アキレス腱炎

アキレス腱炎とは

アキレス腱炎とは、かかととふくらはぎの筋肉をつなぐ太い腱「アキレス腱」やその周辺に、過度な負荷がかかることで炎症が起こり、痛みや腫れ、押すと痛むなどの症状が現れる状態のことです。

運動開始時や歩き始めに痛みが強く出やすいのが特徴で、特にスポーツ愛好家や中高年の方に多く見られます。アキレス腱は人体で最も太く強い腱ですが、血流が少ない部位のため一度炎症を起こすと治りにくく、慢性化しやすい傾向があります。

アキレス腱炎の正確な全国統計は限定的ですが、スポーツ愛好家や中高年を中心に非常に多くの人が発症しています。特にランニングやバスケットボールなど足を酷使するスポーツを行う人に多く、推定では年間数十万人規模の患者がいると考えられます。また、デスクワークによる運動不足や急激な運動量の増加により、将来的な発症リスクの高まりが懸念されています。

また、夜間のアキレス腱の痛みで睡眠が妨げられ、慢性的な睡眠不足から集中力の低下や疲労感の増加を招くこともあります。仕事のパフォーマンスにも影響し、生活の質が著しく低下してしまいます。

アキレス腱炎の原因

アキレス腱炎は難治性症状と言われているため、整骨院では頻繁にみる症状ではないかもしれませんが、当院には整形外科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、アキレス腱炎はひとつの原因で起こっているものではないということです。

アキレス腱炎の原因として次のようなものが挙げられます。

アキレス腱炎はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。繰り返しの動作や過度な運動でアキレス腱に負担がかかり、炎症が起こることもあります。

特にランニング、バスケットボール、テニスなどのスポーツや、急に運動を始めたり、トレーニング量を増やしたりすることで発症しやすくなります。また、40歳を過ぎると腱の弾力が低下し、負荷がなくても炎症が起こりやすくなります。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

アキレス腱炎でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

アキレス腱炎の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法（消炎鎮痛剤）

一時的な痛みの緩和に留まり、根本的な改善にはつながりにくい場合があります。長期使用による副作用のリスクも考慮する必要があります。

ステロイド注射

一時的な効果しかなく、繰り返すと腱が弱くなるリスクがあります。感染や腱断裂などの合併症の可能性もあります。

リハビリテーション

継続的な通院と自己管理が必要で、効果が出るまで時間がかかります。適切な指導なしに行うと悪化する可能性もあります。

アキレス腱炎を改善するために

アキレス腱炎の改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

アキレス腱炎は、単にアキレス腱の問題だけではなく、姿勢や生活習慣、全身のバランスなども関係しています。

当院では、アキレス腱だけでなく、足首、膝、股関節、骨盤、体全体のバランスを整えることで、アキレス腱炎の根本的な改善を目指します。

また、日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。手術せずに改善を目指す方法を、一人ひとりの状態に合わせてご提案いたします。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

アキレス腱炎の改善にはアキレス腱の症状だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくにアキレス腱炎の場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

アキレス腱炎のQ＆A

アキレス腱炎は自然に治りますか？

軽度の場合は安静やセルフケアで自然に治ることもありますが、慢性化すると治りにくくなります。症状が続く場合は早めに専門家に相談することをお勧めします。放置すると腱の変性が進み、より治療が困難になる可能性があります。

アキレス腱炎の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢して運動を続けるのは避けてください。過度な負荷は症状を悪化させ、再発や慢性化の原因になります。また、急激な運動の再開や不適切なストレッチも症状を悪化させる可能性があります。

なぜ薬や湿布が効かないのですか？

薬や湿布は一時的な痛みの緩和には有効ですが、根本的な原因を取り除かないと効果が持続しません。アキレス腱炎の多くは構造的な問題や動作パターンの異常が関与しているため、これらの根本原因にアプローチする必要があります。

再発を防ぐにはどうすればよいですか？

筋肉や関節の柔軟性を高め、正しいフォームや動作を身につけることが再発予防のポイントです。また、適切な靴選びや運動前後のケア、段階的な運動復帰も重要です。定期的なメンテナンスも効果的です。

手術以外で根本的に治す方法はありますか？

保存療法やリハビリ、根本原因の改善を目指した施術で多くの方が手術なしで回復しています。当院では、検査により特定された原因に対して的確にアプローチすることで、手術を避けた根本改善を目指します。

どのくらいの期間で改善しますか？

軽度なら数週間から数か月、慢性化している場合は半年以上かかることもあります。個人差が大きく、適切な治療を受けることで期間短縮が期待できます。早期の適切な対処が重要になります。

ストレッチやマッサージは効果がありますか？

適切なストレッチやマッサージは血流や柔軟性を改善し、回復を助けます。ただし、間違った方法で行うと症状を悪化させる可能性もあるため、専門家の指導のもとで行うことをお勧めします。

どんな運動や動作に注意すればよいですか？

ジャンプやダッシュ、急な方向転換などアキレス腱に負担のかかる動作は控えましょう。また、硬い地面での運動や不適切な靴での運動も避けることが大切です。段階的な運動復帰を心がけてください。

痛みが強いときのセルフケア方法は？

アイシングやサポーター、テーピングで患部を保護し、安静を心がけてください。ただし、長期間の安静は筋力低下を招くため、痛みの程度に応じて適度な動きを取り入れることも大切です。

アキレス腱炎が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、アキレス腱炎の根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、手術せずに改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

痛みやしびれのせいで、やりたいことを諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。