顎関節症

顎関節症とは

顎関節症とは、口を開け閉めするときに使う顎の関節（顎関節）やその周りの筋肉に問題が生じる病気です。主な症状として、顎を動かすときの痛み、関節音（カクカク、ポキポキという音）、口が開けにくくなる開口障害の3つがあります。

食事や会話など日常生活に欠かせない顎の動きに支障をきたし、放置すると全身の不調にもつながる可能性があります。

平成28年歯科疾患実態調査によると、日本国内で顎関節に何らかの症状がみられる患者数は推定約1900万人とされています。これは日本人の約6人に1人が顎関節の問題を抱えていることを意味します。しかし、実際に医療機関を受診している患者は年間約50万件程度と推定されており、症状があっても未受診の患者が非常に多いのが現状です。

また、慢性的な痛みや不快感により精神的ストレスが蓄積し、イライラや不安感、うつ症状につながる恐れもあります。日中の倦怠感や集中力低下を招き、仕事のパフォーマンスにも影響し、生活の質が著しく低下してしまいます。

顎関節症の原因

顎関節症は難治性症状と言われているため、整骨院では頻繁にみる症状ではないかもしれませんが、当院には整形外科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、顎関節症はひとつの原因で起こっているものではないということです。

顎関節症の原因として次のようなものが挙げられます。

顎関節症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。日中に無意識に上下の歯を接触させる習慣や、頬杖をつく、ガムを長時間噛む、片側の歯だけで噛むなどの悪習癖が顎に負担をかけます。

特に精神的ストレスは顎周りの筋肉緊張を引き起こし、歯ぎしりや食いしばりを誘発します。また、フルートなどの楽器演奏や特定のスポーツによる反復動作も顎関節に負担をかける要因となります。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

顎関節症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

顎関節症の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

マウスピース療法

効果が現れるまで時間がかかり、装着感に慣れるまで違和感があります。根本的な原因解決にはならない場合があり、継続的な使用が必要となります。

薬物療法

一時的な症状緩和にとどまり、根本治療にはなりません。長期使用により胃腸障害などの副作用のリスクがあり、薬物依存の可能性もあります。

外科手術

入院が必要で身体的負担が大きく、術後の合併症リスクがあります。完全な機能回復が保証されない場合があり、術後のリハビリに長期間を要します。

顎関節症を改善するために

顎関節症の改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

顎関節症は、単に顎の問題だけではなく、姿勢や生活習慣、全身のバランスなども関係しています。顎関節症は複数の要因が複雑に絡み合って発症するため、表面的な症状だけでなく、姿勢の問題、筋肉の緊張パターン、関節の可動域制限など、全身のバランスを総合的に評価することが必要です。

当院では、顎だけでなく、首や肩、体全体のバランスを整えることで、顎関節症の根本的な改善を目指します。

また、日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。手術せずに改善を目指す方法を、一人ひとりの状態に合わせてご提案いたします。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

顎関節症の改善には顎の症状だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくに顎関節症の場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

顎関節症のQ＆A

顎関節症は自然に治りますか？

軽度の症状は一時的に改善することもありますが、基本的に放置して完治するケースはほとんどありません。適切な治療と生活習慣の改善が必要です。早期の治療開始により、より良い改善が期待できます。

顎関節症の人がやってはいけないことは？

硬い食べ物を無理に噛む、ガムを長時間噛む、頬杖をつく、歯を食いしばるなど顎に負担をかける行為は避けるべきです。また、大きく口を開ける動作も症状悪化の原因となります。

どのくらいの期間で改善しますか？

症状の程度や原因により異なりますが、適切な治療により数週間から数ヶ月で改善が期待できます。個人差が大きく、早期治療ほど改善の可能性が高くなります。

楽器演奏を続けても大丈夫ですか？

適切な治療と演奏時の姿勢改善により、多くの場合は演奏を続けることができます。無理をせず段階的に復帰することが大切で、演奏前後のケアも重要です。

顎関節症が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、顎関節症の根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、手術せずに改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

痛みやしびれのせいで、やりたいことを諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。