むちうち

むちうちとは

むちうちとは、交通事故やスポーツなどで首に急激な力が加わった際に、首がムチのようにしなることで起こる首の捻挫です。正式には「頸椎捻挫」や「外傷性頸部症候群」と呼ばれます。

骨折や明らかな外傷がなくても発症し、事故直後ではなく数日後に症状が現れることも珍しくありません。首の筋肉や靭帯、神経などが損傷することで、痛みやしびれ、頭痛などの様々な症状を引き起こします。

交通事故による負傷者のうち、むちうちを含む頸部損傷は非常に高い割合を占めています。警察庁の交通事故統計によると、年間約40万人が交通事故で負傷しており、そのうち軽傷者が約95％を占めています。むちうちは軽傷に分類されることが多く、交通事故負傷者の約7割がむちうちを経験するとされており、年間約28万人がむちうちに悩んでいると推定されます。

また、夜間の首の痛みで睡眠が妨げられ、慢性的な睡眠不足から集中力の低下や疲労感の増加を招くこともあります。仕事のパフォーマンスにも影響し、生活の質が著しく低下してしまいます。

むちうちの原因

むちうちは画像診断でも異常が見当たらず不定愁訴が強いため、なかなか改善しにくい症状の１つですが、当院には病院や整形外科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、むちうちはひとつの原因で起こっているものではないということです。

むちうちの原因として次のようなものが挙げられます。

むちうちはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。追突事故や正面衝突により、首に急激な前後の力が加わることで筋肉や靭帯が損傷することが最も多く見られます。

特に後方からの追突では、予期せぬ衝撃により首への負担が大きくなります。また、ラグビーやサッカー、柔道などのコンタクトスポーツでの衝突や転倒、階段からの転落や高所からの落下により首に衝撃が加わることでも発症します。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

むちうちでお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

むちうちの場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

痛み止めは一時的な症状緩和に留まり、根本的な改善には至りません。長期服用により胃腸障害などの副作用のリスクがあり、薬物依存の可能性もあります。

物理療法

機械的な治療のため個人差があり、効果を実感できない場合があります。また、症状によっては悪化する可能性もあり、根本的な原因へのアプローチが不十分です。

装具療法

長期間の固定により筋力低下や関節の可動域制限を招く可能性があり、かえって回復を遅らせることがあります。また、日常生活に大きな制限がかかります。

むちうちを改善するために

むちうちの改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

むちうちは、単に首の問題だけではなく、姿勢や生活習慣、全身のバランスなども関係しています。頸椎関節の可動域低下と筋肉の緊張が強い場合、上半身の施術に重点を置きます。

当院では、首だけでなく、肩や背骨、体全体のバランスを整えることで、むちうちの根本的な改善を目指します。

また、日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。首周辺の電気治療やマッサージでは筋肉に対するアプローチになるため一時的な効果しかなく、症状の根本改善が困難です。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

むちうちの改善には首の症状だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくにむちうちの場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

むちうちのQ＆A

むちうちは自然に治りますか？

軽度のむちうちは自然治癒することもありますが、適切な治療を受けることで回復期間を短縮し、慢性化を防ぐことができます。放置すると症状が長引く可能性があります。

むちうちの人がやってはいけないことは？

急激な首の動きや重い物を持つこと、長時間の同じ姿勢は避けましょう。また、自己判断での激しい運動やマッサージは症状を悪化させる可能性があります。

事故から時間が経ってから症状が出るのはなぜですか？

事故直後は興奮状態で痛みを感じにくく、炎症や筋肉の緊張が徐々に現れるため、数日後に症状が出現することは珍しくありません。これは医学的に説明される現象です。

レントゲンで異常がないのに痛みが続くのはなぜですか？

レントゲンでは骨の異常しか分からず、筋肉や靭帯、神経の損傷は写りません。むちうちは主に軟部組織の損傷のため、画像検査で異常が見つからないことが多いです。

むちうちの治療期間はどのくらいかかりますか？

症状の程度により個人差がありますが、一般的に3～6ヶ月程度です。早期の適切な治療により回復期間を短縮できる可能性があります。

整形外科と整骨院、どちらに通うべきですか？

診断や薬の処方は整形外科で行い、手技療法による根本改善は整骨院が得意です。症状に応じて併用することで、より効果的な治療が期待できます。

むちうちが改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、むちうちの根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、手術せずに改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

痛みやしびれのせいで、やりたいことを諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。