足の捻挫

足の捻挫とは

足の捻挫とは、足首の関節に不自然で強い力が加わることで、関節を支えている靭帯や腱、軟骨などの組織が損傷を受けた状態です。足首を内側や外側に強く捻ることで起こり、特に足裏が内側に向く「内反捻挫」が全体の約9割を占めています。

スポーツ中の着地や方向転換、日常生活での転倒などが主な原因となります。痛みや腫れ、関節の不安定感などの症状が現れ、適切な治療を行わないと慢性化する可能性があります。

足関節捻挫は日本国内で最も頻繁に発生するスポーツ外傷の一つで、全スポーツ外傷の約11％を占めると報告されています。特にサッカーやバスケットボールなどの競技では発生率が高く、大学レベルの女子サッカー選手を対象とした調査では、約80％の選手が足関節捻挫の既往歴を持っているという報告もあります。年間を通じて数十万人が足関節捻挫を経験していると推定され、適切な治療を受けずに慢性化する患者も少なくありません。

また、夜間の足首の痛みで睡眠が妨げられ、慢性的な睡眠不足から集中力の低下や疲労感の増加を招くこともあります。仕事のパフォーマンスにも影響し、生活の質が著しく低下してしまいます。

足の捻挫の原因

足の捻挫は難治性症状と言われているため、整骨院では頻繁にみる症状ではないかもしれませんが、当院には整形外科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、足の捻挫はひとつの原因で起こっているものではないということです。

足の捻挫の原因として次のようなものが挙げられます。

足の捻挫はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。サッカーやバスケットボール、テニスなどの急な方向転換や接触プレーの多いスポーツで、足首に予期しない強い力が加わることで発生します。

特に階段の踏み外しや段差での転倒、不安定な地面を歩行中のバランス崩れなどが原因となることも多く見られます。また、以前に捻挫を経験した足首は靭帯が緩んでいることが多く、同じ部位を再び捻挫するリスクが高まります。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

足の捻挫でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

足の捻挫の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

安静・固定

長期間の固定により筋力低下や関節拘縮が生じ、かえって回復が遅れる場合があります。また根本的な原因が解決されないため再発リスクが高まります。

冷却療法（アイシング）

一時的な症状緩和にとどまり、組織の修復過程を遅らせる可能性があります。長期間の使用は血流を悪化させることもあります。

薬物療法

痛みを一時的に抑えるだけで根本治療にはならず、副作用のリスクもあります。症状を隠すことで無理をして悪化させる危険性もあります。

理学療法

画一的なプログラムでは個人の状態に合わない場合があり、適切な負荷調整ができないと悪化することもあります。

手術療法

侵襲的で回復期間が長く、感染や癒着などの合併症リスクがあります。また手術後も完全な機能回復が保証されるわけではありません。

足の捻挫を改善するために

足の捻挫の改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

足の捻挫は、単に足首の問題だけではなく、姿勢や生活習慣、全身のバランスなども関係しています。

当院では、足首だけでなく、首や肩、体全体のバランスを整えることで、足の捻挫の根本的な改善を目指します。

また、日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。手術せずに改善を目指す方法を、一人ひとりの状態に合わせてご提案いたします。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

足の捻挫の改善には足の症状だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくに足の捻挫の場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

足の捻挫のQ＆A

足の捻挫は自然に治りますか？

軽度の捻挫は自然治癒することもありますが、適切な治療なしでは不完全治癒となり慢性化するリスクが高いです。根本原因を解決することが重要です。

足の捻挫の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢して無理に動かすこと、受傷直後の入浴や温熱療法、マッサージなどは炎症を悪化させるため避けるべきです。

捻挫と骨折の見分け方はありますか？

片足で立てない、30秒間のバランス保持ができない場合は骨折の可能性があります。特に13歳以下では剥離骨折のリスクが高いです。

何度も同じ場所を捻挫するのはなぜですか？

初回の捻挫で靭帯が緩んだまま完全に治癒していないため、関節の安定性が低下し再発しやすくなります。根本的な機能回復が必要です。

捻挫後どのくらいでスポーツに復帰できますか？

軽度なら1-2週間、中等度で4-6週間が目安ですが、片足でのホッピングができるレベルまで回復してからの復帰が安全です。

湿布と痛み止めはどちらが効果的ですか？

どちらも一時的な症状緩和にとどまり根本治療ではありません。炎症期には冷湿布が有効ですが、長期使用は避けるべきです。

足の捻挫が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、足の捻挫の根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、手術せずに改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

痛みやしびれのせいで、やりたいことを諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。