事故後遺症

事故後遺症とは

事故後遺症とは、交通事故や労働災害などの事故によるケガが治癒した後も、痛みやしびれ、めまいなどの症状が継続している状態です。事故直後には自覚症状がなくても、数日から数週間、時には数ヶ月後に症状が現れることが特徴的です。

医学的には事故後6ヶ月以上症状が続く場合を後遺症と定義することが一般的とされています。厚生労働省の統計によると、交通事故による負傷者数は年間約40万人以上となっており、そのうち相当数の方が何らかの後遺症に悩まされています。

特にむちうち症を含む頸椎捻挫は交通事故外傷の約7割を占めます。そのうち約30％の方が6ヶ月以上症状が継続する後遺症に移行するという報告があり、労働災害を含めると事故後遺症で悩む方は全国で数十万人規模にのぼると推定されています。

最悪の場合、労働能力の著しい低下により職を失ったり、家族関係の悪化、社会復帰が困難になるなど、人生全体に大きな影響を与える可能性があります。また、症状が固定化してしまうと改善が非常に困難になってしまいます。

事故後遺症の原因

事故後遺症は呼吸器系や整形外科系の症状と言われているため、整骨院では頻繁にみる症状の一つです。当院には病院を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、事故後遺症はひとつの原因で起こっているものではないということです。

事故後遺症の原因として次のようなものが挙げられます。

事故後遺症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。交通事故や労働災害などの強い衝撃により、筋肉、靭帯、神経などの軟部組織が損傷を受けることで発症します。

特に頸椎の急激な動きによる頸椎周囲の組織への微細な損傷は、画像検査では確認できないことが多く、症状の原因特定を困難にしています。また、事故による骨格の歪みや筋肉の緊張により神経が圧迫され、手足のしびれや感覚異常を引き起こします。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

事故後遺症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

事故後遺症の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

長期使用により副作用のリスクがあり、根本的な改善にならないため薬物依存の可能性があります。また、胃腸障害や肝機能への影響も懸念されます。

物理療法

一時的な症状緩和にとどまることが多く、継続的な効果が期待できない場合があります。また、症状によっては悪化する可能性もあります。

リハビリテーション

保険適用期間に制限があり、十分な回復に至る前に治療が終了してしまうケースがあります。また、個人の状態に合わない運動により症状が悪化することもあります。

ブロック注射

効果が一時的で繰り返し施術が必要となり、注射部位の感染リスクもあります。また、神経損傷の可能性も否定できません。

画像検査

軟部組織の損傷や機能的な問題は画像では確認できず、原因が特定できないことがあります。検査結果が正常でも症状が残存するケースも多くあります。

事故後遺症を改善するために

事故後遺症の改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

事故後遺症は、単に損傷部位の問題だけではなく、姿勢や生活習慣、全身のバランスなども関係しています。

当院では、事故による影響だけでなく、首や肩、体全体のバランスを整えることで、事故後遺症の根本的な改善を目指します。

また、日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。薬に頼らずに改善を目指す方法を、一人ひとりの状態に合わせてご提案いたします。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

事故後遺症の改善には事故による影響だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくに事故後遺症の場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

事故後遺症のQ＆A

事故後遺症は自然に治りますか？

事故後遺症は適切な治療なしに自然治癒することは困難です。早期から根本原因にアプローチした治療を受けることで改善の可能性が高まります。放置すると症状が固定化してしまうリスクがあります。

事故後遺症の人がやってはいけないことは？

無理な運動や長時間の同一姿勢、過度なストレスは症状を悪化させる可能性があります。医師の指導に従い、無理をしない生活を心がけることが重要です。また、自己判断での治療中断は避けてください。

事故直後は何ともなかったのになぜ後から症状が出るのですか？

事故直後は興奮状態やアドレナリンの分泌により痛みを感じにくく、炎症や組織の損傷が進行することで数日後から症状が現れることがあります。これは事故後遺症の特徴的な現象です。

どのくらいの期間治療が必要ですか？

個人差がありますが、症状の改善には数ヶ月から1年程度の治療期間が必要な場合が多く、根本的なアプローチにより短縮が期待できます。当院では最短での改善を目指した治療計画を立てます。

後遺障害認定を受けるにはどうすればいいですか？

継続的な治療記録と医師の診断書が必要です。症状固定後に等級認定の申請を行い、日常生活への影響度により等級が決定されます。当院でも治療記録の作成に協力いたします。

仕事復帰はいつごろできますか？

症状の程度や職種により異なりますが、適切な治療により多くの方が3ヶ月から6ヶ月程度で職場復帰を果たされています。段階的な復帰プランも一緒に考えていきます。

完治することはできますか？

根本原因を特定し適切なアプローチを行うことで、多くの方が症状の大幅な改善や完治を実現されています。諦めずに治療を継続することが重要です。当院では完全改善を目指します。

事故後遺症が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、事故後遺症の根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、薬に頼らずに改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

痛みや不調のせいで、やりたいことを諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。