
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
堺市北区中百舌鳥で中林整骨院・なかもず院を開業している中林です。最近、当院に来られる妊婦さんから「歩き始めに足の裏がピキッと痛む」「歩くたびにお腹や腰に響く感じがする」といったご相談が本当に増えています。妊娠前は普通に歩けていたのに、お腹が大きくなるにつれて歩く度に痛みを感じるようになると、外出することすら億劫になってしまいますよね。
実は毎日履いている靴が歩く時の痛みを大きく左右していることをご存知でしょうか。靴選びを見直すだけで、足底筋膜炎による足裏の痛みや歩行時の衝撃が驚くほど軽減されるケースが多いのです。今回は妊娠中のケアとして非常に重要な、歩く時の痛みと靴の深い関係について詳しくお伝えします。散歩や買い物を楽しみたいのに痛みで諦めている方にこそ読んでいただきたい内容です。




靴とインソールの見直しで歩く時の痛みは大きく改善できます
当院に来られる妊婦さんの多くが、妊娠20週頃から歩く時の痛みを感じ始めたとおっしゃいます。特に朝の歩き始めに足の裏がピキッと痛む、少し歩くだけで足裏が疲れてだるくなる、歩くたびにお腹や腰に響く感じがするといった症状が典型的です。なぜ妊娠すると歩く時に痛みを感じるようになるのでしょうか。
最も多いのが足底筋膜炎による足裏の痛みです。体重が8キロから12キロ増加すると、歩く度に足底にかかる負担は想像以上に大きくなります。特にリラキシンというホルモンの影響で足のアーチが低下し、偏平足気味になることで足底筋膜に過度な負担がかかり、歩き始めにピキッと痛むのです。
お腹が大きくなると重心が前方に移動し、バランスを取るために歩き方が変化します。ガニ股気味になったり、つま先が外を向いて歩いたりすることで、足裏の特定箇所に負荷が集中してしまうのです。この歩き方の変化が足底筋膜炎を悪化させる原因にもなっています。
また、骨盤が前傾することで膝や足裏にも負担がかかります。歩くたびにお腹や腰に響く感じがするのは、足からの衝撃が適切に吸収されず、身体全体に伝わってしまっているためです。当院で検査をすると、歩く時の痛みを訴える妊婦さんのほとんどに足のアーチの低下と歩き方の変化が見られます。
妊娠中に歩く時の痛みに対して、靴選びは本当に重要な対策になります。適切な靴を履くことで足底筋膜炎による痛みを大きく軽減でき、歩行時の衝撃も和らげることができるのです。当院で施術を受けられている妊婦さんたちにも靴の見直しをお願いすることが多いのですが、クッション性の高い靴に変えただけで歩き始めの痛みが軽減されたという方もいらっしゃいます。
まず最も重要なのがクッション性の高さです。靴底が薄くて硬い靴は地面からの衝撃がダイレクトに足裏に伝わり、歩くたびにお腹や腰にも響いてしまいます。特に歩く時の着地の瞬間は足底筋膜に大きな負荷がかかっているため、厚みがあってクッション性に優れた靴底を選ぶことが大切です。衝撃を吸収してくれる素材の靴は、足底筋膜炎の痛みを驚くほど軽減してくれます。
足のアーチをしっかりサポートする機能は、足底筋膜炎の改善に最も効果的です。土踏まずの部分を適切に支えるインソールが入った靴は、偏平足気味になった足のアーチを補正して足底筋膜への負担を軽減します。足の3つのアーチ(内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチ)すべてをサポートすることで、歩行時の衝撃が分散されて痛みが和らぎます。
かかとをしっかり踏める靴を選ぶことも大切です。かかとを踏まずにしっかり履くことで、足が靴の中で安定して歩く時のぐらつきが減ります。紐靴やマジックテープで甲の部分をしっかり固定できる靴なら、さらに足のぶれを防いで歩行時の負担を軽減できます。
靴底が滑りにくい素材であることも重要なポイントです。滑りやすい靴は歩く時に余計な力が必要になり、足底筋膜への負担が増えてしまいます。グリップ力のある靴底なら、少ない力で効率よく歩けて痛みも軽減されます。
むくみの程度に合わせてサイズ調節できることも大切です。妊娠中は朝と夕方で足の太さが全然違うという方も多いため、紐やマジックテープで締め具合を調節できる靴が理想的です。きつすぎる靴は血行を悪くしてむくみを悪化させ、結果的に歩く時の痛みも増してしまいます。
ヒールの高い靴は絶対に避けてください。ハイヒールは重心が不安定になり、足底への負担が増大します。完全にフラットな靴よりも、1センチから2センチ程度の低めのヒールがある靴のほうが実は足底筋膜炎には優しいのです。
靴選びに加えて、マタニティ専用のインソールを活用することも歩く時の痛み対策に非常に効果的です。インソールは足のアーチをサポートして重心のバランスを整えてくれるため、足底筋膜炎の改善に直接的な効果があります。特に衝撃吸収クッションパッドがしっかりしているタイプは、歩く時の衝撃を大きく和らげてくれます。
インソールを選ぶ際は、土踏まずの部分をしっかり支えるものを選んでください。アーチサポートがあることで、偏平足気味になった足を補正して足底筋膜への負担を軽減できます。かかとが少し高くなっている設計のインソールは、姿勢を整えて歩行時の衝撃を分散させる効果も高いのです。
最初は少し違和感があるかもしれませんが、数日履いているうちに慣れて、歩き始めの足裏の痛みや歩くたびにお腹に響く感じが軽減されていることに気づくはずです。ただしインソールの厚みが靴をきつくしてしまう場合があるため、少し大きめの靴を選ぶか、薄めのインソールから試してみることをおすすめします。
靴やインソール以外にも、日常生活で歩き方を改善することで痛みを軽減できます。歩く時は足をまっすぐにして、ガニ股を避けるように意識してください。つま先が外を向きすぎると足底の特定箇所に負荷が集中して痛みが悪化します。両足の親指の付け根に均等に体重をかけるイメージで歩くと、足底筋膜への負担が分散されます。
歩幅を小さくすることも大切です。大きな歩幅で歩くと着地の衝撃が強くなり、足底筋膜炎の痛みが増してしまいます。歩幅を狭くしてゆっくり歩くことで、足裏への負担を軽減できます。かかとから着地してつま先で蹴り出す正しい歩き方を意識することで、歩行時の衝撃が自然と分散されていきます。
散歩や軽い運動は妊娠中の健康維持に大切ですが、足裏に痛みがある時は無理をしないことも重要です。痛みが強い時は散歩を中止して、足を休める時間を作ってください。ただし完全に動かなくなると筋力が低下して、かえって痛みが悪化することもあるため、痛みが和らいだら少しずつ歩く時間を増やしていきましょう。
歩いた後は足裏をマッサージして、足底筋膜の緊張をほぐしてあげることが大切です。親指で土踏まずの部分を優しく押すだけでも効果があります。テニスボールを床に置いて足裏で転がすのも、足底筋膜をほぐすのに効果的です。ふくらはぎやアキレス腱が硬いと足底筋膜にも負担がかかるため、ふくらはぎのストレッチも一緒に行うとより効果的です。
温めることも痛みの軽減に役立ちます。お風呂でゆっくり足を温めると血行が良くなり、足底筋膜の緊張がほぐれて痛みが和らぎます。湯船に浸かれない時は、足湯だけでも十分効果があります。
当院では妊娠中の腰痛だけでなく、歩く時の痛みに対しても、足だけでなく骨盤全体のバランスを整える施術を行っています。実は足底筋膜炎の多くは、骨盤の歪みや姿勢の変化が根本原因となっているケースがとても多いのです。骨盤を正しい位置に整えて重心バランスを改善することで、足のアーチが自然と回復して足底筋膜への負担が軽減されていきます。
妊婦さんの身体はデリケートなので、当院では横向きの姿勢で優しく施術を行います。お腹に負担をかけることなく、骨盤や足の動きを整えていきますのでご安心ください。これまで多くの妊婦さんを診てきた25年以上の経験から、安全で効果的な方法を熟知しています。
実際に当院で施術を受けられた妊婦さんからは、歩き始めの足裏の痛みが軽減された、散歩が楽しめるようになった、歩くたびにお腹に響く感じがなくなったといった嬉しいお声をたくさんいただいています。骨盤の歪みを整えることで、歩き方も自然と改善されていくことが多いのです。
多くの妊婦さんが心配されるのが、この足底筋膜炎が産後も続くのかということです。出産後に体重が戻り、ホルモンバランスが正常化すれば自然に改善するケースもあります。しかし適切なケアをせずに放置していると、産後も足裏の痛みが残ってしまうことがあるのです。
産後は赤ちゃんを抱っこしながら歩く機会が増えます。足裏が痛いままだと育児がとても辛くなってしまいますので、妊娠中から適切な靴を履き、インソールを活用し、必要に応じて専門家のケアを受けておくことが大切です。歩く時の痛みは早めに対処すればするほど改善しやすいため、我慢せずに早めの対策をおすすめします。
妊娠中に歩くと足の裏が痛い、歩くたびにお腹や腰に響くという症状は、決して「出産まで我慢するしかない」で済ませる必要はありません。クッション性が高く足のアーチをサポートする靴を選び、マタニティ専用のインソールを活用することで、多くの場合改善することができます。靴底のクッション性やアーチサポート機能、紐での固定、滑りにくさ、サイズ調節機能など、歩く時の痛みを軽減するポイントを押さえた靴選びが基本です。
当院では妊婦さん一人ひとりの足の状態と骨盤のバランスを詳しく検査し、その方に最適な靴の選び方やインソール、歩き方をアドバイスしています。骨盤の歪みや姿勢の変化が根本原因となっている場合は、そこから改善していくことで足底筋膜炎も自然に軽減されていきます。妊娠期間を快適に過ごし、散歩や買い物を楽しめるよう、歩く時の痛みで悩んでいる妊婦さんはぜひ一度ご相談ください。歩き始めの足裏の痛みや歩くたびにお腹に響く辛さを一人で我慢せず、いつでもお気軽にお声がけいただければと思います。

