
院長:中林お気軽にご相談ください!

院長:中林お気軽にご相談ください!
堺市北区中百舌鳥で治療院を開院している中林です。出産という大仕事を終えられたママさん、本当にお疲れ様でした。赤ちゃんのお世話に追われる毎日の中で、ふと鏡を見たときに「あれ、こんな体型だったっけ?」と驚いた経験はありませんか。
妊娠前に履いていたパンツが入らない、お腹のたるみが気になる、骨盤がグラグラする感じがするなど、産後の体の変化に戸惑っているママさんは本当に多くいらっしゃいます。でも安心してください。適切な時期に正しい方法で体を動かしていけば、産後の体は必ず回復していきます。


今回は産後の体をケアするためのエクササイズについて、いつから始めればいいのか、どんな運動が効果的なのか、そして気をつけるべきポイントまで詳しくお伝えしていきます。当院では産後の骨盤矯正を専門的に行っていますが、セルフケアとしてのエクササイズも非常に大切だと考えています。


25年以上の臨床経験の中で、多くの産後ママさんを診てきましたが、正しい知識を持って体を動かすことが何より重要です
出産後すぐに体を動かしたい気持ちは分かりますが、まずは体をしっかり休めることが何より大切です。出産は想像以上に体にダメージを与える大仕事ですから、焦らずに段階を踏んで運動を再開していく必要があります。
一般的には産後1ヶ月健診で医師から問題ないと言われてから、軽い運動を始めるのが理想的です。ただし、これはあくまで目安であって、お一人お一人の回復状況によって異なります。帝王切開で出産された方は、傷の回復を優先する必要があるため、自然分娩の方よりも慎重に進めていくことが求められます。
産後2週間から1ヶ月の間は、ベッドの上でできる簡単なストレッチや呼吸法から始めましょう。この時期は無理をせず、体の声に耳を傾けることが大切です。産後2ヶ月から6ヶ月の時期は、骨盤を支える靭帯がまだ柔らかく動きやすい状態なので、実はこの時期が体型を戻すゴールデンタイムなのです。
産後すぐの約6週間から8週間を産褥期と呼びますが、この時期の過ごし方が今後の体調を大きく左右します。昔から「産後の肥立ち」という言葉がありますが、これは本当に的を射た表現だと感じています。
この時期に無理をしてしまうと、腰痛や股関節痛、尿漏れなどの症状が長引いたり、更年期以降に不調として現れることも少なくありません。当院に来られる患者さんの中にも、産後すぐに無理をしてしまったことで慢性的な痛みに悩まされている方が多くいらっしゃいます。
適切な時期に正しい方法で体を動かすことで、産後の体には様々な良い変化が起こります。まず第一に挙げられるのが、妊娠出産で開いた骨盤を正しい位置に戻していく効果です。
骨盤が正しい位置に戻ることで、内臓も本来あるべき場所に収まり、ぽっこりお腹の改善にもつながります。また骨盤底筋を鍛えることで、産後多くのママさんが悩まれる尿漏れの予防や改善も期待できるのです。さらに全身の血流が良くなることで、肩こりや腰痛といった不調の軽減にも効果があります。
体を動かすことは精神面にも良い影響をもたらします。育児のストレスや睡眠不足で疲れている体に適度な運動を取り入れることで、気分転換になりますし、夜の睡眠の質も向上します。実際に当院で産後の腰痛の治療を受けられている患者さんからも、運動を始めてから気持ちが前向きになったという声を多く聞きます。
産後のエクササイズというと、どうしても体型を戻すことばかりに意識が向きがちですが、実はそれ以上に大切な目的があります。妊娠出産で大きく変化した体のバランスを整え、これから長く続く育児生活を健康的に送るための土台作りなのです。
赤ちゃんを抱っこしたり、オムツ替えで何度もしゃがんだり、授乳で同じ姿勢を続けたりと、育児は想像以上に体に負担がかかります。その負担に耐えられる体を作っておくことが、今後の健康を守ることにつながるのです。
ジムや教室に通う時間がない産後ママにとって、自宅で気軽にできるエクササイズは非常に重要です。ここでは赤ちゃんのお昼寝中や就寝後など、ちょっとした時間でできる効果的な運動をご紹介していきます。
産後最も重要なエクササイズの一つが骨盤底筋のトレーニングです。仰向けに寝て膝を立て、お尻を持ち上げるヒップリフトという運動が効果的です。この時、お尻を上げた状態で5秒ほどキープし、ゆっくり下ろすという動作を10回程度繰り返します。
また椅子に座った状態や立った状態でも、骨盤底筋を意識的に締めたり緩めたりする運動ができます。尿を途中で止めるようなイメージで力を入れると分かりやすいでしょう。この運動は場所を選ばず、赤ちゃんを抱っこしながらでもできるので、気づいた時に行う習慣をつけることをお勧めします。
お腹周りの引き締めに効果的なのがドローインという呼吸法を使ったエクササイズです。仰向けに寝た状態で、息を吐きながらお腹を凹ませていき、その状態を30秒ほどキープします。この時、自然な呼吸は続けながら、お腹の凹んだ状態を保つことがポイントです。
ドローインは寝ている状態だけでなく、座っている時や立っている時にもできます。授乳中やちょっとした待ち時間など、日常生活の中に取り入れやすい運動なので、ぜひ習慣化していただきたいと思います。
骨盤周りの筋肉をほぐし、柔軟性を高めることも大切です。仰向けに寝て両膝を立て、膝を左右にゆっくり倒す運動は、骨盤周りの筋肉をリラックスさせる効果があります。痛みを感じない範囲で、ゆっくりと動かすことを意識してください。
また四つん這いの姿勢から、背中を丸めたり反らせたりする猫のポーズも、骨盤と背骨の動きを良くするのに効果的です。呼吸に合わせてゆっくり動かすことで、リラックス効果も得られます。当院で産後の恥骨痛の施術を受けられている方にも、このようなストレッチをお勧めしています。
産後の体はデリケートな状態ですから、運動を始める際にはいくつか気をつけるべきポイントがあります。まず最も大切なのは、無理をしないということです。「痛い」「きつい」と感じたら、すぐに中止する勇気を持ってください。
運動の強度は徐々に上げていくことが基本です。最初は軽いストレッチや簡単な運動から始め、体が慣れてきたら少しずつ負荷を増やしていきます。いきなり激しい運動を始めると、関節や筋肉を痛めてしまう可能性があります。
また授乳中のママは、運動によって乳腺炎のリスクが高まることもあるため、水分補給をしっかり行い、運動後は胸が張りすぎないよう注意が必要です。帝王切開で出産された方は、傷口の状態を確認しながら、医師の許可を得てから運動を始めましょう。
悪露が多く出ている時期や、下腹部に痛みがある時、発熱がある時などは運動を控えるべきです。また産後の回復には個人差がありますので、周りの人と比較せず、自分の体の状態を最優先に考えてください。
運動中や運動後に、腰や股関節、恥骨などに痛みを感じる場合は、骨盤の歪みや筋肉のバランスに問題がある可能性があります。産後の股関節痛や産後の膝痛など、気になる症状がある場合は、無理に運動を続けず専門家に相談することをお勧めします。
自宅でのエクササイズは産後の体を整える上で非常に有効ですが、それだけでは改善しきれない問題もあります。特に骨盤の歪みが強い場合や、痛みが続いている場合は、専門家による施術を受けることで、より早く確実に改善することができます。
当院では産後2ヶ月目以降のママさんを中心に、骨盤矯正の施術を行っています。詳細な検査によって骨盤の状態を正確に把握し、一人ひとりに合わせた施術プランを提案させていただいています。骨盤だけでなく、全身のバランスを整えることで、産後の尿漏れなど様々な症状の改善につながっています。
またエクササイズの方法についても、あなたの体の状態に合わせた具体的なアドバイスをさせていただくことができます。自己流で行うよりも、プロの目で体を評価してもらい、正しい方法を教えてもらうことで、効率的に体を整えることができるのです。
産後の体を元に戻したいという気持ちは誰もが持っていますが、焦りは禁物です。妊娠期間の10ヶ月かけて変化した体ですから、元に戻すのにもそれなりの時間がかかることを理解してください。
大切なのは継続することです。毎日10分でも良いので、コツコツと体を動かす習慣をつけることが、長期的に見て最も効果的です。赤ちゃんのお世話で忙しい中、完璧を求める必要はありません。できる範囲で、できる時に行うという気持ちで取り組んでいただければと思います。
産後の体の変化や不調は、決して「出産したから仕方ない」ものではありません。適切なケアとエクササイズによって、多くの問題は改善できます。ただし一人で悩んで無理をする必要はありません。体の専門家として、いつでも力になりたいと思っています。
25年以上の臨床経験の中で、多くの産後ママさんの体を診てきました。「もっと早く相談すればよかった」という声をたくさん聞いてきました。少しでも気になることがあれば、遠慮なくご相談ください。あなたが元気に育児を楽しめるよう、全力でサポートさせていただきます。

