ブシャール結節

ブシャール結節とは

ブシャール結節とは、指の第二関節（中間関節）に起こる変形性関節症の一種です。関節の軟骨が徐々にすり減ることで、関節に腫れや痛み、変形が生じる疾患です。人差し指から小指の第二関節に小さなこぶのような腫れができ、指を曲げ伸ばしする際に痛みを感じることが特徴的です。

進行すると関節の動きが制限され、日常生活での細かい動作が困難になります。日本でのブシャール結節の詳細な患者数データは限られていますが、高齢者におけるブシャール結節の有病率は57.5％との報告があります。

日本の高齢者約3600万人のうちの5割と考えると、1800万人以上の患者さんがいることになります。特に70歳以上では半数以上の方に何らかのブシャール結節の症状があるとされており、高齢化社会の進行とともに患者数は増加傾向にあります。また、スマートフォンの普及により若年層でも手首への負担が増加しており、将来的な発症リスクの高まりが懸念されています。

さらに進行すると、粘液嚢腫が破れて感染症を起こし、骨髄炎に発展するリスクもあります。手術が必要になり、人工関節置換術や関節固定術を受けなければならない状況になる可能性もあります。完全に指の機能を失い、介護が必要な状態になる場合もあるため、早期の対処が重要です。

ブシャール結節の原因

ブシャール結節は難治性症状と言われているため、整骨院では頻繁にみる症状ではないかもしれませんが、当院には整形外科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、ブシャール結節はひとつの原因で起こっているものではないということです。

ブシャール結節の原因として次のようなものが挙げられます。

ブシャール結節はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。年齢を重ねることで関節軟骨が徐々にすり減り、関節のクッション機能が低下します。

特にデスクワークやスマートフォン操作、家事などで指先を長時間使い続けることで、関節に過度な負担がかかり、軟骨の損傷が蓄積されます。また、更年期や妊娠・出産時の女性ホルモンの変動が関節に影響を与え、軟骨の代謝異常を引き起こすことも指摘されています。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

ブシャール結節でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ブシャール結節の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

長期使用により胃腸障害や腎機能障害、肝機能低下のリスクがあります。また、動注治療は長期的な効果が不明で副作用や合併症のリスクも伴います。

装具療法

長時間の装着により関節の動きが制限され、指の筋力が低下する可能性があります。また、皮膚のかぶれや外観上の問題も生じます。

ステロイド注射

頻回の注射は軟骨障害につながるため、使用回数に制限があります。また、感染症のリスクも存在します。

手術療法

関節固定術では関節の可動域が制限され、人工関節置換術では耐久年数に限界があります。また、手術による合併症のリスクや見た目の改善が限定的な場合もあります。

ブシャール結節を改善するために

ブシャール結節の改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

ブシャール結節は、単に指の問題だけではなく、姿勢や生活習慣、全身のバランスなども関係しています。

当院では、指だけでなく、首や肩、体全体のバランスを整えることで、ブシャール結節の根本的な改善を目指します。

また、日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。手術せずに改善を目指す方法を、一人ひとりの状態に合わせてご提案いたします。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

ブシャール結節の改善には指の症状だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくにブシャール結節の場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

ブシャール結節のQ＆A

ブシャール結節は自然に治りますか？

完全に元の状態に戻る自然治癒は困難ですが、適切な施術と生活指導により症状の進行を抑制し、痛みを大幅に軽減することは可能です。根本原因にアプローチすることで改善が期待できます。

ブシャール結節の人がやってはいけないことは？

指先に過度な負担をかける動作や長時間の同じ姿勢は避けるべきです。特に冷やすことや無理な関節の動かし方は症状を悪化させる可能性があります。当院では個別の生活指導を行っています。

ヘバーデン結節とブシャール結節の違いは何ですか？

ヘバーデン結節は指の第一関節、ブシャール結節は第二関節に発症する点が異なります。ブシャール結節の方が痛みが強く、日常生活への影響が大きい傾向があります。

ブシャール結節は遺伝しますか？

遺伝的要因は完全には証明されていませんが、家族に同様の症状がある方は注意が必要です。しかし遺伝的素因があっても、適切なケアにより発症や進行を予防することは可能です。

どのような生活習慣が悪化の原因になりますか？

長時間のスマートフォン操作、デスクワーク、冷え、ストレス、睡眠不足などが悪化要因となります。当院では生活習慣の改善指導も含めた総合的なアプローチを行っています。

手術以外に根本的な治療法はありますか？

当院では手技療法により血流改善と関節の動きを正常化し、根本原因である身体のバランスを整えることで症状の改善を図ります。多くの患者さんが手術を回避できています。

症状が出始めたらどの段階で病院に行くべきですか？

指の違和感や軽い痛みを感じた段階で早期に適切な施術を受けることが重要です。早期対応により症状の進行を大幅に抑制できます。我慢せずにご相談ください。

リウマチとの見分け方はありますか？

リウマチは複数の関節に対称的に症状が現れ、朝のこわばりが長時間続く特徴があります。ブシャール結節は特定の関節に限局します。当院では詳細な検査により鑑別を行います。

日常生活で気をつけるべきポイントは何ですか？

指先の保温、適度な運動、正しい姿勢の維持、ストレス管理が重要です。また、指に負担をかけない動作方法を身につけることで症状の悪化を防げます。

完治する可能性はありますか？

完全に元の状態に戻すことは困難ですが、適切な施術により痛みを大幅に軽減し、日常生活に支障のない状態まで改善することは十分可能です。諦めずに治療を続けることが大切です。

ブシャール結節が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、ブシャール結節の根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、手術せずに改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

痛みやしびれのせいで、やりたいことを諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。