パニック障害

パニック障害とは

パニック障害とは、突然何の前触れもなく激しい恐怖感とともに動悸、息苦しさ、めまいなどの身体症状が現れる精神的な疾患です。発作は通常数分から数十分で治まりますが、「また起こるのではないか」という予期不安により日常生活に大きな支障をきたします。

身体的な検査では異常が見つからないことが多く、脳内の神経伝達物質のバランスの乱れが主な原因と考えられています。特に70歳以上では多くの方に何らかの精神的な不調があるとされており、高齢化社会の進行とともに患者数は増加傾向にあります。

日本では150人に1人が生涯のうちにパニック障害を経験するとされています。これは世界精神保健調査における日本の精神障害有病率調査の結果で、決して珍しい病気ではありません。軽度のものを含めると、実際にはより多くの方がこの症状に困っている可能性があります。

また、夜間の突然の発作で睡眠が妨げられ、慢性的な睡眠不足から集中力の低下や疲労感の増加を招くこともあります。仕事のパフォーマンスにも影響し、生活の質が著しく低下してしまいます。

パニック障害の原因

パニック障害は難治性症状と言われているため、整骨院では頻繁にみる症状ではないかもしれませんが、当院には心療内科を受診されてから来院される方が数多くいらっしゃいます。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、パニック障害はひとつの原因で起こっているものではないということです。

パニック障害の原因として次のようなものが挙げられます。

パニック障害はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。セロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質の働きに異常が生じることで、不安や恐怖の調節機能が正常に働かなくなります。

特に扁桃体、前頭前皮質、青斑核という3つの脳領域の構造的変化や機能異常が発作の引き金となると考えられています。また、過労や人間関係のトラブル、環境の変化などの継続的なストレスがストレスホルモンの過剰分泌を引き起こします。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。

パニック障害でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

パニック障害の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

抗不安薬の処方

即効性はありますが依存性があり、急に服用を中止すると離脱症状や症状の悪化が起こる可能性があります。根本的な解決にはならず、継続的な服用が必要です。

抗うつ薬の処方

効果が現れるまで数週間かかり、吐き気、眠気、体重増加などの副作用が生じることがあります。また、薬を中止すると再発リスクが高くなります。

認知行動療法

効果的ですが時間がかかり、専門の治療者が必要で費用も高額になりがちです。患者さん自身の積極的な取り組みが不可欠で、途中で挫折する場合もあります。

パニック障害を改善するために

パニック障害の改善には、症状の原因を正確に特定することが何よりも重要です。当院では、徹底した検査によって一人ひとりの症状の原因を明らかにします。

パニック障害は、単に心の問題だけではなく、姿勢や生活習慣、全身のバランスなども関係しています。

当院では、自律神経だけでなく、首や肩、体全体のバランスを整えることで、パニック障害の根本的な改善を目指します。

また、日常生活での注意点やセルフケアの方法もお伝えし、再発防止にも力を入れています。薬に頼らずに改善を目指す方法を、一人ひとりの状態に合わせてご提案いたします。

当院の特徴

当院では、臨床歴25年を超える国家資格を持つ院長が、問診から施術まで責任をもって全てを担当します。

二名以上の施術者がいる場合、施術者によって経験に差があったり、検査結果が共有されていなかったりする可能性がありますが、当院ではそのような心配はありません。

パニック障害の改善には心の症状だけでなく、身体全体の状態を把握することが最も重要です。とくにパニック障害の場合はいままでと同じ治療法、習慣、アプローチでは根本解決につながりません。

最短で改善に導くために、検査はとても重要です。検査もせず、いきなり施術を始める治療院もありますが、症状の原因を特定できていなければ、何度も何度も同じ症状を繰り返すことになります。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。骨格の専門家である私にお任せください。

パニック障害のQ＆A

パニック障害は自然に治りますか？

残念ながら自然治癒は期待できません。放置すると症状が慢性化し、日常生活への影響が拡大します。適切な治療により改善が期待できるため、早期の対処が重要です。

パニック障害の人がやってはいけないことは？

カフェインの過剰摂取、アルコールの多量摂取、睡眠不足、過度なストレスを避けることが大切です。また発作を恐れて完全に活動を制限すると悪循環に陥ります。

薬を飲まずに改善する方法はありますか？

当院では身体の歪みやストレスの原因となる筋肉の緊張を整体で改善し、自律神経のバランスを整えることで症状改善を図っています。薬に頼らない根本治療が可能です。

発作が起きた時の対処法を教えてください

まず安全な場所で楽な姿勢を取り、深呼吸を心がけてください。発作は必ず治まることを思い出し、「大丈夫」と自分に言い聞かせることが大切です。

パニック障害と心臓病の見分け方は？

パニック発作は突然始まり短時間で治まりますが、心臓病による症状は運動時に悪化し持続的です。ただし自己判断は危険なので、まず医療機関での検査を受けてください。

完治までにどのくらいの期間がかかりますか？

個人差がありますが、適切な治療を継続すれば3ヶ月から1年程度で大幅な改善が期待できます。根本的な体質改善には時間をかけて取り組むことが大切です。

パニック障害が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、パニック障害の根本原因を追究し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。25年以上の臨床経験と10万人以上の施術実績を活かし、薬に頼らずに改善を目指す方法をご提案いたします。

原因がわかり改善方法がわかれば、抱えている不調も怖いものではありません。ずっと諦めていたことができるようになると、きっと人生はもっと楽しくなります。

発作やしびれのせいで、やりたいことを諦めてしまう前に、一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。