骨折後の後遺症

骨折後の後遺症とは

骨折後の後遺症とは、骨折の治療が終了し骨がくっついた後も患部やその周辺に残る様々な症状のことです。主に痛みやしびれ、関節の動きの制限、筋力低下、変形などが挙げられ、日常生活に支障をきたす状態を指します。

医師が「これ以上治療を続けても改善が見込めない」と判断した時点で残っている症状が後遺症とされますが、適切な対処により改善の可能性は十分にあります。転倒時に手をついたり、交通事故などの外傷により骨折が起こった後、骨の癒合は完了しても周辺組織の問題が残ることが多く見られます。

厚生労働省の国民生活基礎調査によると、筋骨格系の症状で悩む人は年々増加傾向にあり、特に高齢者において骨折の発生率は高くなっています。骨折患者の約30～40％に何らかの後遺症が残るとされており、年間約200万人が骨折を経験する中、推定60～80万人が骨折後の後遺症に悩んでいると考えられます。特に股関節骨折や脊椎圧迫骨折では後遺症の発生率が高く、要介護状態につながるケースも少なくありません。

また、慢性的な痛みは集中力の低下や疲労感の増加を招き、仕事のパフォーマンスにも影響します。さらに、外出への不安から活動範囲が狭くなり、社会参加の機会が減少することで生活の質が著しく低下してしまいます。

骨折後の後遺症の原因

骨折後の後遺症は難治性症状と言われているため、整骨院では頻繁にみる症状ではないかもしれませんが、当院には整形外科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、骨折後の後遺症はひとつの原因で起こっているものではないということです。

骨折後の後遺症の原因として次のようなものが挙げられます。

骨折後の後遺症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。関節面まで及ぶ骨折により関節表面に段差が生じることで関節の噛み合わせが悪くなったり、骨折や手術により皮神経が損傷を受けることがあります。

特にギプス固定や安静期間が長期にわたることで関節周囲の組織が硬くなり可動域制限が起こることも多く見られます。また、固定期間中の筋肉の使用制限により筋力低下や筋萎縮が生じ、関節の安定性が低下することも原因の一つです。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

骨折後の後遺症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

骨折後の後遺症の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

理学療法・リハビリテーション

継続的な通院が必要で時間と費用がかかります。また、適切な負荷調整ができないと症状が悪化する可能性があります。

薬物療法

長期服用による副作用のリスクがあり、根本的な改善にはつながりにくい場合があります。

注射療法

効果が一時的で繰り返し施術が必要になることが多く、感染リスクも伴います。

手術療法

侵襲的な治療であり手術リスクや術後の合併症の可能性があります。また、完全な機能回復は保証されません。

装具療法

装具への依存が生じやすく、根本的な筋力改善にはつながりにくい傾向があります。

骨折後の後遺症を改善するために

骨折後の後遺症の改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

骨折後の後遺症は、単に患部の問題だけではなく、姿勢や生活習慣、全身のバランスなども関係しています。

当院では、患部だけでなく、首や肩、体全体のバランスを整えることで、骨折後の後遺症の根本的な改善を目指します。

また、日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。手術せずに改善を目指す方法を、一人ひとりの状態に合わせてご提案いたします。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

骨折後の後遺症の改善には患部の症状だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくに骨折後の後遺症の場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

骨折後の後遺症のQ＆A

骨折後の後遺症は自然に治りますか？

骨折後の後遺症は適切な対処なしに自然治癒することは稀です。しかし、根本原因を特定し適切な施術を行うことで改善の可能性は十分にあります。

骨折後の後遺症の人がやってはいけないことは？

無理な運動や患部への過度な負荷は避けるべきです。また、痛みを我慢して活動を続けることは症状悪化の原因となるため注意が必要です。

なぜ骨折が治ったのに痛みが続くのですか？

骨折治癒後も周囲の軟部組織や神経の損傷、関節の機能異常などが残っているためです。これらの根本原因へのアプローチが重要になります。

どのくらいの期間で改善が期待できますか？

個人差はありますが、適切な施術により数週間から数ヶ月で改善を実感される方が多いです。継続的な治療が改善への鍵となります。

手術以外の治療法はありますか？

当院では手技療法による根本原因へのアプローチを行っており、多くの患者様が手術を回避して改善されています。保存的治療の選択肢は豊富にあります。

日常生活で気をつけることはありますか？

適度な運動、正しい姿勢の維持、患部への過度な負荷を避けることが重要です。具体的な生活指導も含めて総合的にサポートいたします。

骨折後の後遺症が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、骨折後の後遺症の根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、手術せずに改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

痛みやしびれのせいで、やりたいことを諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。