っていただきたいのは、医療技術が年々進歩しているという事実です。10年前には改善が難しいとされていたtypeⅤの斜頭症も、ヘルメットの設計や調整方法の工夫により、以前より良い成果が出るようになってきています。完全に左右対称にならなくても、目立たないレベルまで改善できれば将来的な心配はぐっと減ります。
また「髪の毛が増えて気にならなくなる」という長期的な視点も大切です。赤ちゃんの頃は髪が薄くて変形が目立っても、成長して髪が増えてくると見た目上はほとんど分からなくなるケースも多いのです。ただし放置して重度の変形のまま固定されてしまうよりは、少しでも改善しておいた方が将来の選択肢は広がります。
メガネのずれや帽子が合わないといった実生活での不便さを考えると、完璧な形にならなくても改善する意味は大きいです。耳の位置が極端にずれているとメガネが常に斜めになって眼精疲労や頭痛の原因になりますし、ヘルメットや帽子が正しく装着できないと安全面でも問題が出てきます。
効果の出やすさを大きく左右するのが治療を始める月齢です。理想的なのは生後2ヶ月までに何らかの対応を始めることで、この時期なら体位変換やタミータイムなどの保存的な方法でも十分な効果が期待できます。
生後3ヶ月から6ヶ月の間は、保存的治療の効果が急速に下がっていく時期です。この時期に中等度以上の変形がある場合は、ヘルメット治療を本格的に検討すべきタイミングと言えます。効果が出にくいタイプであっても、生後4ヶ月から6ヶ月の間にヘルメット治療を開始すれば、一定の改善効果は期待できます。
生後7ヶ月以降になると頭蓋骨の硬化が進むため、どんな治療法でも効果が限定的になってきます。それでも全く無駄というわけではなく、今以上の悪化を防いだり、わずかでも改善させたりすることには意味があります。諦めて何もしないよりは、できる範囲で対応しておく方が後悔は少ないでしょう。
当院で行っている赤ちゃん整体は、斜頭症の根本原因の一つである向き癖に対してアプローチする方法です。多くの斜頭症は特定の方向ばかり向いて寝ることで起こりますが、その向き癖の背景には首や体幹の筋肉の緊張や、骨格のわずかなゆがみがあることが多いのです。
特に胸鎖乳突筋という首の横にある筋肉が硬くなっていると、赤ちゃんは無意識に楽な方向ばかり向いてしまいます。この筋肉を優しくほぐして首の可動域を広げることで、自然といろいろな方向を向けるようになり、頭部への圧力が分散されます。
また骨盤や背骨のバランスを整えることで、寝ているときの姿勢そのものが変わってきます。体全体のバランスが良くなると、赤ちゃん自身が快適に感じる姿勢の幅が広がり、結果として向き癖が改善されるのです。
効果が出にくいタイプの斜頭症でも、ヘルメット治療と整体を組み合わせることで相乗効果が期待できます。ヘルメットで外側から形を整えながら、整体で内側から体のバランスを整えることで、より良い結果につながる可能性があります。
効果が出にくいタイプで完全には改善しなかった場合でも、放置した場合と比べれば将来的な影響は大きく違います。重度の変形がそのまま固定されてしまうと、思春期以降に本人が見た目を気にしてコンプレックスを抱える可能性があります。
メガネが必要になったときにフレームが正しく顔にフィットしないと、常にずれてストレスになりますし、視力矯正の効果も十分に得られません。スポーツでヘルメットをかぶる機会も多いですが、頭の形が大きく歪んでいると安全性に問題が出る可能性もあります。
また極端なケースでは顎関節の発達に影響が出て、噛み合わせの問題や肩こり、頭痛といった機能的な問題につながることもあります。こうしたリスクを考えると、たとえ効果が限定的でも、できる範囲で改善しておく意味は十分にあるのです。
効果が出にくいタイプの斜頭症に対しては、専門医による診断と治療方針の決定が何より大切です。当院では整体による体のバランス調整を担当しますが、ヘルメット治療が必要な場合は専門のクリニックをご紹介し、連携しながらお子さんをサポートしています。
また親御さんへの生活指導も重要な要素です。家庭でできる体位変換の工夫、抱っこの仕方、授乳時の姿勢など、日常生活の中でできることを丁寧にお伝えしています。これらは単独では効果が限定的でも、専門的な治療と組み合わせることで改善を後押しする力になります。
定期的に経過を観察しながら、その時点での最善の方法を一緒に考えていくことが大切です。月齢によって有効な対応策は変わってきますし、改善の程度によって治療方針を調整する必要もあります。
効果が出にくいタイプの斜頭症だと診断されても、完全に諦める必要はありません。確かに単純な斜頭症と比べて改善に時間がかかりますし、完璧な左右対称にならない可能性もあります。しかし医療技術は進歩しており、以前は難しいとされていたケースでも改善できる可能性が高まっています。
大切なのは早めに適切な対応を始めること、そして複数のアプローチを組み合わせることです。ヘルメット治療、整体、家庭でのケアを総合的に行うことで、効果が出にくいタイプでも一定の改善は期待できます。
完全には治らなくても、髪が増えて気にならなくなる程度まで改善できれば、将来の心配はぐっと減ります。少しでも改善しておくことで、メガネやヘルメットが正しく装着できたり、見た目のコンプレックスが軽減されたりと、お子さんの将来の選択肢が広がるのです。
お子さんの頭の形で「効果が出にくい」と言われて不安を抱えている親御さん、一人で悩まずにぜひご相談くださいね。当院では25年以上の臨床経験を活かして、お子さん一人ひとりに合わせた最適なアプローチをご提案しています。

