五十肩

五十肩とは

五十肩とは、正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれる疾患で、主に40代から60代の方に発症する肩の病気です。肩関節の周りにある筋肉、腱、靭帯などの組織に炎症が起こることで、強い痛みと肩の動きの制限が生じます。

特徴的な症状として、夜間の痛み、腕を上げる動作の困難、後ろに手を回せないなどがあり、日常生活に大きな支障をきたします。五十肩は決して珍しい疾患ではなく、日本人の約10人に1人が一生のうちに経験するとされています。

五十肩の正確な全国統計は限定的ですが、肩関節疾患全体では相当数の患者が存在すると推測されます。特に50代以上では多くの方に何らかの五十肩の症状があるとされており、高齢化社会の進行とともに患者数は増加傾向にあります。また、デスクワークの普及により若年層でも肩への負担が増加しており、将来的な発症リスクの高まりが懸念されています。

また、夜間の肩の痛みで睡眠が妨げられ、慢性的な睡眠不足から集中力の低下や疲労感の増加を招くこともあります。仕事のパフォーマンスにも影響し、生活の質が著しく低下してしまいます。

五十肩の原因

五十肩は難治性症状と言われているため、整骨院では頻繁にみる症状ではないかもしれませんが、当院には整形外科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、五十肩はひとつの原因で起こっているものではないということです。

五十肩の原因として次のようなものが挙げられます。

五十肩はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。肩関節周りの骨、軟骨、靭帯、腱などが年齢とともに老化し、柔軟性を失うことで炎症が起こりやすくなります。

特に長時間のデスクワークなどで肩関節をあまり動かさない生活が続くと、関節周囲の組織が硬くなり発症リスクが高まります。また、糖尿病患者の10～20％が五十肩を発症するというデータがあり、血糖コントロール不良により血行が悪化し腱組織が変性することも原因の一つです。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

五十肩でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

五十肩の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

一時的な症状緩和にとどまることが多く、根本的な改善には至らない場合があります。また、長期使用による副作用のリスクも考慮する必要があります。

理学療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院が必要となります。また、適切な指導なしに行うと症状が悪化する可能性があります。

注射療法

効果の持続期間が限定的で、繰り返し施術が必要になることがあります。また、注射部位の感染リスクも存在します。

運動療法

自己判断で無理な運動を行うと症状が悪化する危険性があり、専門家の指導が不可欠です。

五十肩を改善するために

五十肩の改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

五十肩は、単に肩の問題だけではなく、姿勢や生活習慣、全身のバランスなども関係しています。

当院では、肩だけでなく、首や体全体のバランスを整えることで、五十肩の根本的な改善を目指します。

また、日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。手術せずに改善を目指す方法を、一人ひとりの状態に合わせてご提案いたします。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

五十肩の改善には肩の症状だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくに五十肩の場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

五十肩のQ＆A

五十肩は自然に治りますか？

五十肩は一般的に1年程度で自然回復することが多いですが、適切な治療を行わないと症状が長期化したり、肩の動きが制限されたまま固まってしまう可能性があります。早期の適切な治療により、回復期間を短縮し、完全な機能回復を目指すことが重要です。

五十肩の人がやってはいけないことは？

急性期には無理に肩を動かしたり、強いマッサージを受けることは避けてください。また、痛みを我慢して日常動作を続けることも症状悪化の原因となります。適切な安静と段階的な運動が大切です。

四十肩と五十肩に違いはありますか？

四十肩と五十肩は発症年齢による呼び方の違いで、医学的には同じ「肩関節周囲炎」という疾患です。症状や治療法に本質的な違いはありません。

五十肩は両肩同時に発症することがありますか？

両肩同時の発症は稀で、通常は片側ずつ発症します。また、同じ肩に再発することもあまり多くありません。左右どちらの肩にも発症する可能性があります。

五十肩の痛みはどのくらい続きますか？

一般的には急性期、慢性期、回復期の3段階を経て改善しますが、個人差があり数年かかる場合もあります。適切な治療により症状の改善を早めることができます。

五十肩が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、五十肩の根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、手術せずに改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

痛みやしびれのせいで、やりたいことを諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。