月経前症候群

月経前症候群（PMS）とは

月経前症候群（PMS）とは、月経が始まる約3～10日前から現れる心と体の様々な不調のことです。月経が開始されると症状が軽くなったり、完全に消失したりするのが特徴です。具体的にはイライラや気分の落ち込み、頭痛、むくみ、胸の張り、眠気、集中力の低下などが挙げられ、これらの症状が日常生活に支障をきたすレベルで現れる状態を指します。

厚生労働省の資料によると、何らかのPMS症状を抱えている日本人女性の割合は50～80%程度とされています。また、より症状が重いPMDD（月経前不快気分障害）については、月経のある女性の3～8%に存在する可能性があると報告されています。決して珍しい症状ではなく、多くの女性が月経前の不調に悩んでいるのが現状です。

また、夜間の不眠や過度の眠気で睡眠リズムが崩れ、慢性的な睡眠不足から集中力の低下や疲労感の増加を招くこともあります。仕事のパフォーマンスにも影響し、生活の質が著しく低下してしまいます。

月経前症候群（PMS）の原因

月経前症候群（PMS）は難治性症状と言われているため、整骨院では頻繁にみる症状ではないかもしれませんが、当院には婦人科や心療内科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、月経前症候群（PMS）はひとつの原因で起こっているものではないということです。

月経前症候群（PMS）の原因として次のようなものが挙げられます。

月経前症候群（PMS）はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。排卵から月経までの期間に起こるエストロゲンとプロゲステロンの急激な変動に対する体の反応が人によって大きく異なります。

この変動により、気分を安定させるセロトニンやGABAなどの神経伝達物質の働きが低下し、精神的な症状が現れやすくなります。また、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、様々な身体症状や精神症状が引き起こされると考えられています。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

月経前症候群（PMS）でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

月経前症候群（PMS）の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

低用量ピルの処方

副作用として血栓形成のリスクがあり、喫煙者や高血圧の方は使用できない場合があります。根本的な体質改善にはならず、服用をやめると症状が再発する可能性があります。

対症療法としての薬物治療

症状を一時的に抑えるだけで根本的な解決にはならず、長期服用による副作用や依存性のリスクがあります。複数の薬を併用することで相互作用が生じる可能性もあります。

カウンセリングや認知行動療法

効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な通院が必要で費用負担も大きくなります。身体的な症状に対する直接的な効果は限定的です。

生活指導とセルフケアの指導

個人の意志力に依存する部分が大きく、忙しい現代女性には実践が困難な場合が多くあります。具体的な改善方法についての詳細な指導が不足している場合があります。

月経前症候群（PMS）を改善するために

月経前症候群（PMS）の改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

月経前症候群（PMS）は、単にホルモンの問題だけではなく、姿勢や生活習慣、全身のバランスなども関係しています。

当院では、自律神経系の調整だけでなく、首や肩、体全体のバランスを整えることで、月経前症候群（PMS）の根本的な改善を目指します。

また、日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。薬物に頼らず改善を目指す方法を、一人ひとりの状態に合わせてご提案いたします。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

月経前症候群（PMS）の改善には精神症状だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくに月経前症候群（PMS）の場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

月経前症候群（PMS）のQ＆A

月経前症候群は自然に治りますか？

PMSの症状は閉経まで続く可能性が高く、自然に完治することは稀です。しかし適切な治療や生活習慣の改善により症状を大幅に軽減することは可能です。根本的な体質改善を行うことで、症状に悩まされない生活を送ることができます。

PMSの人がやってはいけないことは？

カフェインやアルコールの過剰摂取、塩分や糖分の多い食事、睡眠不足、過度なストレスは症状を悪化させるため避けるべきです。無理をしすぎることも禁物で、適切な休息を取ることが重要です。

PMSとPMDDの違いは何ですか？

PMSは身体的・精神的症状の総称で、PMDDはその中でも特に精神症状が重く日常生活に深刻な支障をきたすレベルの状態を指します。PMDDは精神科での診断が必要な、より重篤な状態です。

生理前の頭痛と普通の頭痛の見分け方は？

生理前の頭痛は月経周期と連動して現れ、月経開始とともに軽快するのが特徴です。また、他のPMS症状と同時に現れることが多く、普通の頭痛とは異なるパターンを示します。

食事で改善できるPMSの症状はありますか？

マグネシウムやカルシウムを多く含む食品、ビタミンB6を含む食品の摂取は症状改善に効果的です。逆に塩分や糖分、カフェインは症状を悪化させる可能性があるため控えめにすることが大切です。

運動はPMSの改善に効果がありますか？

適度な有酸素運動は血流改善やストレス軽減効果があり、PMS症状の緩和に有効です。ただし、過度な運動は逆効果になる場合もあるため注意が必要です。

月経前症候群（PMS）が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、月経前症候群（PMS）の根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、薬物に頼らず改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

精神的な症状や身体の不調のせいで、やりたいことを諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。